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タイの旅④:【北部チェンマイから土管温泉とチェンダオ山と鍾乳洞】

2020年2月。乾季が終わってしまう前にもう一度北部へ行きたいと突然思い立ち、観光庁のサイトを見ていたら目を引いた風景がありました。それがドイ・ルアン・チェンダオ(チェンダオ山)です。コロナロックダウンのちょうど一か月前、チェンマイへ飛びました。

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チェンマイ空港から車で北に向かいます。途中、空港のすぐ近くにある食堂へ。こちらはカオマンガイの専門店で、数年前にチェンマイの運転手さんに教えてもらったお気にいりです。相変わらずの人気。

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チェンダオはチェンマイ空港から北へ約70kmに位置する高原リゾート。リゾートというよりのどかな行楽地、という感じです。東京から伊香保に行くような感じでしょうか。

そしてここには伊香保と同じように温泉がある。温泉場はいろいろありますが、今回は前から行ってみたかった土管温泉へ。

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ここは、チェンダオに住んでいる日本人の方が川に温泉が流れ込んでいるのを見つけ、地元の許可を得て作ったものだそうです。入浴は無料。ただし、まともな脱衣所やシャワーなどはありませんので事前にご準備を。貴重品には注意してください。

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川沿いに土管がいくつか置かれていてホースで川からお湯をとっています。この日はとてもにぎわっていました。入浴客はヨーロッパや南米、オーストラリアからと国際色豊か。日本人は、海外在住の方とチェンマイにお住まいで毎週末ここに来ているというロングステイヤーのご夫婦など。みんなでお湯につかっておしゃべり。やはり温泉は人の心を和ませる。地元の家族連れはピクニック。川の対岸では水牛がのんびり草を食む。平和で楽しい時間でした。

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チェンダオの宿はチェンダオ山が綺麗に見える、というだけの理由で選びました。眺めは素晴らしい。ただ、この宿はちょっと変わっていて日が暮れるとスタッフはみんな家へ帰ってしまう。(宿泊客が少ない時だけ、だそうですが。)貸別荘みたいです。周りには何もないので夕飯を食べに行くには車かバイクなどの交通手段が必要。自転車は暗いと道が悪くて危ない、徒歩は問題外。(野犬がいます)

ローカルバスで来たりして足がない場合は早めに宿のスタッフに要相談。貸し切りソンテウを頼んでくれるそうです。


オーナーの趣味・嗜好で作ったと思われる居間は英国調もどき、のようですが、暑い国にはそぐわない毛皮や暖炉。乾季は気温が下がるとはいえ違和感満載。まあ、タイの人達は喜ぶでしょうね。これはこれでフォトジェニックです。

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プールはお洒落なブラックタイル製です。山を見ながらちょっと泳ぎました。爽快です。プール用タオルは貸してくれます。

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泳いだ後はハンモックに寝転んでぼんやりチェンダオ山に沈む夕陽を見ていました。乾季の北タイは日陰は涼しくて外のお昼寝もいい。

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2月なのでへイズ(煙霧)が出て霞んでいます。12月までに来れば星空が綺麗だそうです。

翌朝、気温18度。心地よい涼しさの中、ホテルの敷地内を散策。気分は軽井沢? チェンダオ山が浅間山のように見えてきました。チェンダオ山は2,225m、タイで3番目に高い山です。2,568mの浅間山とほぼ同じくらいの高さ。(活火山ではありません。)山は複雑な形をしていて、見る場所によって全く景色が違います。自然保護区のガイド付きトレッキングコースもあるそうです。いつか行ってみたい。

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朝食はお宿にて。これもインスタ映え(古い?)優先、という感じかな。綺麗にてんこ盛りされていますが、えらく食べづらいです。

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さて、チェンマイに戻る前にもう一か所立ち寄り。チェンダオ洞窟に行って来ました。

タイの鍾乳洞はたいていお寺とコンビになっています。参拝をしてから洞窟に入場。この入り口、ちょっとわくわくしますね。

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東南アジアは鍾乳洞がとても多い。タイだけでなくベトナム、カンボジア、フィリピンなどにも大規模な鍾乳洞があちこちにあって、それはもう見事な鍾乳石群が見られます。

チェンダオの鍾乳洞も圧巻。巨大な鍾乳石があまりにもさりげなく乱立しているのであっけにとられてしまう。日本の秋芳洞にも行ったことがありますが、比較にならないスケール。仏様が横たわっているような形の石には袈裟がかけられていました。鍾乳洞がお好きな方には東南アジアがいいですよ。

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チェンマイに戻ってきました。いつきても町全体に流れるなんともゆったりした空気。美味しいご飯とセンスのよいカフェ。引退後はどこで隠居しようかと考えている今日この頃。チェンマイも候補のひとつです。日本人のロングステイヤーの方々もたくさんお住まいです。公園の中にあるカフェで午後はのんびり過ごしました。

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最終日、今回チェンマイでの目的であるオーガニックマーケットへ。チェンマイにはいろいろなマーケットがあってそれぞれ特徴がありますが、こちらのジンジャイマーケットはオーガニック食品と手造り雑貨のお店が集まっています。

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各お店のディスプレイが雑誌に出てきそうなお洒落な作りです。

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食材コーナーには欲しいものばかり。荷物は重量制限あるし、液体はダメだし。。。(機内持ち込み用のカバンしかもっていない)次回はしっかり買い出し装備をしてリベンジしようと思ったのでした。

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その約一か月後、戒厳令とロックダウン。外出できなくなりました。😭

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