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NPOや市民活動団体の広報コミュニティを作りたい!

<目次>
~団体の広報担当になって4年目の迷子
~「良い活動をしていれば大丈夫」ではない現実
~お金がなくてもできる団体広報
~企業広報の手法から学べそう…でも
~団体の広報について語れる場がほしい!
~松戸市内?全国?仲間はきっといるよね!

~チームの広報担当になって4年目の迷子
私の経緯をさらっと…

私がひとりでの孤独なランニングのモチベーション維持に悩んで、打開策としてパトラン松戸チームに入会したのは2017年11月。ランニングしながらパトロールを行う防犯ボランティアチームの非公開掲示板には、市内の見守り情報があふれていた。それを「安心情報」だと位置付けた私は、即座に幹部さんに直訴した。

「SNSでチームの活動を発信したい!松戸がこんなに見守られていることを、もっと知ってもらって安心してもらいたい!」

それから4年。当時外向きには何も行っていなかったチームの広報活動は、

Twitter(日々の活動報告)⇒@patran0505
note(週報、特集記事)⇒パトラン松戸チーム/patran0505
Facebook(Twitterと連動)⇒パトラン松戸チーム
Instagram(美化活動の報告中心)⇒patorun0505
公式LINE(週報とその他お知らせ)⇒Patorun.Matsudo/@eyc3908f

とツールを増やしてきた。昨年からは広報もチーム化している。SNS経由での参加者も反応も増えてきた実感はほんとうに嬉しいしやりがいがある。(ちょっと古くなったけど詳しい経緯はこちら⇒やってきたことの振り返り:市民活動団体の広報(みたいなこと))

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活動倦怠期をつなぐ広報への情熱

そうはいっても情熱は冷める時がある。正直に言うと、ここ一年の私はランニングはさぼりまくり。仕事に気が取られているという言い訳はやはり虚しい。熱が冷めたと正直に言おう。そんな時期もあるよ~また走るよ~と私は思っている。

走ることへの情熱が冷め気味な今だけど、チームの広報についてはいつも「何かできることないかな?」と考えている。でも…迷子。

もっとできることあるはず、もっとワクワクしたい

私はただ「知ってほしい」という思いだけでチームの広報を始めた。企業での広報の経験は皆無。そもそも「SNSで情報発信」が「広報活動」だなんてことすら知らなかったくらい。

広報の基本についても手法についても知識不足な私の、ここ一年の手詰まり感は激しい。何かできるはず、もっとできるはず、でもそれが何なのか?がわからない…もっとあれこれワクワクしたいんだけどなあ…

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~「良い活動をしていれば大丈夫」ではない現実
ほとりび茶話会での気づき

団体広報から始まって、広報そのものに興味のアンテナが伸びているので、本やサイトの記事などで勉強中。しばらく前に企業の広報を多方面から支援している「合同会社ほとりび」の茶話会に参加したことがある。

広報に関わるひとが集まるので、広報の話で盛り上がる。京都から参加した方が「京都の老舗は広報に対する軽視が目立つ。良いものを作っていれば売れると考えている感じ」とおっしゃっていて、「ああ…」と思った。

NPOや市民活動団体にもよくある感覚かも。「良い活動をしていれば大丈夫」「良い活動ならそのうち知ってもらえる」…残念ながらそうではない。

「良い活動」は知ってもらい、評価してもらってこそ

「良い活動を続けていれば、そのうち広まって参加者も支援者も増えるよ」と考えがちなのだけれど、広まる前に手詰まりになるケースが多い。「悪事は千里を走るけれど、良いことはホンっと広まらないから!」と子ども食堂の主宰の方がぼやいていた。

「良い活動」が「良い」と知られるには、先に知ってもらわなければならない。知ってもらって「良い」と評価されたから、その活動は「良い活動」として広がっていく。くやしいけれど。

さらにいうと、NPOや市民活動団体は、何らかの社会課題の解決を担っていることが多い。活動に助けられているひとたちがいる。支援を継続するためには団体の活動の継続が必要。そのためには広報の力が要る。

活動の継続は広報の先にある。

知るほどにもっと知ってもらいたい活動がいっぱい

私も「Teen's遊びと遊びと語りの場まつど*あそびラボ」とか「千葉松戸【不登校×不登校つながる派遣プロジェクト(仮)】」なんて主宰していて、ありがたいことに知り合いがどんどん増えていく。

特に何らかの活動をしている方と知り合うことが多いので、知るたびに「わあ!なんて素敵な活動!」と感動することが多い。知れば知るほどに「知ってもらいたい活動・団体」は増えていく。でも知らないひとがいっぱい。

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~お金がなくてもできる団体広報
最初に思いついたことは広報支援の記事作成

団体の広報について語れる場、広報コミュニティを思いつく前に浮かんだアイデアがあって、

ライターを本業としている私が団体を取材して、団体の広報に自由に使える記事を書いて、執筆料をいただく(私も仕事ほしい!!)

というものだった。取材時間、執筆準備時間の時給、手間賃など除外して、記事代だけと計算しても4000円から5000円はほしい(すみません!がめつくて)…でも、どの団体がこんなどこの馬の骨かもわからないライターにこんな金額払うんだ??

みんなぎりぎりで回してる

自分で団体を動かしてみてわかるけれど、どの団体も人手、時間、お金…ぎりっぎりで回している。効果のわからない広報記事なんかにまとまったお金は払う気になれないだろう。そして、払いたくなるほどの実力が私にあるわけでもない…

無料ツール活用術を共有、ブラッシュアップしたい

でも待てよ?私は一切のお金をかけずにパトラン松戸チームの広報をしてきた。Twitter、facebook、note、どれも無料ツール。効果のわからない記事にお金を出すよりも、無料ツールの活用術を共有し合って、自力で手探りで広報のステップを上がれればいいのではない?

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~企業広報の手法から学べそう…でも
企業広報のオンラインコミュニティに参加してみた

先に書いたようにチームの広報として手詰まり感激しいので、広報の具体的な手法や仕事、仕事の仕方を知りたくて、昨年いろんな広報担当の方々が集まるSlackコミュニティを見つけて参加してみた。

入ってみて、あちこち覗いてみて、いろいろな言葉を知り、いろんな活動を知り、企業を知ることができて、「入って良かった!」と思えた。でも、気づいた。悪く言えば片手間広報の私には、皆さんのように分報に毎日書き込める活動はない…

ボランタリーな集まりの強み?弱み?

企業広報と団体広報の違い、もっと言えばビジネスとしての企業とボランタリーな組織の違いは、「お金がモチベーションになるか?ならないか?」「報酬がお金か?お金以外か?」という点。

だから、「やる気・熱意」に作業量が左右され、質が左右される。そして、これが悪いとは一概に言えない点。このあたりは、サポセン(まつど市民活動サポートセンター)で参加した年末年始の連続講座で、CRファクトリーというコミュニティ支援をしているNPOの方が講師をしてくださって、とても分かりやすかった。

企業広報と団体広報をつなげられるといいな

モチベーションが違うと手法が変わってくる。企業広報の手法をそのまま団体広報に持ち込むのは難しいらしい、とわかってきた。ちょっと変える必要があるらしい。でもどこを?どんな風に?がわからない。(そもそもどんな手法が使われているのか?もあやふやなのだけど)

ブランディングの意識は団体の方が持ちやすいかも?と考えてみたけれど、それを確かめる相手がいない。話し合える相手がいない。「企業広報に通じているひと」と「団体広報の話」がしてみたいとずっと考えている。

企業広報と団体広報の間を埋めていけたらいいな。

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~団体の広報について語れる場がほしい!
「知ってほしい」と思ったひとがやるのが一番

NPOや市民活動団体はボランタリーな組織。報酬はお金でないことがほとんど。お金はモチベーションにつながらない。だから、自分たちの活動を「もっと知ってもらいたい!」と強く思えたひとが、広報を担うのがいいと思う。

「はじめの一歩」を一緒に考える

そう思えたひとが、広報について知らないことは多いと思う。どうやったら知ってもらえるの?どこから始めたらいいの?団体に合ったツールは?…そんなことを「こうしたらどう?」「うちはこうやったよ?似てるんじゃない?」と話し合える場があるといいと思う。

「もっとできること」と「助けて!」を支え合う

「はじめの一歩」も悩むけれど、しばらく続けてきて「次の一手」にも悩むもの。まさに今の私。「もっとできることがあるはずなのにわからない…助けて!」誰か助けてください!

~松戸市内?全国?仲間はきっといるよね!

今はオンラインでどこでもつながれる。私が作りたいコミュニティが、松戸市内でオフライン交えながらつながるものでもいいし、それこそ全国をつないでも(そんなことできるのか?)面白いと思っている。

自分たちの活動をもっと知ってもらいたい、知ってもらう必要を感じている団体は多いはず。そして、どうやればいいの?も多いはず。私みたいに煮詰まっている担当者も多いはず。

つながって語り合って共有して助け合いたい。そして、社会の誰かを笑顔にしているその活動がずっとずっと続きますように!

作りたい!!読んでくださったあなたはどうですか??

<追記:2022/07/23>
その後、こんなコミュニティを立ち上げています。よかったらご参加くださると嬉しいです。また、お近くの活動なさっている方へお知らせくださると、必要な方へ届くかもしれません。


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