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#社会人インターン をはじめるために大切なこと(コルク編)

社会人インターンという新しい試みが終わり、日常の仕事戻ってきました。人事部の永安です。

社会人インターンをやってみてわかったn個のこと社会人インターンを通してわかった、カヤックとコルクの「組織」としての違いに続いて、今回はコルクでの社会人インターンに当たってどのような準備をし、どういう考え方で成果を出そうとしたのかをまとめてみます。

振り返ってみて

佐渡島さんと最終日に話した内容にB/S(バランスシート)を積み上げるという考え方があります。プロジェクトとは一般的には期限があるものとされています。プロジェクトの成否は、そのプロジェクト単体の損益(P/L:損益計算書)で計ることになります。1ヶ月の社会人インターンというと、この損益で結果がわかるプロジェクト型の仕事をするというのが向いているのだと思います。

ただ、コルクのようにコンテンツを生み出す会社の仕事というのはプロジェクトが長期に渡ることが多く、1ヶ月だけプロジェクトに参加するというのは中途半端になりやすく難しいという話が出ました。株式会社という組織は「継続企業の前提」があり、そこで求められるのはB/Sを大きくしていくことではないか、1ヶ月の期間でB/Sを大きくするために出来ることは何かという視点が自分のユニークさではないか、そのような話をしました。

次にチャレンジする時は

自分にとっても相手にとっても意味のある機会をつくるというのはとても難しいことだと感じました。コルクでの社会人インターンは自分にとって、とても意味のあるタイミングで起きた出来事でした。狙ってこのタイミングを選ぶというのはとても難しいと思います。そんな中で今年の新卒研修で人事部の柴田が話していたことを思い出しました。

キャリア上のよい偶然を起こすための行動に関する理論
・知り合いが多い
・やりたいことを言いふらす
・誘われたら乗っかる

今回のような社会人インターンにおいて、機会を自らつくりだすためには、まず日常の行動でこの3つの価値観を大事にするのがよいのではないかと思いました。佐渡島さんと出会って、コルクで社会人インターンをしたいですと伝えて、それを社内でも言いふらすことでまあやってみなよって言ってもらえたことによって実現しました。新しい機会をつくりだすためにも、今後もこの価値観を大事にして準備をしておきたいと思います。

では実際どういう風に考えていったのか…の話に入る前に、人事部の柴田さんからもらった社会人インターンをしようと思ったときに疑問に思うことをもらったので先に回答しておきます。


柴田さんからの質問

Q:1ヶ月の社会人インターンで、受入先の会社にとってのメリットを提供するために「事前に」準備しておいた方がいいことはなんでしょうか?また、会社はどのように選ぶといいですか?

自分がやったこととしては、コルクは社外にたくさんの情報がありました。インタビュー記事やブログ、動画などを片っ端から見ていました。やっておけばよかったと今思うこととしては作品を読み込むことです。作品をしっかり読み込んでおけばもっと早かったと思います。就職活動をする際の会社研究と同じようなことをするということでしょうか。

会社選びの基準は今の会社から90度ずらした業種です。人はギャップによって本質を垣間見ることができると考えており、90度ぐらいのギャップがちょうどいいと感じています。カヤックとコルクは行なっている事業がまったく違います。反面、文化的にはかなり近いと感じていました。文化的にも事業的にも異なる会社はキャッチアップに時間がかかりすぎると思うので、どちらか片方に絞った方が良いと思います。


Q:受入先の社員ではない、という立場を利用することで、受入先にメリットを提供する、という観点から何か言えることはあるでしょうか?この質問の意図は、これこそが社会人インターンの共通点であるためです。

一番大きな社員との違いは評価が絡まないということです。社員は一般的にはその期に負っているミッションがあり、それは評価と連動する形で設計されています。社会人インターンは評価されることがないため、非常に自由に振る舞うことができます。「社員にはできないことをやる」ということを社会人インターンの強みとするのであれば、それを意識して観察するとよいと思います。


Q:どういう人が社会人インターンを行った方がいいのでしょうか?

本業で学べることが減ってきたと感じている人でしょうか。業務を通じて学べることには限りがあります。転職によって機会をつくりだす人もいますが、社会人インターンという選択肢もあっていいんじゃないかと思います。


では実際どういう風に考えていったのか。自分の思考プロセスを時間軸で書きながら、質問に答える形でみなさんにより具体的にお伝えできればと思います。

始める前に佐渡島さんと話したことはありますか?

社会人インターンをやろうと決めた後、佐渡島さんと事前にこういうことにチャレンジしてみようかと話していました。お互いに意味がある取り組みにするために何がいいかなと話しました。その中で出てきたことが4つあります。

また、現在、永安さんにコルクでどのような業務に関わっていただくかを考えており、次のようなアイデアを持っております。
・コルクのECまわりの業務
・宇宙兄弟チーム(コヤチュー部)の業務
・クリエイターグループ定例Mtgへの参加
・コルク全体の採用の打ち出し方のアイデアを出していただく
このあたりは、次に永安さんと佐渡島がお目にかかる際に、具体的にご相談させていただければと思います。

その後、佐渡島さんと話したこと

・隔週で実施しているグループ長4人との1on1に立ち会う。グループ長にフィードバックする
・ECを理解して進める
・コヤチュー部のコミュニティづくりに関わる
・採用の細かい詰める議論に参加する
・顧問の先生から提案された業務の定型化を一緒に進める

そして、自分が初日の日報に書いた目的が以下のふたつでした。

今回のインターンの主目的は2つ
・他社で働くことで自分の中で相対的に比較する基準をつくる
・ソリューション(ブレスト)ではなく、意味を深める(内省)を通したコンテンツづくりの文化を身につける

他社で働くということで、自分にとって目的の半分は達成できることがわかっていたので、コルクにとってどういう意味のある成果が残せるかが重要でした。

初日の前週に全体会があるから参加しなよと佐渡島さんに誘われて、全体会に参加しました。今思うと最初に全体会に参加して最終日も全体会だったというのは比較として対照的でよかったなと思います。

初日に考えたことはなんですか?

初日は環境の変化に対する緊張によってストレスがめちゃくちゃかかっていたので、何か考える以前の問題だったように思います。まずはコルクにどんな人がいるのか、チャットのログをひたすら読みながら人間関係や役割などをよく観察しようとしていました。

中にいる人には当たり前のコンテキスト情報がまったく入っていない状態で期待される振る舞いをするというのはかなり難易度が高く、高度な人間関係構築能力を求められます。一日中ずっとチャットのログを読みながら、思いついたことなどをひたすらメモしていました。

全体がまったく見えていない状態で始まっているので、自分が見たい情報がどこにあるのか、必要なチャットのチャンネルに追加されているのかは自分では分かりません。この全体の地図を手に入れるというのが新しく入ってくるメンバーに一番必要なことなのだと痛感しました。

自分が何を知らないのかを知っているという状態は心理的安全にも繋がります。

はじめの1週間でわかったことは何ですか?

1週間の滞在期間の中で、自分が成果を出す上で誰がキーパーソンなのかを掴むことができました。これはログを読むことでその人の発言の傾向性を理解できたからです。物販におけるキーパーソンであるてろまつさんとコヤチュー部のキーパーソンであるこむさん、エンジニアの池さんを対象にアプローチを始めました。

まず、てろまつさんとECの現状について簡単なディスカッションをしました。ECに使われているシステムから在庫管理まで含めてどういう業務の流れがあるのか、そこでてろまつさんがどのようなアプローチをしているのか、何が課題で何ができていないと感じているのかをキャッチアップしました。これはてろまつさんから声を掛けて頂いたことがきっかけだったので自分からアプローチしたわけではありませんが、最初にECがミッションに含まれていたことによって声をかけてもらえたのだと思います。最初にどういうミッションを設定して、社内にアナウンスされるかというのも大事でした。

ビジネスには様々な制約が付きまといます。理想としていても出来ないことがたくさんあります。それをよく理解した上で出来ることから一歩ずつ始めるというのが長く続く「カイゼン活動」では重要だと思います。自分自身が評論家にならずに常に実践者であることで、相手の信頼を勝ち取ることができます。みんなそれぞれの仕事に精一杯頑張っている、それは間違いないんだろうと感じ、相手に寄り添って仕事を再構築するというアプローチの仕方が重要だと認識しました。

みんな精一杯だからこそ、新しいことに挑戦する余裕がそんなにない。そんな状況の中で補助エンジンである自分に何ができるかを考えました。そして最初に思ったのが全員の時間の余裕をつくるということでした。仕事の中にはその仕事が存在しているだけで心理的に不安を生むものがあります。その不安をなくす方法はその仕事について忘れることができる状況をつくることです。これは「自働化」を得意とするビルドエンジニアの活躍の場所でもあります。ビルドエンジニアについてはとっても面白いビルドエンジニアという仕事にまとめました。

この話をする際に引き合いに出すのが揚水発電です。貯められない発電した電気を大規模に蓄電するための仕組みとして水を使うというものです。1ヶ月という限られた時間の中で補助エンジンとしての自分が水を汲み上げることができれば、それは長期的にはコルクにとって意味のあるものになるだろうと考えました。

限られた時間の中でどんなことを考えましたか?

こっちかなという目標が定まったら、様々なMTGにちょこちょこと顔を出しながら実装作業を進めていきました。普段あまり使わない言語でプログラムを書くというのは楽しいのですが、限られた時間の中ではなかなか成果が出なくて苦しみもありました。動けばいいというわけではなく、それが人の役に立つためにはどのようにデザインするかも重要です。その業務に関わる人が普段どのようなことを意識して仕事をしているのかも聞きながら、こうすればいいかなという感じで少しずつ形にしていきました。

ある程度形になるとそれを使って成果を出せるようになりました。数字のレポートなどはプログラムができてしまえばすぐに作成できます。集計プログラムをちょこちょこいじりながら、てろまつさんやこむさんからこういうデータが欲しいと言われて、はいできましたよ〜と報告するみたいなことをやっていました。

特に意識していたのが数字を読む習慣を定着させるということです。エンジニアのリソースが足りずに数字を集めることがなかなかできないという課題があったので、数字を集めるとともにそれをどう読むのかを一緒に経験することでどんなことができるのかを伝えられたのではないかと思います。課題を発見して人を巻き込んでいく考え方は問題発見と人をまきこむということにまとめました。

以上、長々となりましたが、もしこれを読んでいる方が社会人インターンをする際に、考えるヒントになれば幸いです。もし、何かわからないこと、聞きたいことがあったら、コメントで聞いてください。直接聞いてみたいという方は@ngysktsにお気軽にご連絡ください。

最後に、貴重な機会を頂いた佐渡島さん、温かく迎えてくれたコルクの皆様に感謝をお伝えいたします。1ヶ月間、本当にお世話になりました。ありがとうございました!!

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