男は働いてなんぼの価値観、実は主夫にも適用されるという話
自分が働き、夫(または彼氏)を主夫にしたいがどうしたら良いか?とい相談が、SNSで発信を始めてから頻繁に来ます。女性が今以上に社会進出するためには、男が家の事の大部分を担う必要があるので、相談が度々来る状況というのは良い傾向なのかもしれません。
ただ今のご時世、片方が専業主フでやっていくのは難しいものがあります。理由は単純に片方の収入だけでは足りないからです。基本的に今の日本は共働きでなければやっていけません。とはいえ両方が正社員にならなければダメというほどではなく、片方がパート・アルバイトという家庭も多いことでしょう。
また子どもが小さい時期は、両方正社員だと親や誰かの助けがなければ、家事育児の負担は大きくなるでしょう。両方正社員だと家事育児の負担が基本的に妻側に偏るので、妻の不満は溜まりやすく夫婦喧嘩が起きやすいからです。
そんな中夫が主夫になり家事育児を主に担当するというのはどういうことなのか。男がサラリーマンでなくてもやっていけるのか。稼ぎより家のことを重要視する主夫は「男は稼いでなんぼ」という価値観とどう向き合うのか。
この辺の疑問に今回は答えていきたいと思います。
夫が主夫になってもやっていけるのか
◆夫が正社員でも主夫は可能?
よく共働きの正社員で夫の方が家事育児をメイン担当にすれば良いのでは?という質問をいただくのですが、正社員になった時点で男は家事育児をメインですることは難しくなります。その理由は仕事が未だに男社会だからです。
例えば「子どもが熱を出したので早退して保育園に迎えに行きます」と女性が言った場合、女性でも色々と言われることはあると思いますが、基本的に迎えに行けると思います。ですが男の場合はまず妻に行かせろと言われ、自分が行かなければならないと言うと、行けはしますが翌日小言を延々と言われたり、最悪仕事を外されたり(まぁさすがに一回ではならないと思いますが…)します。
要するに子どもの迎えでいつ早退するかわからない人に、重要な仕事は任せられないのです。(これは女性が重要な仕事に就きにくい理由でもありますし、共働きの場合妻側に家事育児の負担が偏る原因でもあります。)加えてサラリーマンの場合、度々早退していていると人事評価…給料査定や今後の出世に大きな影響を及ぼします。重要な仕事を任せられないというとは、社内で実力を発揮しにくいということでもあり、当然会社からの評価も高まりにくいのです。妻の収入で足りない分を賄えれば良いと割り切るのなら良いかもしれませんが…
男も家事育児に参加するということに理解のある会社は増えてきたとは思いますが、まだまだ少数派でしょう。
◆夫がフリーランスでも主夫は可能?
実際に自分が主夫になってわかったことですが、男が主夫になる場合、基本的にフリーランスでなければやってはいけません。仕事が家でできて、なおかつ時間に縛られない仕事でないと、男が主夫になるのは難しいのです。これは主婦も同じですね。
また家で仕事なら在宅ワークのサラリーマンでもできそうですが、今は在宅ワークも環境が整い作業量などしっかり把握されるので、家事育児との両立は難しいでしょう。
加えてフリーランスと言ってもいきなり稼げるようになるのは難しいので、最初は妻の収入だけで8割ほど毎月の出費を賄えることが最低条件でしょう。これがまず達成できないと夫が主夫になってもやってはいけません。それにフリーランスは収入に波がありますしね…
現実的に考えて一番良いのは、サラリーマンをやりながら副業を始めて、軌道に乗ったら妻とスイッチするとかでしょうか。うちはいきなりスイッチしたので、交代当初何もかもが大変でした。
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