見出し画像

100均の紙粘土で石膏風胸像を作る

近頃は粘土細工をしています。
100円ショップ(主にDAISO)の紙粘土での、立体造形。
立体は、過去にも時々、作る機会がありましたが、それらは全て手のひらサイズのお人形さん的なものでした。

例えばこんな↓

自作絵本のキャラクターを立体にしたもの。


今回はこれまでで一番大きいもの、そして、リアルな感じの胸像にチャレンジしています。
なぜこのようなことをやっているかは、ちょっと置いといて、多くの人がそんなに興味もないでしょうが、あんまりしょっちゅう見ることもないでしょうからご紹介してみようと思います。
よろしかったらお付き合いくださいませ。


まず、頭の大きさをイメージしてつつ膨らませた風船(100均で購入)に、水で薄めた木工用ボンドを染み込ませた紙ウエス(適当な大きさに千切ったもの)を、貼り付けて、球体の張り子を作ります。

そんな分厚くなくて良い。

乾燥したら風船を破って除去。
丸い張り子を、より頭蓋骨に近づけるべく、切り貼り・・・。

ネット上の頭蓋骨の画像を参考に、切り貼りして成形。
ここはあまり厳密にしなくていいだろうとこのような形にしたけれど、後々の工程でカットや修正をしたので、やはりリアルな方が作りやすかったなぁと、今は思う。
頭蓋骨の土台に、紙粘土のお肉を盛っていきます。

DAISOの軽量紙粘土です。
初めて使うので、数種類あるものをとりあえず全部購入。水分量や収縮率が全然違ったり、質感もそれぞれ。
最初は失敗続きで「とりあえず、ま、いっか」の連続。

同時進行で首も作ります。

頸椎はラップの芯。すごい固っっったい;。我が家でコレに歯が立つのは包丁だけでした。
ワタシのようなストレートネックにならぬよう…泣
切れ目を入れて適度なカーブをつけます。
中にはクルクル巻いたプチプチを突っ込んであります。
全体の土台は、たまたまホムセンで見つけたお庭用のライトスタンド。
ちょうどいい穴があいていて、サイズ感バッチリ。形はイマイチだけど、「ま、いっかw」。

それがこうなって・・・

こうなる。

からの

耳。このパーツには、丈夫さが必要。少し大きめ肉厚に。

顔も進めてます。

絶対に自分に似ないよう注意しつつ、都度都度、細かくヤスって、成形していきます。

ほんの少しの影や線で全然変わる、人の表情の奥深さを改めて感じる。
どんな表情にするか考えながら。
具体的にモデルがいないのでとても難しかった。(モデルがいるのも作ったことないけども)

けれど、まいっか。まぁいっか、やってみっか、の連発の日々、
名前だけはいつの間にか「マイカ」と決まっていました。笑

ベリーショートです。

耳をつけて、髪が生え・・・

マイカさんはいつも「ま、いっか」と空を見上げてる

頭と首・デコルテを合体。これで想定していた工程の9割完成。

しかし、違和感。なんか違う。
ここではいつもの「ま、いっか」は封印し・・・。

やっぱり大手術;

結局、首を切断し、角度と長さを変えて付け直しました。頭の角度を変えると、同時に顔のお肉の流れ具合も変わるので、様子を見ながら少しずつ、微妙な調整の繰り返しです。

首をスッと伸ばして、イメージ通りに。ふぅ。落ち着きました^^。

とりあえず、イマココ。約1ヶ月で、やっとここまで来れました。
ここからまた、表面をヤスって、仕上げにコーティング、で、完成(予定)です。

いつものことながら、やり始めると没頭してしまう性分。なので、造形でも絵でも、始めてしまうと食わず寝ずでも全然平気なんですが、普段何をやっても痩せられないのに、この1ヶ月で何キロか痩せたのかな。測ってないですが、明らかに体の様子が違う。笑

家族と一緒に生活しているので、家事をすることによって人としての生活感覚はキープしていますw タブンw

とにもかくにもさぁ!!!あと一息!!! 
無事にできますようにと、祈りながらヤスります。。。
できたらまた、アップします^^

追記(2024年4月11日):
最後の画像から後に考えていた工程は、表面をきれいにならして、仕上げの塗装(今回は白一色で塗料はアクリルのジェッソを使いました)を施して…完成。は、すでに、してました。
完成したらその旨の記事をアップするつもりでしたが、見た目はほぼ変わらないのでこの追記にてご報告としようと思います☺️。
そして、この胸像、完成直前に、当初想定していた用途が無くなってしまいました。現在は、いつか何かしらで来るかもしれない活躍の機会まで、無期限待機中です。
でも、久々の立体作り、初の大きさ、初の素材で、試行錯誤しながらの創作はとっても楽しかった!
なのでいつかまた折りを見て、もうちょっと小さいのを作ろうかな。と思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?