【回復】毒親が謝らない理由と人生の謎解き
毒親はなんであんな酷いことをするんだろう?
毒親はなんで謝らないんだろう?
そう思いますよね。
毒親には、厳しい親から虐待などの残虐なことをする親までいますが、彼らがそうした言動を何故するのか?を毒親サイドから語ってみたいと思います。
まず、毒親がなぜ嫌なことをするのか?について。
毒親に限らず、世の中には嫌なことを言ったり、嫌な態度で接してくる人がいますよね。
ようするに攻撃的な人です。
彼らは攻撃対象が発する何かに怒りを感じるから絡んでくるのです。
毒親も攻撃するときは、子供が発する何かに怒りを押さえきれずに爆発させます。
何に怒りを感じるのでしょうか?
それは子供らしい無邪気さや自然さ、純粋さ、将来自分よりも幸せになりそうな可能性のある子供に、嫉妬や陰湿な感情を抱くことを止められないのです。
毒親はそれほどの苦しみを抱えていたのです。
子供は親が自分のことをそんな目で見ているとは思いません。
親に愛されないのは自分が悪い子だからだ、と自分を責めるようになります。
毒親自身も子供時代にその親から押さえ込まれて我慢させれ、自由を奪われてきたから、我が子が素直な子供らしい甘えを表現をしたとき、許せません。
子供に理不尽な怒りを向けるのは、毒親の傷ついたインナーチャイルドが痛みを感じないようにする防衛反応なのです。
無意識だから、毒親自身も止めることが出来ないのです。
以上が毒親が攻撃してくる理由です。
次に、毒親はなぜ謝らないか?についてです。
それは、毒親は虐待していても虐待しているとは思っていないからです。
毒親自身も、その親から虐待された過去があっても虐待された自覚がなく、我が子に虐待していても虐待していると思っていないこともあります。
虐待まがいのことをしていても、躾けだと思っています。
驚きでしょう?
間違ったことをしている、とは思ってなくて、
子供のためを思って正しい事をしている、と主張する毒親もいます。
カウンセラーに「それ、虐待ですよ」と指摘されたら、このカウンセラーは何も分かっていない、と来なくなることがあります。
毒親が子供を虐待してしまうのは、過去の心の傷に触れないようにするための無意識の防衛反応です。
「頬をばら色に染めて未来を夢見ているこの子に、この世に幸せなんか無いことを思い知らせてやりたい」
毒親は人の幸せを見るのが苦痛なんです。
毒親の子育ては苦しみでしかありません。
子供を虐めることで自分の傷を癒やしている、とも言えます。
子供の将来を潰して、自己満足の道具にしています。
毒親は子供の幸せを見たくないし、子供に喜びを与えたくないのです。
それほど毒親の苦しみは深いのです。
毒親に限らず、こころに傷がある人は他人の痛みや苦しみに対して無慈悲です。
無慈悲だし、残酷にもなれます。
これぐらいで甘えるんじゃない、私はあなたより苦しいんだ。
そう言いたいかのようです。
人を絶対に認めませんし、人を道具のように扱います。
非情になれるのは、その親から非常に厳しい扱いを受けて、人の情けを教わっていないこともあると思います。
私は幼少期から大人になるまで、母親から精神的な虐待を受けていましたが、極め付きは大学一年の夏休みに帰省していたときの母からかけられた残酷な言葉です。
「おまえは大事な子供として育てていない」
その時の記憶は失われて、二十年後にセラピー中に蘇ってきました。
実家を出て自由を得た私に、そうはさせじと母がとどめを刺しに来たのだと思います。
自分の苦痛を癒やすために残虐なことをした母は、私の痛みはどうでもいいのです。
狂っているように思われますが、私はもっと苦しいんだ、と母は言いたかったのかもしれません。
過酷な環境を生き抜いた人は、人の痛みや苦しみに対して涙一つ流さない無慈悲さがあります。
私が聞いたことのある話です。
電車に飛び込んで車椅子になった我が息子に「自分で車椅子を押していけ」と言い放った母親がいました。
「私は乳児院で育って、もの心ついた時から一人だ」と言いました。
そのお母さんは、人に憐れみを与えてはならない、息子であっても情けをかけない、と決めているかのようです。
我が子になぜ、こんな酷いことができるのしょうか?
どれほど残酷になれるかは、その人の背負っている苦しみの深さに比例しているのだろうと推察します。
愛を知らない人は、この世に地獄を創り出すんですね。
私はこの世に天国を創り出す人になりたいです。
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