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voice-19 じぶんじしん

吐く息が白く この世界は、今日も私を生かしてくれている

”私は幸せになってはいけないの”

誰かが押し付けた荷物や錘を引きずりながら
それは自分のものではないのに
いつの間にか、自分ひとりきりで背負う事にしてしまったね

誰の許可もいらなかった筈なのに
いつしか誰かの表情や声色や意識を気にかけながら
ずっと肩を小さくすぼめて
それはいくら冬だからって理由をつけたとしても
まるで消え行ってしまいそうだった

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181字
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