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#社会人インターン をやってみてわかったn個のこと

ぜんいん人事部制度により、人事部になりました永安です。今回は社会人インターンという取り組みをやってみての感想を、経緯を含めて書いていきたいと思います。

6月25日から株式会社コルクに社会人インターンとして参加させていただいています。

社会人インターンをやろうと思ったきっかけは2つあります。1つ目は同じ会社に新卒として13年勤続してきて、自分の中に1つの基準(価値観)しかないことに危機感を感じたこと。2つ目はものづくりをする組織として、今のカヤックに足りていないと感じているものを身につけるためです。

有給休暇を消化するために1ヶ月の長期休暇を取得するというのを、2年続けてやってきたこともあり、この期間をより有意義に使えないかと考え、今回は他社に社会人インターンに行くということを決めました。

次は、どこの会社だったら自分が行きたいと思えるか、受け入れてもらえそうかを考えてみました。他社に行くことができればきっかけの1つ目はクリアできそうだ、2つ目を満たす会社はどこかあるだろうか。そう考えていた時に、カヤックと関わりがあるコルクという会社が浮かんできました。カヤックの社外取締役の佐渡島さんの会社だったので、ここならコネでお願いできるのではないか、クリエイターのためのエージェントという業態も学べることがたくさんあるのではないか、そう考えてお願いしたところ快く受け入れていただけました。

社会人インターンを始める前に、その期間を通じて達成したいことを二つにまとめました。
・他社を経験することで自分の中で相対的に比較する基準をつくる
・ソリューション(ブレスト)ではなく、意味を深める(内省)を通したコンテンツづくりの文化を身につける

社会人インターンとはいえ、遊びに行くわけではないので相手にとっても意味のある成果を出すにはどうすればいいか。ここについてはまだ模索中です。

コルクの社会人インターンを通して学んだこと

まだ、社会人インターンが始まって1週間ですが学んだことがたくさんあります。転職を一度もしたことがないので、他の会社に行くということがどういうことなのか、何が起こるのかはまったく予想ができない状態でしたが、社会人インターンを始める前は緊張よりもワクワクが勝っていました。

1.最初はめっちゃ緊張する

当たり前ですが、最初は誰も知り合いがいない環境になるので人見知りの性格もあって人間関係の緊張感でガチガチになっていました。自分でもこんなに緊張するものなのかというのはまったく予想していませんでした。

初日はその疲労でほとんど業務は何もしていないのに、帰宅後はぐったりしていました。幸いなことにコルクのみなさんはやさしい人ばかりなので、気持ちよく受け入れていただいたおかげで、今は初日の緊張感が嘘のようにリラックスできるようになりました。緊張を解くコツは人の名前と顔を完全に覚えることでしたが、みなさんから声をかけていただいたおかげで自然に覚えることができました。

2.使われる言語が違う

組織が違うとそこには独自の文化が生まれます。カヤックで当たり前だった言葉が、コルクでは通じない、その逆もしかり。中途で転職される人はこの壁を越えて行くことが必要なのだと改めて感じました。

例えば「クリエイター」という言葉の定義がカヤックとコルクではまったく違います。カヤックでは社員をクリエイターと呼んでいますが、コルクでは作家のことをクリエイターと呼び、社員のことはクリエイターとは呼びません。カヤックでは「1on1」と呼んでいる社員との面談のことを、コルクでは「まきこみ」と呼んでいます。

文化の違いを知るためにはそこにいる人々がどういう会話をしているのかをじっくりと観察することから始めました。具体的にはチャットのログを最初から全部読みました。初日〜2日目はずっとチャットのログを読んでいました。チャットのログには「誰が、いつ、誰に向けて、何を、どのように」伝えたのかが時系列で残っています。チャットのログを全部読むことで、その組織における人間関係、重要にしている価値観を少しずつキャッチアップできたのではないかと思います。

3.さらけだす

組織に新たに加わったメンバーは、その人の新鮮な視点から組織を見ることができます。自分ならではの視点を持ち、それを組織にフィードバックすることも新しいメンバーの貢献できることなのではないかと思います。そのため、日報で自分が感じたことを正直にさらけだして書いていくことを当面の目標にしています。

新しい環境で受けた刺激、その刺激に対して自分がどう感じたのか、どう考えたのかを素直に書いてアウトプットしていくことで既存のメンバーに自分のことを理解してもらうことができ、自分の中でアウトプットを通じて組織への理解が深まって行きます。コルクでは「さらけだす」ということが行動指針としていたので、日報に思ったことをどんどん書いています。その日報から一部抜粋して紹介します。

ストレス要因
昨日はだいぶ疲れていたことを帰宅してから気づいた。環境の変化が起きると人にはストレスがかかる。これはNHKのキラーストレスという特集でやっていた。
ライフイベントの変化によって引き起こされる新しいストレス要因のポイントで、自分にどれくらいのストレスがかかっているのかを簡易的にチェックすることができる。
項目を見てみると、仕事のことも含まれるが個人のプライベートなイベントも多く含まれている。
今回は283点だったが、「会社を変わる」という項目は点数が64点で選択した項目中最も大きな点数だった。職場環境が変わると人間関係が最初からになるので、安全を確保するまで心理的に強い緊張状態におかれる。それが昨日の疲労につながったというのが自覚できた。
新しいメンバーを迎え入れるオンボーディングプロセスはこの緊張状態をいかに緩和するかということに注力する。人によって抱えているストレスの基礎点数が異なるため、Aさんは大丈夫だったとしてもBさんはストレス過多になってしまうということがありえる。
http://www.nhk.or.jp/special/stress/01.html#check
なぜ、人は環境を変えるとストレスがかかるのか。人には自分が安全だと信じられるゾーンがある。そのゾーンの中では緊張状態をといてリラックスすることができる。モチベーションは高く維持できたとしても、疲労が蓄積するためテンションを高い状態に維持することはできない。
職場における緊張というのはさまざまな側面で起こるが、慣れていく(学習が進む)に従って、特定の領域は安全だということを体得していき、どこでリラックスすればいいのかがわかってくる。入社直後の新入社員はそれがわからないため非常に多くのストレスにさらされる。
この対策として有効だと思っている処方箋
・同僚の名前と顔を完全に覚える
・同僚の中でメンターを決める(その人とのコミュニケーション量を意図して増やす)
分報という個室
全員にSlack上の「個室」を与える というのが分報においては重要。心理的に安全な場所でないと自分の考えをさらけだすことができない。最初は誰もいないチャンネルで独り言のように初めて行って、そこからどんどん読む人が増えてくる。
カヤックでも同じように始めて、今は30人を超える人が自分の分報チャンネルに参加している。基本的に誰からも反応はないが、ひとりで自分が考えたことをひたすら書き出していくことで思考を整理していくという使い方をしている。

4.言語のシャワー

ラーニングパターンの中に言語のシャワーという言葉があります。言語がまったく違う環境に身を置くと、それだけで門前の小僧のように新しいことをどんどん学ぶことができます。

社会人インターンというのは言語のシャワーを浴びるよい機会になります。限られた時間ではありますが、言語のシャワーを浴びることで必ず新しい学びを得ることができます。その際に選ぶ会社は自分の業種から90度ぐらいずらした会社がよいと思います。まったくの同業では学ぶことができる違いが小さくなってしまいますし、全然違う業種だと学ぶために必要な時間が足りなくなりそうです。

5.言葉を揃え、同じ景色を見て、同じゴールを目指す

新しい環境で使われる言葉が全然違うということを通じて、言葉を揃えるということの重要さに気がつきました。相手とうまくコミュニケーションをするためには、3つのステップがあると思いました。

1つ目が言葉を揃えることです。相手が使っている言葉とその意味をキャッチアップし、自分が使う言葉を相手に揃え ていきます。

2つ目が同じ情報を見ることです。見ているものが違うと相手とうまく議論が噛み合わなくなってしまいます。自分が知らないかもしれないと気づいたことをキャッチアップしていくことで、情報の非対称性を減らしていきます。

3つ目がゴールを揃えることです。相手と自分が同じゴールを目指しているかを確認し、もし認識に違いがあればどこからその違いが生まれたのかを確認していきます。同じゴールが設定できればあとはそこに向けて日々努力をし続けることになります。

まだ、社会人インターンを始めて1週間ですが、残りの期間も実りのあるものに出来るように頑張りたいと思います。

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人事部として、他にない記事をこれからも書いていこうと思います。
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