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2023年総括:中華BLにハマってから体の調子がいい

勇気出して久しぶりにTwitter(現X)にログインしてみたら知り合いが何人か消えてて「世界が変わり果ててる…」ぶわっ(涙)ってなった中年が通りますよー!
繋がってるつもりでいたけど、もしかしたらそうじゃなかった系……?
はわわ〜、そう思うと悲しくなっちゃうので、中華BLを読んで心を整えたいっ。

中国といえば漢方のお国だし、中華BLも体にいいと思うんです!読む者の知的好奇心を高めて心の体温を上げてくれる気がするんだ!

というわけで、2023年の総括の意味を込めて、中華なアレコレをまとめました!


リアタイしてる中華BL


『病案本』

分冊版1と2は0円で購入できるので、お試し読みにもいいと思います!

攻めは世界に4件しか症例のない珍しい病気を患っていて、受けは愛の存在を信じてない堅物バツイチ。ちなみに両者共にゲイではない。ここから愛は生まれるのだろうか…というスタート。だけど、攻めと受けが出会うシーンはすんごく運命的なんですよ!分冊版3を読んで確かめてみていただきたい!!

分冊版の巻末に、作者さんによる「小劇場」が展開されてるんですが、これ、単行本になっても収録していただけるのかな…? 分冊版購読者としては分冊版だけの特典にしていただけたら嬉しいんですけど。なにはともあれ、書籍化待ってます!


『不覚にも敵を救ってしまった』

魔教主・柳江鶴×医師・陸九のブロマンス(?)。BLになるのかは不明です。医師の青年は幼少時の記憶を失っています。この作者さんは空間とかアクションを描くのが上手い。漫画自体も読みやすいので画面構成めちゃくちゃ練ってるんだろうと思います。リンクはシーモアですが、私はめちゃコミで読んでます。

『銅銭龕世』

前にもこの作品についてはnoteに書きました。謎の坊主×龍(人外)のBLです。背骨を奪われ力を失った龍が、元の力を取り戻すため、謎の坊主と旅をしつつ様々な謎解きをしていく…というストーリー。タイトルの『龕』という漢字を調べてみたら、「箱に入った龍」を意味するのだそうです。
作中、「〇〇局」っていうワードがちょくちょく出てくるんですが、何かの組織名だと思ってました。本当は、風水の陣名?概念?らしくて、「局」は水の流れを指すっぽいです(あやふやでsorry)。教えてドクターコパ!


中華つながりで買った本


古代中国、秦の始皇帝の時代。19歳で書記官となった地方役人「喜さん」の生涯を、資料をもとにたどっていく本です。お値段張りますが意外と読みやすい!
現代と違ってこの時代の人は、占いにかけるモチベーションが違いますね〜。
『キングダム』ファンの人は絶対面白く読めると思うし、古代中国的なところを舞台にして小説書きたい人の資料本にも良きと思います。地味に見えるけどけっこう本気でおすすめしたい一冊です。

『薬屋のひとりごと』を見て、「うわ、後宮!」と興味が湧いたので買いました。論文集って感じの本です。初っ端から「嬰児殺し」の話が載っていたりして、「うわ、後宮(怖)!」ってなります。日本の後宮として、大奥に関する論文も掲載されてます。琉球やベトナムについての研究も収録されています。


古代中国を舞台にした漫画。ギャグとシリアスのバランスがやばいです。なお、巻末には本格的な参考文献がずらりと並んでます。ガチの研究者みたい。
中国で「鬼」というと「死者の霊」のことですが、この作品では「鬼」の字に「れい」とルビを振ったり、「幽鬼」と書いたりしていて、わかりやすく工夫されてます。現代的なデフォルメセンスもいい。
1〜4巻までが阿紫編、5〜7巻までが神異道術場外乱闘編、8〜10巻までが捜神怪談編。私は冥府の使者、渾ちゃんが大好きです。(2巻の表紙にいるよ!)

作者さんのpixivはこちら〜▲


2013年に刊行された本です。創作される方々にはわりと有名な本じゃないかと。中国の神話や魑魅魍魎の世界を知りたくなったので購入しました。実は山海経の本も持ってるんですが、古典はとっつきにくいから(以下略)
中華ファンタジーのおともに、持ってるといい本だなと思いました。


中国の茶文化に魅せられて買いました。古い本だけどKindle化されてます。
ティーロード、雲南や四川からチベットまでお茶を運ぶ道があるのですね。キャラバンが半年近くの時間をかけて行き来する道です。写真が多くて、異国への浪漫がかきたてられます。キャラバン舞台の小説が書きたくなりますよ!


中華な知を得られるところ

中華なアレコレを調べるうち、日参するようになったサイト。他にもおすすめサイト見つけたら随時更新する予定です💪

うさぎの中国語さん。中華ドラマや中国映画の情報を、中国語の知識を交えながら教えてくださるYouTuberさん。めっちゃ見てます。めっちゃ見てるし、なんならサロンとやらにも参加してみたくなってます。中華コンテンツ好きには推して参りたい。

五世紀に成立した中国の逸話集『世説新語』。古典や古文って、すぐ挫けてしまうのですが、ヘツポツ斎さんのこの連載は、噛み砕くどころか、スムージーみたいに柔らかくしてくれます!古代中国の価値観を知るのに役立ちそう。超巨大長編なので、思い出した時にぽちぽちと読みに行ってます。

神保町にある東方書店さんの読み物サイト。
『アジアを茶旅して』
という連載が楽しみで楽しみで、ちょいちょい覗いてます。中華の知的な事柄に触れたい時にアクセスしてます。

ちなみに東方書店さん、来年2024年1月14日まで年末年始セール中です。


中国茶の話

中華BLきっかけで中国茶にもズブっと沼ったのですが、12月に中国茶のイベントが東京で開かれていて、それに参加してきました。試飲用の茶杯を持参してね、っていうエコなイベントです。

学者風のおじさまが美しい所作でお茶を淹れていて、私もあんなふうになりてえな〜と思いました。古い樹を二代、三代と継いでいきながら、茶葉をつくってるんですね。とんでもなく深い世界なんだなってようやく気づいたぞ(汗)。来年の開催も決まっています。絶対行こっ。

沖縄のお店、茶樓雨香さんの品揃えが鳳凰単叢に特化していて凄かった。鳳凰単叢って香りのパターンが十個もあるそうなんです。ふええ、覚えらんないよ〜

以上、今年の総括とさせていただきます。
宵待ブックスのnote、お読みいただきありがとうございました。
来年も、中国茶を飲みながら中華BL読んで生きますっ!!

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