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アメリカのお袋の味、チキンスープ

アメリカ人にとってチキンスープはホッとする味の代表選手。定番家庭料理なので、家庭によって入る野菜やお味付けも変わるようですが、アメリカの日本人コミュニティー雑誌、ライトハウスさんの、ソウルフード特集にも紹介させてもらったこのレシピはその中でもど定番。ブイヨンもうま味調味料も使わないのに、驚くほど美味しいスープができますよ。

材料 パセリ1束 黒胡椒5−6粒 ベイリーフ1枚、  タイム3本 ガーリック1片、 小さめの人参4−5本、パースニップ2−3本、 玉ねぎ1−2個、 オーガニックチキン1羽、 (あれば)鶏ガラまたは、チキンネック適量、 レモン1/4個、 塩小さじ1
野菜はもっと大きなざく切りでも良い。ベイリーフ、ガーリック、黒胡椒の粒はお茶パックに入れると取り出しやすい
はじめは強火で、沸騰してきたら弱火にして(完全に蓋をするとスープがにごるので)蓋を8分目ぐらいにかぶせ、1時間程度、 チキンが完全に煮えるまでにて、取り出す
食べる直前に肉を入れてスープを温め直し、味を整えて、好みでパセリを散らす
取り出したチキンはスープだけでなくサラダやサンドイッチ、炒め物など色々と使えて便利

この料理の魅力はなんといっても一回に、一鍋で大量に作れて、スープだけではなく、残り物が色々な料理に使えることです。野菜を切るのはちょっと面倒ですが、鍋に入れてしまうとあとは待つだけ。アメリカのお母さんたちは、取り出したチキンを使ってお弁当のチキンサラダ、サンドイッチ、タコスなどを作ります。

丸鶏がなくても、鶏肉が安い時に、鶏ガラを加えて、自然素材を美味しさをぜひ味わってみてくださいね。

作り方

  1. チキンは内臓を取り出し、流水で中もしっかりと洗い、ペーパータオルで水気を取る。

  2. パセリは、葉をきざみとっておく。茎はタイムとともにタコ糸で硬く縛る。ベイリーフ、ガーリック、黒胡椒の粒はチーズクロスで包むか、お茶パックで包んでブーケガルニを作る。

  3. 人参、玉ねぎとパースニップは皮をむき、さいの目に切る。

  4. 大きめの鍋に、1−3と鶏ガラ、レモンを入れ、チキンがかくれるぐらいの水と塩(小さじ1程度、水の量による)を加える(チキンは胸肉を下向きに入れる)。

  5. はじめは強火で、沸騰してきたら弱火にして(完全に蓋をするとスープがにごるので)蓋を8分目ぐらいにかぶせ、1時間程度、 チキンが完全に煮あがるまで煮る。

  6. トングを使って火傷しないように注意しながらチキンを取り出して冷ます。

  7. スープの表面のアクや脂を取り除く。パセリの束、ブーケガルニ、レモン、鶏ガラを取り除く。

  8. チキンが冷めたら、手で骨を外し、肉を食べやすいサイズにさく 。

  9. 食べる直前に肉を入れてスープを温め直し、 味をみて、塩気が足りなければ塩を足す。好みでパセリを散らす。

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