東南アジアの風景 (72) ミャンマー|マンダレーの世界最大の経典クドードォパゴダ
ミャンマーの仏教遺跡はケタ外れのものが多い。仏像や黄金の塔の大きさに、仏塔の数の多さに、とにかく圧倒されっぱなし。マンダレーにあるクドードォパゴダもそうでした。
マンダレー最後の王朝時、ミンドン王は世界最大の経典を作ろうと思い立った。そこで2000人以上の僧侶達に石板に釈迦の教えであるビダガを突貫工事で掘らせ、なんとわずか8年で729枚の石の書物を完成させてしまった。恐るべし王の権力。
石板は一枚ずつ真っ白な仏塔、パゴダに納められています。つまりここにはそれだけの数の塔があるということ。
それぞれの塔で細かい文字で仏陀の説話が刻まれた石板を見ることができます。まさに世界最大の書物。
この経典をすべて読了するには一日8時間読み続けて450日かかるそうです。ガイドさんの説明を聞くたびに、なんかもう、凄すぎて目が回りそう。
白亜の塔が並ぶ様子は迷宮そのもの。異次元の空気感があります。
町中にもどったら路面市場がでていました。
ミャンマーでは日本の中古車がまだまだたくさん利用されています。塗装がそのままなので面白い。
ミャンマーのどこへ行っても野菜が美味しい。味が濃くてまさに大地の恵みです。市場の野菜、持って帰りたかったな。(2017年撮影)
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