ぬか床とわたし

画像1 何年か前から、夏季限定で、ぬか漬けを始めました。以来、今でも私の夏の楽しみのひとつです。ぬか床は、ぬか(無農薬)と、塩(完全天日塩)と、水(湯冷まし)と、昆布を混ぜ混ぜして作ります。ごく簡単です。泥遊びしてた頃を思い出す、嬉しい感触。ぬか漬けは乳酸菌のおかげでお通じの調子もよくなります。
画像2 毎日1〜2回、ぬか床をかき混ぜます。フタを開けてカメから立ち上る香りは、発酵の具合を知る手がかりの1つ。ウチは舌がキュっとくる酸っぱいのが好きなので、素材によりますが大抵は二日間漬けます。浸かり具合を見ながら素材をカメから出すタイミングを決めます。同じキュウリでも、ぬか床のコンディションで味が違うのが楽しいところ。手入れ後の自分の手の、甘い匂いに癒されます。
画像3 手入れは、混ぜるだけではありません。ぬか味噌の香りや、色、感触、味からも、発酵の具合を感知して、適宜、塩や、生ぬかを足したり、昆布や干し椎茸などを入れたりと、色々やります。鷹の爪は、雑菌の繁殖を抑えるっていうんで入れています。手入れの後は、カメの内側をヘラできれいにして、ぬか味噌も平らにならしています。空気に触れる表面積をできるだけ小さくするのが目的。冷蔵庫でなく常温で管理しているので、欠かせない大事な工程です。雑菌の繁殖をできるだけ抑制するには衛生的に保つことが大切。
画像4 いつもは大抵、キュウリ、人参、ゴーヤを漬けてますが、今年は初めて茹で枝豆を漬けてみました。そのまま食べても美味しいくらいの塩加減で茹でた枝豆を、一昼夜、漬けてみました。
画像5 出来上がりがこれ(左下)。茹で枝豆ならではの鮮やかな緑色は褪めちゃってますが、味はイイ。これは美味いぞ、クセになるぞ、あと引くぞ。そんなことを言いながらぱくぱく。ちょっとチーズみたいな感じもします。レギュラー入り決定。
画像6 エリンギ。これも今年新たにウチのレギュラー入りした素材。カタチのよくないお徳用エリンギを、そのままポイ!で、一昼夜。
画像7 クタっとなったエリンギを、タテに割いて、いただきます。歯触りの楽しい美味しいぬか漬けです。
画像8 先輩レギュラー(キュウリ・人参・ゴーヤ)の中では、私は人参がお気に入り。甘みが際立ちます。
画像9 これが私の糠床。なんとかわいいのだ。笑。 もうしばらくしたら気温が低くなり、中の発酵も鈍くなるので、そうしたら中のぬか味噌に塩でフタをして冬眠に入ってもらいます。今年はいつまで楽しめるかな。。。

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