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泳いだ、漕いだ、走った 2024秋 @ 千葉

先週お話しした電気自動車(PHEV)で充電ができない問題は解決しないままですが、先々週末(10/20)には千葉は稲毛海浜公園で千葉シティトライアスロン大会が開催されました。横浜から稲毛海浜公園は片道60km。となると往復は120kmなので、もとより充電だけでは走りきれず、エンジンでガソリンを燃やす必要があります。この際の罪悪感、なんとかなりませんかねえ。

当日朝

前日時点での天気予報はなかなか微妙な感じ。雨は上がってきそうですが、気温は18度程度とこの時期にしてはかなり低めの予報。前日夜に準備を済ませ、当日は5時過ぎに起床。まだ雨は少し降っているようです。6時半過ぎに家を出て、約1時間で現地に到着。天気は回復傾向のはずですが、到着時点でもまだ霧雨。そして寒い。体が縮こまり、テンションも低いまま。

それでも、自転車を組み立て、トランジションエリアに向かいます。ちょうど早めにスタートする仲間がスイムのスタート地点に向かうところに遭遇。寒いねえ、と言いながら、それでもスタートに向かう仲間に勇気付けられます。ここまで来たら、やるしかない。3年前のこの大会は私のトライアスロン・デビュー戦。体調もボロボロ、右も左もわからない不安だらけの中でスタートした時と比べれば、多少寒くても、余裕といえば、余裕があります。

スイム

マイペースで準備をしているうちに、雨も止んできました。8:45頃に、今回はスプリント(ハーフの距離)で出場する別の仲間に見送られ、スイムのスタート地点へ。まずは準備体操。これまでの大会では準備体操はなかったのですが、八景島といい、最近の流行りなのでしょうか。体のウォームアップになりますから、間違いなくいいことだと思います。

今回は八景島と異なり、準備体操が終わったらすぐ試泳。やはり最初に水に入る際は「冷たい!」と思いますが、海は陸より季節が遅れているので、会場入りしてクルマを降りた際の「寒っ!」という感覚よりは全然マシかも。

試泳を終えたら、さほど間をおかず、9:15にスタート。オリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)での参戦も6戦目。まあまあ慣れてきました。慌てることなく、マイペースで泳ぎます。昔は右往左往しながらでしたが、今は適度にヘッドアップして行き先を確認することによって、まあまあ真っ直ぐに泳ぐことができます(とはいえ、後で確認すると、ちょこちょこ左右に行ったり来たりではあります)。

それなりにちゃんと泳げているようですが、拡大すると何気に右往左往?

特にキツいのは最初の250mぐらい。この間は息が苦しい。ですが、今回はそこまで苦しまずに乗り切ることができました。一周目は長く感じますが、二周目に入ってしまえば同じ距離でもなぜか近く感じます。そして泳いでいる間には日差しも見えてきました。マイペースで泳ぎ続け、二周回終了。タイムは40分ぐらい。一般的には遅いタイムですが、私的には標準といえるタイムです。

バイク

千葉シティでやや難点なのはスイム会場からバイクスタート地点となるトランジションエリアまでが若干遠いこと。この区間はウェットスーツを脱ぎながら走ります。トランジションエリアでウェットスーツを完全に脱ぎますが、うまく脱げずに(足が抜けない、涙)もたもた。ここはもうちょっと時間短縮を図りたいところ。

バイクを押して、バイクのスタート地点へ。マウントラインという地点を超えて初めてバイクに乗ることができます。バイクはとにかく漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。目安は時速30km。風がない、もしくは追い風時は30km/hはそれほど難しくありませんが、少しでも向かい風になると、途端に30km/hは苦しくなります。

それでも千葉シティのいいところは完全にフラットなコースであるということ。昨年までは路面が荒れて進みにくい部分があったのですが、今年は舗装が改善され、走りやすくなったのもプラス。コースの中で一箇所、一気に向かい風が押し寄せる部分があり、ここは歯を食いしばるしかありませんが、それなりに起伏のある石垣島と比べれば天国とも言えるコースです。

この先のコーナーが向かい風が強く最大の難所

徐々に疲れてペースが落ちるのが常ですが、今回はそこまでペースが落ちることもなく、40kmを漕ぎ切りました。この時点でスタートから2時間15分ぐらい。あれ、私にしては結構いいペースかも。

ラン

バイクからランは靴は履き替えますが、着替えはないので、比較的短時間でトランジションを済ませます。とはいえ、もうこの時点で足がだるだるなのが常ですが、今回は少しだけ余裕があるような。おそらく気温が高くないので、消耗が少なかったのかと。

ランは、いいペースの人を見つけ、その人にひたすら食い下がるのが鍵。春の横浜でもそのやり方で、いいペースで走ることができました。横浜はリレー参戦で体力があったこともあり、ランでの過去最高記録となりましたが、今回は…。

最後の気力を絞って走る

しばらく走っていると、いい感じのペースで走っている方が見つかりました(ちなみに女性)。追い越すこともなく、離されることもなく。ペースとしてはざっくり5分30秒/kmぐらい。私からすると(ましては泳いで漕いだ後では)結構なハイペースですが、今回は苦しいながらもなんとか喰らいつくことができます。

ランは2.5kmを4周回。最初の2周回はひたすらについていく。3周回目に入って、(こちらが勝手に決めた)ペーサーのスピードがちょっと落ちてきたような。これは抜けるかも、ということでちょっと頑張って抜きます。ただ、こちらのペースが少し落ちるとまた抜かれる(笑)。

4周回目。再び抜き返します。ここから先は抜かれないということで、最後の気合を振り絞って走ります。そして最後はさらにペースアップ。そしてゴール手前には先にゴールした仲間が待ってくれており、一緒にゴール!

タイムは

ランは泳いで漕いだ後なので、よくて6分/kmというのが常なのですが、今回はいいペーサーの方を見つけられたこともあって、最後まで5分30秒/km近くを維持することができました。あれ、これひょっとして私にしてはいいタイムなのでは。

速報を確認すると、タイムは3時間9分57秒。おお! まあ、トライアスロンをそれなりにやっている人からすると遅いぐらいのタイムですが、個人的には過去最高記録。これまでの過去最高が昨年の横浜の3時間19分50秒だったので、一気に10分も自己ベストを更新したことになります。

ベンチマークとなる大会

改めて思うことですが、やっぱりトレーニングは大事ですね。今年の夏は暑すぎてトレーニングが思うようにできなかった。そのせいか9月末の八景島では、スプリントの距離にも関わらずかなりしんどかったというのが正直なところ。それに危機感を覚え、千葉シティトライアスロン大会前はまあまあトレーニングを頑張りました。当日は気温が低かったこともあり、結果的には(私としては)いい記録を出すことができました。

千葉シティトライアスロン大会はとても参加しやすく、トライアスロンが初めてという方も含め、誰にでも勧められるし、楽しめる大会だと思います(逆に最初に石垣島は避けた方がいいです、苦笑)。私にとっても、デビュー戦の大会であり、以降も連続して出場している大会。自分の現状を把握できる、いわばベンチマークとなる大会だと思います。もちろん来年も参加しますよ!

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