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『サンシーロの陰で』@ヨコハマ・フットボール映画祭 2022 🎦⚽

2022年6月4日、5日に開催されるヨコハマ・フットボール映画祭2022 上映作品『サンシーロの陰で』を試写で観ての感想です。

第94回 アカデミー国際長編映画賞、スウェーデン代表作品。 16歳のベングソンは若きスター候補生として、インテル・ミラノと契約する。プロサッカー選手になる夢の為、故郷のスウェーデンを離れ、ユースの選手寮で生活を始めた彼を待っていたのは、敵意に満ちたチームメイト達だった。夢の陰でもがく若者を、美しい映像でスリリングに描く。(ヨコハマ・フットボール映画祭公式)

幼いころからの夢を叶えるチャンスを手にしたベングソン。しかし、言葉のわからないイタリアで彼を待ち受けていたのは、チームメイトたちからの嫌がらせ、孤独、想像を絶するプレッシャー…。実際にあった話を基に制作された映画です。

この映画を観ながら、私が応援するマンチェスター・シティのユースに所属していたジャーミー・ウィステンのことを思い出しました。

度重なる怪我もあり、契約更新とならなかったジャーミーは、将来を悲観し、自らの命を絶ってしまったんです。2020年10月のことです。

もちろん、シティのアカデミーで同じようなことがあったとは思いませんし、心のケアが全くなかったとも思えません…。

むしろ、イングランドの各クラブには昔から選手の心のケアをする人がいることを知って、驚かされたぐらいです。

というのも、1997年に当時Div.2のノーサンプトン・タウンの練習を見学に行ったことがあります。そこには練習を熱心に観察している英国人女性がいて、思わず声を掛けたところ、彼女はチームの心理カウンセラーでした。

近年では、著名なアスリートが自身のメンタルヘルスに言及するなど、アスリートの「メンタルヘルス」に関する話題が取り上げられるようになっていますが、今から20年以上も前、しかも実質3部リーグのクラブに選手の心のケアをする人がいたんです。

少し気になって調べたところ、イングランドでは昔から、地域の牧師が選手の精神面をケアする役割を担っていたことを知りました。彼らはクラブ・ヴィカーと呼ばれます。マンチェスター・シティの元クラブ・ヴィカーの方を取材させていただいたこともあるので、それについてはまた改めてnoteで書ければと思います。

だから、クラブ側が全く何もしていなかったとは思えません。それでも、悲劇が起こってしまいました。

これは決して、海外のトップクラブの下部組織だから起こったことではありません。

私自身、ジュニアサッカーの取材をして書籍を書いたこともあるので、コーチや親など、周囲の大人に追い込まれる少年たちの話もたくさん聞いています…。

育成に関わっている方、スポーツ少年・少女を持つ保護者の方にも、ぜひこの映画を観て、色々と考えて頂けたらと思います。

【予告編】

【上映スケジュール🎦】
6/5(日) 10:15- かなっくホール
シティサポにお馴染み 木村好珠先生がゲスト出演されますよ✨

6/10(金) 19:00- シネマ・ジャック&ベティ

詳しくは公式HPをチェック👇


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