アメリカ現地校に通って、日本の小学校が恋しくなること
こんにちは。
アメリカ在住2年目の主婦 Kayです。
こどもたちが楽しそうなアメリカの学校で、
「先生たちの余裕」を支え、
コミュニティを作っている
「学校ボランティア」が日本でも広がり、
愉しい学校が増えると良いなと思い、
アメリカでの学校ボランティア経験について
発信しています。
夏休み（アメリカは一足早く夏休み中です）
の今日は、先週の「アメリカの小学校で
驚いた日本と違うこと」に続き、
アメリカの現地校に通っていて、
「日本の小学校が恋しくなること」について、
書きたいと思います。
① 技能教科が非常に充実している。
日本では、教科によっては、専門の先生もいて、専用の教室や施設があり、主要教科に加えて、
多様で幅広い授業を楽しむことができます。
アメリカの現地校に通うようになって、これは「当たり前ではない」ということに気が付かされました。
体育：
器械体操、プール、球技まで幅広く扱われ、
プール、体育館もほとんどの学校に設置
されています。
美術：
絵画から造形まで、様々なテーマに沿って
創作活動をしていきます。図工室も設置
されている学校がほとんどです。
音楽：
多くの学校には音楽室とグランドピアノ、
そして多様な楽器が設置され、
そこで音楽の授業を行います。
歌、リコーダー、ピアニカ、その他の楽器に
幅広く触れ、楽しみながら、
学んでいくことができます。
家庭：
基本的な料理や裁縫は生きていく上で
必要な力になります。
多くの学校には家庭科室があり、
料理実習ができるようになっています。
技術：
こちらも、家庭科と同様に生きていく上で
必要な力になります。
基本的な工具の扱い方を覚え、簡単なDIYなら
できるようになります。
これに加えて、書写、道徳、生活も
ありますよね。
義務教育の学校でここまでやって
くださるのには、
本当に頭が下がる思いです。
② 先生が学習の「基礎」をしっかりやってくださる。
算数の計算、漢字、音読等、
学習の基本を先生が宿題等を通して、
何度もフォローしてくださいます。
アメリカでは、宿題の〇つけは親が
やったり、保護者のボランティアが
やることもあります。
③ 学校が「綺麗」
日本の学校の綺麗さは、
アメリカの学校とは比べ物に
ならない位です。
学校のみならず、
街全体が清潔で、素晴らしいです。
アメリカの学校では、おやつの時間や
お昼ご飯の後は、そこら中に食べかすや
お菓子のゴミが落ちています。
そして、学校の周辺の道路にも、
学校から舞い散った
お菓子包装のゴミ等が落ちています。
私は気になってしまい、
思わず拾ってしまいますが、
次の週には同じ状態になっています。。
④ イベント時の発表のクオリティが高い
①があるからではあるのですが、
運動会や音楽会での
ダンス、アンサンブルの発表等の
クオリティが高いと思います。
アメリカは個人主義なので、
練習を頑張っている子もいれば
そうでない子もいて
それで良いとされるため、
全体としてのクオリティは
揃っていなかったり、
「まあまあ」なことが正直あります。
一方で、日本の小学校イベントでの
発表は、一人一人が真面目に練習して
臨んでおり、全体としてどう見えるかを
先生が意識されています。
結果、こどもたちの発表に感動することが
多かったなあと思います。
①の授業の差と、
文化の違い（個人主義とチームワークを
重んじる）が表れている点なのでは
ないかなと思います。
⑤ 給食が美味しい
アメリカでも学校によって、給食はあり、
カフェテリアでランチを頂くことは
できます。
ただ、我が家のこどもたちは、
あまりカフェテリアランチを食べず、
お弁当を持っていきます。
「美味しくない」のだそうです。
日本の給食はメニューが幅広く、
バランスも良い食事で、
且つ、各学校で食べる直前に、
心を込めて作られた「温かい食事」です。
家庭の味に近い「薄味の美味しい
食事が食べられる」ことを、
全国の学校で可能にしてきたのは、
こどもたちに対する「優しい想い」
があってのことなのだろうなあと
感じます。
給食を作ってくれている全国の
調理師さんたち、
メニューを作ってくれている
栄養士さんたち、
いつもお疲れ様です！
今週もここまで、
お読みいただき、ありがとうございます！
今回は「日本の小学校が恋しく
なること」について、書いてみました。
日本の学校でも様々な変革が行われよう
としているようですが、
この５つの点は変わらないでほしいなと
感じます。
では、また来週金曜日に。
みなさん、よい週末をお過ごしください。
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