季刊誌『アンソロジスト』(田畑書店)の各号に寄稿しているエッセイと短篇小説について
『アンソロジスト』とは、”文化を編み換えるカルティベイト・マガジン”を謳う季刊誌です。田畑書店より2022年4月に創刊され、2024年5月現在、7号まで刊行されています。
私は創刊号より毎号エッセイと短篇小説を寄稿しており、この連作にはコンセプトを設けています
この雑誌は、同社の<ポケットアンソロジー>(小説などの単体リフィルをブックジャケットで束ねてオリジナルのアンソロジーを作成する)というプロダクトと連動しています。
私は既刊のポケットアンソロジーから自分なりにテーマを決めて5~7作品を選定し、最後に自作の書下ろし短篇を置くイメージで創作も行っています。
そのコンセプトを元に、私が各号において設定したテーマと選定作品、および寄稿したエッセイと創作のタイトルは下記になります。
この上記の一連の作業手順はこちらです。
各作業において私が意識していることを列挙します。
1と2の時は、自分が好きな作品からテーマを見つける方法がひとつあります。
テーマになるのは、季節/場所/時代/家族/職業などの物語の設定や構造、小道具/動物/食べものなどのモチーフ、喜怒哀楽/食欲などの人間の感情や欲望、恋愛/友情などの人との関係性等、色々なものに注目しつつ、物語を楽しみます。
もうひとつは、自分が書こうとしている短篇小説とテーマが重なる作品を探していく方法です。
3の時は、テーマに触れる形で短い感想も添えます。
4の時は、アンソロジーとしての流れを考慮しつつも、単体の作品としての完成度や強度も忘れないようにします。
このコンセプトには、自分でアンソロジーを作成することと、その中に自作を並べることのふたつのおもしろさがあります。
私の手順を参考にしながらポケットアンソロジーを活用し、オリジナルのアンソロジーの作成と創作を行ってみてください。
<NEWS>
上記を参考にした文章講座で講師を務めます
※下記講座は終了いたしました
『アンソロジスト』から生まれた文章講座(全5回)
日程:2024年6月16日、6月30日、7月14日、7月28日、8月11日(隔週日曜)
13:30~15:30(人数によっては16:00)
※講座期間中のやむをえない中止に対処するため、8月25日を予備日といたします。
会場:読書人隣り(千代田区神田神保町1-3-5 冨山房ビル6階)
定員:15名
参加費:全5回27,500円(通し券のみ)
※大槻慎二さん(田畑書店社主/『アンソロジスト』編集長)と一緒に講師を担当
『アンソロジスト』から生まれた文章講座(全5回)
日程:2024年1月28日、2月11日、2月25日、3月10日、3月24日(隔週日曜)
13:30~15:30(人数によっては16:00)
※講座期間中のやむをえない中止に対処するため、4月7日を予備日といたします。
会場:読書人隣り(千代田区神田神保町1-3-5 冨山房ビル6階)
定員:15名
参加費:全5回27,500円(通し券のみ)
※大槻慎二さん(田畑書店社主/『アンソロジスト』編集長)と一緒に講師を担当
『アンソロジスト』から生まれた文章講座(全5回)
日程:6月4日、6月18日、7月2日、7月16日、7月30日(隔週日曜)
13:30~15:30(人数によっては16:00)
会場:読書人隣り(千代田区神田神保町1-3-5 冨山房ビル6階)
定員:20名
参加費:全5回25,000円(通し券のみ)
※大槻慎二さん(田畑書店社主/『アンソロジスト』編集長)と一緒に講師を担当
◆【出演】
渋谷のラジオ「渋谷で読書会」(パーソナリティー:双子のライオン堂・竹田信弥さん)に田畑書店の大槻慎二さんと一緒に出演し、文章講座についても語っています。
※5月12日の放送後のアーカイブサイトは下記です。
◆【インタビュー】
週刊読書人の声の書評チャンネル・神網<ジンネット>読書人 特別編にて文章講座のことや創作について話しています。
最終更新日2024/8/10
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