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#社会人インターン を通してわかった、カヤックとコルクの「組織」としての違い

こんにちは、人事部の永安です。

社会人インターンも始まって3週間が過ぎ、折り返し地点がやってきました。社会人インターンを始めた経緯については、前回の「社会人インターンをやってみてわかったn個のこと」をどうぞ。今回は3週間の社会人インターンを通して学んだカヤックとコルクの組織としての違いを自分の視点を通してまとめていきます。

まず、前提として、組織のあり方には正解はなく、どちらが正しいというものではないということです。このようなモノの見方を文化人類学では「文化相対主義」と言います。

文化相対主義(ぶんかそうたいしゅぎ、Cultural relativism)とは、全ての文化は優劣で比べるものではなく対等である、という思想である。
文化相対主義は、ある社会の文化の洗練さは外部の価値観によって測ることはできない、と考える。自身の文化を相対的に把握したうえで、異文化と相手側の価値観をとらえ、その文化、社会のありのままの姿を理解しようとする。
フランツ・ボアズによって提唱された。ただしボアズ自身はこの用語を用いていない。初出は英: American Anthropologist誌のジュリアン・スチュワート。

その組織の文化を理解する上で、モノの見方というのは大事な要素です。ぼくの愛読書「7つの習慣」で以下のように書かれています。

パラダイムと人格を切り離すことはできない。人間においては、あり方は見方に直結するのであり、どう見るかとどうあるかは強い相関関係で結ばれている。

その組織がどうありたいかというのは、どう見るかというモノの見方から理解することができるのではないかと考えました。


モノの見方に感じたコルクとカヤックの違い

コルクではストレングス・ファインダーとFFSを活用しています。どちらもその人の特性を理論的背景によって説明するものです。コルクでは日常的な会話の中にもこれらの用語がたくさん登場します。それとは対照的にカヤックではこういったものをあえて使わないようにしているようです。個人が自分で診断を受けることはありますが、組織としてこういったものを利用することはありません。

言葉にして理解しようとするコルク、ありのままを洞察しようとするカヤック

コルクでは対象を理解しようとする際に言葉にして説明するということが多くあります。これはCEOである佐渡島さんの性質の影響を受けているように思います。逆にカヤックでは言葉ではなく、そのまま受け入れることで全体を洞察しようとする傾向があります。これもCEOである柳澤の影響が大きいように感じます。

この違いはデジタルとアナログの対比のように感じています。デジタルというのは世界を符号化することで捉えます。符号化に際して抜け落ちてしまう情報もありますが、符号化された情報は複製時に劣化することなく流通していきます。対して、アナログは世界をそのまま捉えようとしますが、複製することが難しく、複製時にエラーが生まれます。複製することが難しいため流通にも難しさがあります。

自己理解というプロセスを通して感じた違い

新しい環境に身を置くと、自分をどのように理解してほしいかということを考えることになります。そのためにはまず自己理解を深める必要があります。社会人インターンを始める前にストレングス・ファインダーとFFSの診断を受ける機会がありました。以下が結果です。(カヤックのプロフィールにも記載しました)

ストレングス・ファインダー
収集心、運命思考、学習欲、達成欲、内省 
FFS
凝集性 7、受容性 8、弁別性 15、拡散性 7、保全性 5

まず、実績のある診断ツールを通して自分を客観的に診断し、その言語情報を読み取ることを通して自己理解を深めていきます。自分の強みや特性によって自分の行動を説明できるようになり、そのプロセスを通して自分を理解していく。外側から観察された言語情報を元に自分を理解していきます。

言語化されているとはいえ、これを読み取るには読解力が求められます。収集心、学習欲、内省の組合せは情報を取り入れて自分の中で咀嚼して学習するという強みを持っています。運命思考は人と人の繋がりには必ず何か意味があるという信念に繋がり、人との出会いを重視します。達成欲は成果をあげるためのエネルギー源になります。こうして自分の特質を言葉で定義されるとその読解を通して自己理解を深めることができます。

注意が必要なのは、この言語化された特質だけで自分の人格をすべては説明できないということです。符号化された情報には符号化の際に抜け落ちてしまった行間があります。

カヤックではこういった診断ツールを使わないので、洞察によって自己理解を深めることになります。ただ、この洞察というのは輪郭が曖昧で言語化することが難しく他人と共通見解を得ることが非常に難しいです。言語化したとしてもあまり正確には元の形をそのままに伝えることができません。

洞察した結果を言葉にし、それを取り込んでまた洞察し、それをまた言葉にする。その繰り返しで言語化していくため、言語化されて輪郭がはっきりするまで非常に時間がかかります。自分の経験を踏まえても何となく自分の傾向性についてはわかっていたものの、それを言葉で人に説明する機会が少なかったため言葉にできずにいました。最初から自分はこういう人だという割り切りが出てこないという側面もありますが、言葉にすることは難しいアプローチです。

13年間にわたって洞察というアプローチを続けた上で、別のやり方を試すことができたのは自分のモノの見方を客観視して言語化するよい機会になりました。違うやり方を試すことで、自分が今まで暗黙に使っていたやり方を客観視することができました。


モノの見方を変えると世界は違って見える

人事部の柴田がモノの見方とレンズの話をまとめた資料から抜粋して紹介します。

人は、自分がつけているレンズを通して世界を見ていますが、自分がどういうレンズをつけているのかを認識することはできません。今回、コルクで社会人インターンを経験したことで、カヤックのモノの見方を相対化して認識するという試みができました。

社会人インターンというのは自分のかけているレンズを変えて世界を見る貴重な機会になります。自分が普段どんなレンズを通して世界を見ているのか、違うレンズを通して世界を見ることで理解するヒントを得ることができました。

違いを理解して尊重する

自分がかけているレンズを相対化して世界を見ると、価値観の多様さに気付きます。自分が大事にしたい価値観を見つめ直すことは、相手が持っている価値観を尊重することにも繋がります。

しかし、部下を育てる立場にある人は、成人発達理論の「発達段階5」に近づいている必要があります。発達段階4にいる人は、自分の意見は確立できているものの、他人の価値観と自分の価値観の双方を客観的に眺めることができず、自分の価値観のみにとらわれてしまうという特徴を持っています。
一方、発達段階5に近づいている人は、自分の価値観を持ちながらも、多様な価値観を受容することによって、自分の価値観そのものをさらに深めていくことができます。
さらには、「自分の成長が他者の成長につながり、他者の成長が自分の成長にもつながる」という認識が芽生えてきます。これは、「相互発達的な認識」と呼ばれるものです。こうした認識を持てる人は、真の意味で部下の成長を支援することが可能であり、それが巡り巡って自分の成長につながるということが起こります。

成人発達理論ではありませんが、他の価値観を知ることは自身の価値観を深めることにも繋がります。違う組織にはその組織の価値観やモノの見方があります。その組織に馴染んでいくためには、まずその組織の価値観やモノの見方を自分の中にインストールしていくこと、自分が変化することを恐れない勇気が必要です。

自分の価値観を頑なに守ろうとしてしまうと、新しい環境で苦労することになります。自分が変わることをを恐れずに、自分の変化を前向きに面白がることができるマインドを持てると、社会人インターンという変わった取り組みを満喫できるのではないでしょうか。

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