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【愛着障害・AC】三年寝太郎はうつ病?

「うつ病で休職中のうちの夫は毎日寝てばかりいます。大丈夫でしょうか?」

「脳が休息したがっているから寝かせておきましょう。がっかりさせることを言いますが、回復するまで三年はかかります。五年とか、かかることもあります」

このやり取り、最近You Tubeで見たのですが、メンタル疾患の人の質問に精神科医が答えていました。

三年かかる…

この話を聞いて、ふと昔ばなしの「三年寝太郎」を思い出しました。そして寝太郎はもしかして、うつ病だったのかも、とも思いました。

「三年寝太郎」は、河合隼雄さんの著書のどこかで、怠けと創造、というテーマで取り上げていたのを読んだ覚えがあります。

三年間ねむり続けた男が、干ばつがつづく村に近くの川から水を引いて英雄になる、という話ですが、じつは寝太郎はごろごろ寝ている間に、村を救う方法を考えていました。

大仕事をする前には何もする気が起きなくなることがあって、その期間を創造的退行と河合隼雄さんは呼んでいました。

寝ている間はさなぎの期間で、やがて蝶として羽ばたく前の準備が内部でしずかにすすんでいるのです。

寝太郎がよく眠っていたのは、うつ病の仮眠症状だったのかもしれません。

うつ病から回復するとその後の生き方は大きく変わるでしょうから、うつ病のあいだはよく寝るのは必然みたいです。


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