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Nikon Z50mmf1.2S


f1.2
f1.4
f2
f2.8
f4
f5.6
f8


f11
f16

都会の片隅にある僕の小さな雨上がりの箱庭に、可憐な山紫陽花が花をつけた。

NikonZ7IIにZ50mmf1.2Sを装着した。

テクニカル用語のようなアルファベットと数字を説明すると
Nikon←メーカー
Z7II←カメラの機種名
Z50mmf1.2S←レンズの機種名

キャプションについてるアルファベットと数字は、f値とも呼ばれる絞り値で、シャッターが切られた瞬間、レンズの中の絞り羽で変更された光の通り道の円の、わかりやすく言えば直径の大きさの違いを示す数値。
この数値は分母の数字だけを表記させるのが一般的で、厳密には光を通す能力を示す。レンズは透過するけど物理的には遮蔽物なので、そこを通ると光自体は必ず減衰してしまう。基準値の1に対してどの程度減衰するのかを示すので、原則的に
f1/1.2 
f1/1.4
f1/2
f1/2.8 
と言うふうに分母の大きさが大きくなると物理的な絞り穴の大きさは小さくなっていく。
この数値は被写界深度と呼ばれるフォーカス(ピント)が全面に合いやすいかボケやすいかに影響してくる。f値が大きくなると物理的な絞り穴の大きさが小さくなるので、一瞬のシャッタースピードで光を十分にカメラの中に取り込むのが難しくなる。つまりブレやすくなったり暗い写真になりやすい。
一方で、絞りを闇雲に絞ると、レンズの個体差にもよるが、だいたいf14くらいから回折現象という、絞ってるのにボケ始める現象が発生し始める場合がある。
今回使ってるNikonZ50mmf1.2Sもf16だと気づきづらい程度の回折が見受けられる。
高性能の最高級に分類されるレンズだけれど花を撮るには最短合焦距離が長い、つまりもう一歩寄って撮りたい場合に寄りきれない。
それでも、開放(小さいf値)で撮ったときのボケは美しく、フォーカスの合っている(合焦している)花びらはとても微細な部分まで写っていて(解像していて)とてもキレイだ。

全体的なバランスを見るとf2.8〜f5.6あたりが背景のボケ感と山紫陽花の解像感がキレイだ。


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