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『アンソロジスト』から生まれた文章講座について

備忘録も兼ねて講座内容を簡単にまとめておきます。講座の進め方は今後変更する可能性もあり、その際は下記文章を適宜修正/追記します。

※最終更新2024/1/31

説明

雑誌『アンソロジスト』(田畑書店)の編集長の大槻さんと小説家の太田(僕)が講師です。
・アンソロジーの編み方と文章の書き方をお伝えする全5回の文章講座であり、1講座は2時間です。
・参加者の方々には小説やエッセイを一篇(原稿用紙換算で10枚から20枚くらい)書き上げていただき、文豪の作品と共に自作が収録された世界で一冊のアンソロジーを作成いただきます。(※具体的な作業手順についてはこちらでも解説しています
・最終講座では、自作リフィル20冊(6600円相当)だけでなく、ブックジャケットとポケットアンソロジーを使用して作成したアンソロジー一冊(3630円)をお持ち帰りいただけます。
・また優秀作品1作を講師が選び、『アンソロジスト』に掲載します。

全体スケジュールと作業内容

〈第1回 読む~編む〉アンソロジーを作ろう 
◆アンソロジーを編むコツ(テーマの選び方)と小説の技術や構造について文豪の名作を参考テキストにして解説

◆何を書くのか
1・素材(思いつくこと/思い出すこと) 
2・料理の種類を決める(テーマ)
◆どう書くのか
1・料理の手法(技術)
2・構成・構造(器に盛り付ける)

◆アンソロジーの作成にチャレンジ(アンソロジーのテーマを決めて軸になる作品を選び、それと組み合わせる4作も選ぶ)

〈第2回 描く〉小説orエッセイを書こう➀
◆各参加者の自作イメージ(プロット等)について講師がコメント

〈第3回 書く〉小説orエッセイを書こう➁
◆それぞれの第一稿について講師がコメント

〈第4回 直す~整える〉小説を書こう③
◆各作品の第二稿への講評&校正点を伝えてそれぞれで校正作業にあたる

〈第5回 作る~完成〉自作がリフィルに、アンソロジー完成
◆ゲラからリフィルへ
◆リフィル贈呈式
◆参加者挨拶と講座の感想や他の方の作品への感想など
◆『アンソロジスト』に掲載する優秀作品を発表

<会場>
読書人隣り(千代田区神田神保町1-3-5 冨山房ビル6階)
※地下鉄神保町駅(半蔵門線、都営三田線・新宿線)A7出口下車

定員>
15名

参加費>
全5回27,500円(通し券のみ)

<講師略歴>

太田靖久(おおた・やすひさ)
小説家。1975年生まれ。神奈川県出身。2010年「ののの」で第42回新潮新人賞受賞。電子書籍『サマートリップ 他二編』(集英社)、著書『ののの』(書肆汽水域)、『犬たちの状態』(金川晋吾との共著/フィルムアート社)、『ふたりのアフタースクール』(友田とんとの共著/双子のライオン堂出版部)など。そのほか、文芸ZINE『ODD ZINE』の編集、様々な書店でのイベントや企画展示、「ブックマート川太郎」の屋号でオリジナルグッズ等の制作や出店をしている。

大槻慎二(おおつき・しんじ)
田畑書店社主、『アンソロジスト』編集長。1961年、長野県生まれ。名古屋大学文学部仏文科卒。福武書店(現ベネッセコーポレーション)で文芸雑誌「海燕」や文芸書の編集に携わった後、朝日新聞社に入社。出版局(のち朝日新聞出版)にて、「一冊の本」、「小説トリッパー」、朝日文庫の編集長を務める。2011年に退社。現在、大阪芸術大学で、出版・編集に関わる講座を持ち、また朝日カルチャーセンター立川教室で創作講座を担当している。

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