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鎌倉と八ヶ岳、ポートランド。リモート編集で「みんなでつくる移住白書」ができました。

久々に最近「佳境感」。なぜならここのところずーっとこれをつくっていたから。

release白書_cover

本日初お披露目。「みんなでつくる移住白書」。80ページほどの書籍で、今日から予約を開始した。

https://smout.jp/event/hakusho2020

1万人ぐらいにアンケートをとり2020年の移住希望者を対象とした意識調査を行い、かつ実際に地域に移住をした人にインタビュー調査をおこなって、それをまとめた1冊だ。

なぜ今、移住白書を刊行しようと思ったか?

つくろうとアンケートを取り始めたのは、昨年の11〜12月だ。集計にちょっと時間をかけている間にコロナ感染症の感染拡大が起こった。それでも出そうと思った理由は、本書の中にも書いたが、この統計調査はもう行えない。コロナ以前の意識をもう明らかにすることはできない。

コロナ禍により人々の住む場所、地域移住への意識が変容することは確かである以上、そのスタート地点として本書を公開することに意義があると考えた。

そしてコロナ禍によってもたらされたのは、完全にリモートによる編集になったということだった。

鎌倉、八ヶ岳、ポートランドを繋ぐリモート編集でつくった

元々、編集の増村江利子さんはもう数年前に長野・八ヶ岳に移住をしていたし、わたしはポートランドにいるし、今回アートディレクションを担当した小倉あゆみさんは鎌倉にいる。カヤックLivingのメンバーは鎌倉を中心にWFHだ。その時点でコロナがあってもなくても、リモート編集だったという事実もある。

が、3月と6月に帰国を予定していたこともあり、最後の大詰めの編集や校正作業は鎌倉に集合し、顔を合わせて1、2回合宿のようにやればつくれるだろうと高を括っていた。ところがだ。コロナで帰国はできなくなった。もちろん八ヶ岳と鎌倉間も行き来できない。鎌倉のメンバーもみんなリモートになった。

すべてオンラインでドキュメントを共有して同時編集をして、ZoomやMeetで会議をして、どうにか販売予約まで漕ぎ着けたわけだ。校正作業しかり、デザイン確認しかり、リアルで集まれた方が効率は良さそうだと何度となく思ったが、これも新しいビジネスの可能性への挑戦だろう、と続けた。

かろうじて色校正や紙選びの段階では、緊急事態宣言が解除をされたため、鎌倉に届いた校正を数名で確認をしてもらうことが可能になったのは、幸いだった。

わたしが完成品を手に持つ日はいったい、いつ?と、ふと考えたりはする(方法はあるだろうが、主流の国際郵便のEMSが止まっている)。打ち上げもこの分だとオンラインだろう(笑)。

そんな、ほぼリモート編集でつくった「みんなでつくる移住白書」。興味のある方はぜひ覗いてみてください(発送はもう少し集えるようになる7月初旬予定)。




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