2023年③

今年もあと少しで終わります。
ガキ使も去年から放送しなくなり、格闘技も有料チャンネル。民放の番組に以前の押しの強さを感じられず、そうなるとやっぱり見るのは紅白歌合戦。そして妻と娘が毎年楽しみにしていたジャ○ーズカウントダウンも当然今年は放送されず………地味な年末になりそうです。

さてさて、今年を振り返るのも最後。今年私が現任校に着任してから取り組んできたこと、改善してきたことをまとめます。

①OODA LOOPシートの作成
 校長はPDCAよりも短期での改善を図りたいとの思いから、OODA LOOP的思考による改善を目指しました。そしてそれを見える化するために、シートの作成を計画していました。私がこの学校に赴任してまず行ったのがそのシートの作成。先生方一人ひとりの改善を記録してもらい、共有することで学校の変化をお互いに確認しあうことができました。そしてそのシートは紙ベースからフォームに発展。今ではこのシートすら使わずに、一人一人が子供達のウェルビーイングのために主体的に改善を図る意識が高まりました。よってこのシートは早くも廃止しようと思っています。

②筆文字に溢れる学校
 私の特技は書道。それを知った校長は、校内の至るところの文字を筆字にしようと提案してくださいました。玄関表示や封筒、ホームページの学校名など、学校の顔となるべく物の文字を全て筆文字に変えました。

③外部人材の登用
 校長の重点として、外部人材を活用することによる子供達のリアル体験を大切にしたいとの思いがありました。また、少しでも業務を整理し働き方改革をどんどん進めたいという思いもありました。なので自分のこれまでの人脈を活かし、あらゆる外部人材の登用を計画しました。中には思うようにいかないこともありましたが、子供達に夢を与えることや先生方の業務負担を少しでも軽くできたのではと思っています。

④情報活用能力育成プランの作成と校務DX化のゴリ押し
 GIGAスクールが始まって数年が経つにもかかわらず、現任校のICT活用は全く進んでいませんでした。どちらかというとトラブルの元になることやセキュリティへの見えない不安から手をつけずにいたようです。情報活用能力育成の教育課程整備も全くされておらず……。これではまずいと前任校で作成したものをベースに推進案を作成、提案しました。本来これは教頭の仕事ではありませんが、本校に得意な方が皆無なので、まず基本的な計画は私が提案、今後これを先生方で運用してもらおうと考えています。

④書写授業でのICT活用
 先に述べたように、私の専門は書道。5年生の担任が初任層でしかも1学級ということから、その支援のために毛筆単元だけ私が担当することにしました。せっかくやらせてもらえるので、書写における個別最適、協働的な学びの実現を目指した授業改善を目標に取り組みました。またICTの活用も積極的に行いました。子供達が主体的に手本に向き合い課題を見つけ、自らの方法で解決していく書写授業とはどういうものかが見えてきた気がします。

⑤担任が学級経営に没頭できる環境づくり
 働き方改革の目的は、教師が子どもに向き合う時間を保障すること。それにより指導の充実を図り子供達の資質能力を高めていくことです。なのに先生方には学級経営以外の業務負担がたくさん。なので、できるだけ担任は学校経営に没頭できるよう、雑多な仕事は私やフリーが受け持つように改善しました。また困った時にいつでも相談に乗れるよう笑顔かつ元気でいることにも心がけました。保護者対応もその方法のアドバイスをするだけでなく、私が代わりに対応するなど、先生方の心理的負担を少しでも軽くするように努力しました。

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