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手術日、決まる

はじめに

私は医学に関しては素人なので、聞いてる話を間違って理解している可能性もあるので、決して100%信じ込まないでいただきたい

診察予約ねじこんで正解

私はいい子だ(自分でいうな)
だいたい理不尽なことがあっても「まあなんか事情があるんだろうな」と思って、受け入れることが多い。
でも今回は違った。

12/27(水)の朝に紹介された大学病院に電話し、「某先生(紹介状の宛名の先生)の予約が取れるのが次は1/18ですね」と言われたのだが、どうしてもこの不安しかない状態のまま年を越したくないと思った。
そしてかかりつけの先生の「まずは大学病院でMRIとCT受けて、そのあとに主治医が治療方針を決める」との話を聞いていたから「今の時点で某先生じゃなくてもいい」と判断。

そこから「あのー…明日とか空いてないですかね?どうしてもこの不安な気持ちのまま年越したくなくて」というと、「某先生じゃなくてもいいなら明日予約取りますけど、どうしましょう?」と。
それそれ。某先生が出てくるのは最後でもいいのよ、とりあえず1日出遅れた分は取り戻したいという気持ちで12/28の予約をお願いした。

申し訳ないです、と繰り返していたら向こうも「いえいえ、空いてないわけではないし、不安ですもんね」と汲み取ってくれた。ありがたい。

いざ、診察

その大学病院は息子の出産のときにもお世話になり、事務的ではあるけど過度なサービスはなく悪い病院ではないので、個人的にはいい病院だと思う。
久々に行ったけど、ブレストセンター(乳腺外科)は産婦人科の隣だった。知らなかったな、あのときは。
ブレストセンターは年末最終日でも数名の患者がいて、診察を待っていた。
中には抗がん剤を使っての治療中っぽい人もいて、清潔感あふれるところなんだけど、若干空気が重かった。まあそうよね。乳がんだけじゃないけど、病を抱えているからある程度重い雰囲気だろう。

自分の診察の順番が回ってきて、中に入ると女医の先生だった。
てきぱきと、でもわかりやすくていねいに今後の治療の進め方を教えてくれた。
なるほどーとりあえずやっぱりMRIとCTを撮るんだなってときに、
「喘息の既往歴がある人はMRIはちょっと危険なんですよね・・・造影剤のアレルギーでたまに喘息が出て重篤に陥る人がいるので」とのことだった。
造影剤は卵アレルギーがあるとだめみたい。タンパク質がって話だった。
MRIは頭部の検査で使ったことがあるのと、最近は喘息はもう出てないという話をしたが、「撮影部位によっては造影剤は使わないのと、あとはこのサイズなら造影エコーでいけそうなので、それでいきます」と。
造影エコーについては説明がなかったので、別途調べてみた。造影剤アレルギーがない人には適しているらしい。

おこなった検査

ちなみに、この説明のあとにおこなった検査は以下のとおり
・採血
・採尿
・エコー
・マンモグラフィー
・心電図
・CT
造影エコーは後日かな。(たぶん言われたけど聞いてない)

ここまで終わって、時計を見たら13時前。
9:30からの診察だったのでだいぶ疲れてるし空腹。
そして今日は会社が最終営業日なので納会もあるので午後に出社してみんなに挨拶で終わりかなーと思いきや。
女医の先生が「某先生、手術終わってから説明してもらえるので1時間ぐらい待ってもらうことはいけますか?」と。
検査結果はすぐにでないだろうし、別に待つ必要ないんじゃないかと思ってたけど、「可能なら」と言いながら強く言ってきたので、待つことに。
その間に軽食をとっていた。
去年の今ごろはみんなでランチして「いやー大変だったよねー」とかバカな話をしながらわいわい食べてたのに、今年はチェーン系の軽食屋さんで携帯充電しながら待つって・・なんなんだよって思ってた。
でもしょうがないわな。

え?もう決めちゃうの?手術日

1時間ぐらいして戻ると、某先生がいた。
実はその某先生、肩書きがいっぱいついてて勝手にふんぞり返ってる怖い人っていうイメージがあったんだけど、会ってみたら穏やかな中年の人だった。(若干疲れてる感じはしたけど、手術終わりだからなんだろうか)

女医の先生が話してくれたことを、おさらいとして話してくれた。
私のがんはとても小さい(数ミリ)ので通常は切除でOK、でもエストロゲン受容体は70%でこれから大きくなる可能性がある、ハーセプタンパクは陰性などなど。(ハーセプタンパクは陰性だからあまり説明を聞いていない)
びっくりしたのは、部分切除と全摘出でがんの再発率はそんなに変わらないとのことで、部分切除でもいいし1%でも再発率を下げたいんだったら全摘になるらしい。(変わらないのって再発率だったっけ)

とりあえず話を聞いてて「で、手術はいつにします?今なら1月20日が空いてます」とのことだった。
え?もう決めちゃうの?でも1月20日は友達の娘ちゃんの誕生日会。次は2月2日なんだけど、父の1周忌で実家に帰ろうと思っていた。
その次になるともう2月の3週目でそれは同僚の結婚式・・というようにキリがない。
なので、父の1周忌は調整できるし、もう2月2日に決めた。

そっか。そんなにすぐに決まっちゃうのか・・・という驚きを残しつつ、次は手術の準備の日を決めようとするが、これもまたスケジュールがびっちり。
「1月●日は?」「その日は歯医者が・・」「1月×日は?」「その日は夜からは都合が悪くて(単に飲み会)」みたいな応酬が繰り広げられ、ひとまず岡村ちゃんのライブの日の昼に設定。

次の予定を決めて自分的にはすっきり。
お会計を終えたらもう14:30。
正直、会社に行く気がしない・・・けど、このまま在宅で仕事を始めるのもしっくりこないのでひとまず出社することにした。

会社で人事系マネージャーに話す

出社して同じチームメンバーは「え、きたの?w」って感じ。でもあとでわかったけど、家にいて悶々とするよりはみんなとだらっと仕事して気分を紛らわせたかったのだった。
案の定みんなでくだらない話をしたり、同僚は「結婚式のタキシード、高いやつになっちゃった」とかってので盛り上がった。もちろん残ってた仕事も終わらせつつ。

そして人事系のマネージャーに「来年から通常どおり出社もできないと思うけど、在宅でできる仕事はやるので」と話しておいた。
ちょっとびっくりしてたけど、忙しいからか結構すんなり話は終わった。
部長には話しておくけど、どこまで話す?話さなくていいし・・・ってところで困ったけど、まあ自分のチームリーダーには休むときだけ休むと伝えることにした。
彼は在宅が多くて周りから妬まれていると思っていて「私は人に興味がないので、妬まれる要素がわからない」と言ってた。
(在宅が多いというところが妬みのポイントではなく、会社にこないことでいろいろ不都合があって困ってるってところなんだよな、みんなから文句言われてるポイントって)
そんな人に話す必要もないというのがわたしの判断。

納会も10分だけ出て、子どもの学童のお迎え。
怒涛の2023年の締めは学童の近くのくら寿司だった。
子どもは夫と頻繁にきているので慣れているが私は不慣れ。
とりあえず凍ったネタを食べつつ、怒涛の2023年をなんとなく振り返ってみる。
異動になって、ネットワークとかぜんぜんわからず困ったけど、でもYouTubeチャンネルをたちあげてチャンネル登録者数が増えていって楽しかったな。
来年は今までと違って、治療しながらの仕事だけど頑張ろう。

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