ここに?という立地にある美味しいお店は、美味しい想い出が倍になる。
お店の入口が分かりにくかったり、こんなところにあるんだー!というお店はまるで隠れ家を見つけた気持ちになる。
入口から入る時の気持ちはもうわくわくだ。
その気持ちに応えてくれるような、店内の雰囲気、味がともなえば、その高揚感を必ず誰かに話したくなる。
その話の冒頭は、入口の話から始まるはずだ。
お気に入りのマフィンを買いに行った時に、あれ?この奥。お店あったかな??
覗いてみると、雑貨屋さんがあった。
店内に漂うアロマの香り。癒されるー!!
ふと店の奥に目にやると、光るバナナ?の看板。
なんだろう。進んで一歩そのスペースに足を踏み入れると・・
アロマの香りが、一気になんともいえない甘いバナナの美味しい香りに変わった。
その倉庫のような場所に現れたのは
バッバナナの店!?
バナナシェイクの専門店だった。
小500円、大600円で、牛乳、豆乳を選ぶことができた。バナナジュース。というよりはバナナシェイクのような濃厚な味は、とっても美味しかった。
見つけた!という気持ちがあるから尚更だ。
https://instagram.com/fruits_cartel?igshid=4x8uirtblqa4
飲み屋さんが並ぶ街の中。
ラーメン屋さんがあるのは、飲んで帰りに向かう駅の方向に集中している。
こんなところに?
そして、レトロな店構えのお店が並ぶ中にある、このなんともスタイリッシュな店構え。
わくわくする。
お洒落なラーメン屋。どんなラーメン屋が食べれるんだろう!!
メニューを開くとまた、ラーメンもいつも食べているものよりもとっておきなものに感じる。
珍しい冷やしラーメンとお茶漬けのセットを注文。
赤いのは、紅生姜ではなく玉ねぎだ。この酸味がさっぱりとして冷やしラーメンの味を絶妙に引き立てた。
出汁に入った氷も出汁でできており、汁も薄まらない。
その汁を、焼きサバののったお茶漬けにかけていただく。最高!
この場所はこの街に慣れてない人なら、おそらく探しながらくる。あえて、その時間すら美味しさのための時間として楽しんで欲しい。
今はもうなくなってしまったが、社会人になったころ、友人を得意げに案内していた居酒屋があった。
入口に看板がなくて、扉が扉とわからないのだ。
あの特別感が味に加えて大好きだった。
友人が驚いてくれるのも楽しかった。
美味しいものを食べた想い出は、幸せな記憶だ。
その記憶が味だけではないのは、間違いないと思う。
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