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Stephane Grappelliおじいちゃんのちょっぴりフュージョン
家で家人とのんびりレコードを聞きながらだらりんとするのが毎日楽しみに。
今日は大好きなジャズ・ヴァイオリニスト、Stephane Grappelliおじいちゃんの78年ColumbiaからのアルバムUptown Danceを。アレンジャーに名匠Claus Ogerman、バンドは2組、Jimmy Rowles、Ron Carter、Grady Tate、Jay BerlinerのコンボとRichard Tee、Anthony Jackson、Steve Gadd、Hugh McCracken、Rubens Bassiniのコンボ。ステファンおじいちゃんライブでよく興がノッて楽しくソロ、インプロバリバリの展開をしてワクワクドキドキってところが大好き。でもこのアルバムでおじいちゃんはヴァイオリンの音の素敵さを愛しむ様にじっくり弾きこんでるのです。ちょいジャズサイドからのジミー組、そしてメロウなフュージョン再度からのリチャード組、丹念に紡がれる演奏にクラウス指揮のストリングスがやわらかく音全体を優しく包みこむ。上質の絹のごとき滑らかなアンサンブルにおじいちゃんの暖かく豊かなヴァイオリンの音色が溶け合う様は恍惚の桃源郷。二人して聞いててあまりの素敵さにほけーっと。
作曲にはオガーマンが2曲、トム・スコットやラルフ・マクドナルドとウィリアム・ソルターといった名前も。エロール・ガーナーや歌曲も交えつつも78年らしいメロウでモダンな音の色合い濃い中ステファンおじいちゃんらしさが少しも失われずむしろ新たな魅力を引き出した作りはとっても素敵。弦を良く理解するオガーマンがてがけたからこそでしょうか。ちょっとフュージョンなおじいちゃんを皆様もぜひお試しあれ。
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