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タイの旅⑯川のほとりの百年市場で

タイには古い木造長屋を生かした市場がたくさんあり、「百年市場」タラート・ロイ・ピーと呼ばれています。今回はバンコクの北、スパンブリー県にあるサムチュック百年市場の記録です。 

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スパンブリー県へはバンコク中心部から車で約2時間。東京から群馬県へ行くような感じです。

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到着しました。市場は町中にあり、周辺はごく普通の住宅街です。

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門をくぐると木造の長屋が続く商店街。売っているのは日用品や食料品、お惣菜、おやつ、お土産品など。

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特に珍しいものがあるわけでもないのですが、この何とも言えないレトロな雰囲気が訪れる人をわくわくさせますね。

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そんな中でもここの名物、と言えるのが巨大ルークチン。タイの麺類によく入っている魚のすり身団子です。通常はピンポン玉くらいの大きさですがこれはソフトボール大。タイのテレビ番組でもよく取り上げられているようで動画や記事の切り抜きなどが掲示されています。こんな大きいの、どうやって食べるんだ? 無理でしょ。

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そして人気なのはもち米や銀杏、豚のソーセージなどを蓮の葉で包んで蒸したカオ・ホー・バイ・ブア。アユタヤ王朝時代に中国から伝わってきた中華ちまきが元になっているそうです。蓮の葉の香りがほのかにご飯に伝わってとても美味しいです。

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市場の裏手には川があります。長屋の中の珈琲屋で休憩。木の家と川の流れをぼんやり眺めていると何だか昔懐かしい気分になります。日本にもこういう風景あったよなぁ。

さて、バンコクに帰る途中で立ち寄ったのは藁を焼いて鶏肉を焼くユニークなガイヤーンのお店。こうやって写真を見るとただの焚火にしかみえません。

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それがこんなにおいしそうな焼き鳥になって出てくるのです。中までしっとり柔らかく焼けていて抜群の旨さでした。百年市場で買い食いしなければよかったー、食べきれません。(もちろんお持ち帰りしました。)2016.08


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