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1ヶ月間の一時帰国ツアー、1週間のスイス。どちらも一人旅だった。旅といっても仕事が主で、あいた時間にちょっと観光。

以前は、ひとり旅どころか、ひとりでレストランに入るとか苦手・・・だった。

でも、最近、ひとりが心地よくなってきた。

今回のスイスは、実は、夫と2人で行くはずだった。ホテルも2人分予約しておいた。でも、夫が行かないことになって1人旅になった。

1人でカンファレンスに行って、つくづく「1人でよかったーーー」って思った。

シュタイナー教師カンファレンスだから、現役シュタイナー教師がいっぱい参加している。同じ学校から複数参加している場合も多い。そのとき、たいてい、同じ学校の同僚同士で固まっている。食事も休憩時間も。

もしも夫が行っていたら、夫と一緒にいることが多かったと思う。しかも、夫の学校からは6人参加していたから、きっと夫は同僚と一緒にいることが多かったはず。ってことは、私も夫の同僚(息子たちの担任含む)と一緒に行動することも多くなる。

1人だと、群れる仲間がいないので、その分いろんな人と話せる。そばにいる見知らぬ誰かに声をかけていろいろ話す。同僚や友達と一緒だと、こんなにたくさん、多くの国の、いろんな人たちと話すことはなかったと思う。

そして1人だと、1人になることも自由。1000人もいるカンファレンスで、人が多すぎて、人に酔ってしまう。人と喋りすぎて、ちょっと1人になりたいときがある。そういうときに、誰に気を使うこともなく、1人になって静かにしていることもできる。

ああ。1人でよかった。

でも、こんなふうに「ひとり」を楽しめるようになったのは、ごく最近のこと。人と会うこと、しゃべることも大好きだけど、自分1人でいることも大好き。

でも、「ひとり」を避けてきたと思う。振り返ってみると、子どもの頃からのブロック、思い込みがあるのに気づく。

小中学校のとき、ひとりでいると「友達がいない可哀想な子」に見られるような気がした。喋らないと「暗い子」と思われるような気がした。そんなふうに思われるのが嫌で、ひとりになるのを避けた。トイレに行くにも、教室移動も、誰かと一緒。

別に1人で行動できるし、1人でかまわないときも、「可哀想な子」って思われたくなくて。

自分がどう思うかより、人の目が気になった。

大人になってからも、ひとりでレストラン入るのに躊躇するのも、自分は全然平気なんだけど、まわりに「寂しい人」と思われたく無い・・・っていう気持ちがどこかにあったんだ・・・と気づいた。

気づいて、「1人の時間って好きだわ」と思ってる自分を肯定することができるようになって、1人を楽しめるようになった。

1人を楽しめるようになったら、周りからも話しかけられることも増えた。仲間同志でいると、「近寄らないで」オーラが出てるんだろうな。



みんなと一緒にいる時間も好き。
だからこそ、1人の時間も楽しめる。

1人でいても、私、友達いない寂しい人じゃないし。
だいたい、誰もそんなこと思ってないしね。笑

ひとりで思い込んでただけ。笑



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