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キャラクターの信念を信仰心にまでレベルアップさせる

キャラクターには「好きなもの」がある。
それは食べ物であったり、誰か別のキャラクターであったり、思想であったり、理想であったり、様々だ。

この「好き」はキャラクターの特徴として、他の設定よりも重要であることが多い。
けれど、だからこそ、この「好き」は「好き」のままで満足してはいけないのである。

そもそもキャラクターとは、なにかに特化して存在しているものだ。
だからそれは偏りがあり、突出していて、どこか破綻すらしている。
そうでないキャラクターは、面白みがない。ただの、平凡な人間でしかない。

だから、キャラクターは「信仰心」を持っていなければならない。
それほどでなければ、創作的なキャラクターである意味がない。現実では味わえない、誇張を求められていることに、応えられない。

そのため、キャラクターの性質を特化させることに遠慮してはいけないのだ。
特化させるほど、それはキャラクターらしくし、他のキャラクターとの差別化という意味でもメリットがあるからである。

信念や好きをこえた、信仰心を持ったキャラクター。
それくらい、なにかに対するこだわりや、特化があるほうが需要があることを忘れてはいけない。
フィクションとしての、キャラクターのあるべき姿を見極めるべきだ。

キャラクターの信念は、信仰心にまでレベルアップしているほうがいい。
それを押し出すかどうかは別にしても、設定しておくときの意識は必要だ。
そうすることで、キャラクターはより誇張され、特化し、魅力を全面に出せることになる。

信仰心はそれほど、強力である。

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