鎌倉御成の「おえかき氷」に見た、ローカルイベントの抑えるべきツボ
昨日、鎌倉御成通りのぼんぼり祭り。
台風一過によるあまりの暑さ、そして我が家は長男のピアノの発表会があり、完全に出遅れ。夕涼みに少し見に行こうかなと思っていたところ、Facebookでこの投稿が。
これ知ってる!ポスター貼ってあった。これ↓
その時は「ふーん」ぐらいだったのだけど、なんとなくこのFacebookポストに熱量を感じて夫を誘う。
「面白そうじゃん」
だよね!
そもそもカヤックがやってたんだね(わたしカヤック子会社の代表やっています。が、知らなかったw)。
と、夕方18時夕飯前の腹ごしらえに長男次男、夫とともに行ってきまして。
シンプルだけど、いや、身内びいき抜きにこれいい企画じゃない!と思いました。手前味噌のようですが、この「おえかき氷」、ローカルイベントのツボ的なもの、しっかり抑えている気がします。
というわけで、そのツボまとめてみました。
その1 老若男女 問わないわかりやすさ
おえかき氷=かき氷 + お絵かき
つまり、かき氷をみんなでトッピングしてみよう、(ネーミングありきの)極めてシンプルな企画です。こういうこと↓(公式ポスターより)
かき氷なら、誰でも食べれるよね。1歳も80歳も。そしてスイカ乗せるなら1歳でもできる容易さ。誰でも参加できる。これは、ローカルイベントには大事なことですよね
その2 アイキャッチでとりこ❤️
そうそう昨日の朝会った、ママ友が「暑いんだけどさ、御成通りにかき氷だけはやりに行こうと思って」って言ってました。
かき氷でシロクマつくれるとか、それだけで、楽しい!行きたい!と思わせる、広告的な要素があります。面白そう、と参加したいキャッチャーさ、これも大事だと思うのです。
その3 巻き込み型 お客さまからつくり手に
よく言われていることですが。やはり、一緒につくる側にたつこと。これこそローカルイベントの醍醐味です。大きくないコミュニティだからこその。
とはいえ、誰しもがイベント主催にはまわるのはむずかしい。そんな中で、作られたものを享受するだけじゃなく、ほんのすこしでも、つくる側、商品に参加する余白があると楽しいし、それがコミュニケーション、つながりのきっかけをうむと思うのです。だからローカルイベントにこの要素をわたしは必要だと思います。
その4 安い
かき氷って、氷、トッピング、これ絶対原価安いよな、うまいな。と思ったわけです。
が、この「やすさ」はとても大事。誰でも参加しやすいし、その手頃感。生活に馴染む感。原価は安くアイデアをつけて、できるだけ安く提供する。これは鉄則な気がします。
その5 熱量(主催者が楽しんでいること)
上のポスト見たときに、これ楽しそう!そう思ったのは紛れもなく、このポストに、ワクワクと熱量を感じたからです。
この人たち楽しんでやっていそう、って。
行ってみればお揃いのエプロン。
チェキで来訪者の写真をとってプレゼント。
斜め向かいのコーヒー屋さんの割引チケット(巻き込んでる)。
カヤックの新卒ということは日頃、パソコンに向かうエンジニアやデザイナーが主なわけで。そんな彼らが接客をして、店をまわして。
つい応援したくなる、熱量が直に伝わる。それもローカルイベントならではだなと思います。
以上。
なお、運営者によると、1日の開催で200名来場、140個ぐらいのおえかき氷がつくられたとのこと。来年も楽しみにしています。
※写真の一部は主催者から拝借(許諾いたたきました)
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