いつでもどこでも見れる!会社のみんなが先生になる研修体系「加和太アカデミー」について社員に聞いてみた!
皆さん、こんにちは。
加和太建設 広報担当の池田です。
2021年10月現在、1年半前より世界中で流行し続ける新型コロナウイルスの影響でさまざまな活動が制限されています。しかし加和太建設では「世界が注目する元気なまちをつくる」ために、制限下でも工夫をしてさまざまな取り組みを行い続けています。その取り組みを本日はご紹介します。
今回は、昨年本開校を迎えた、教え、学び合う風土をつくるオリジナル教育体系「加和太アカデミー」についてご紹介いたします。
会社内にある学校?「加和太アカデミー」とは?
そもそも、「加和太アカデミー」とはなんでしょうか?アカデミーと聞くと、なんだか学校みたいなイメージがありませんか?
まさに「加和太アカデミー」は会社内の学校と言える場になっています。
加和太アカデミーとは、喜びや感動を生み出す一流のプロジェクトマネジャー育成を目的とし、Web学習と対面研修を効果的に織り交ぜて学べる教育体系です。私たち加和太建設では2019年4月に加和太アカデミーをプレ開校し、各部門の専門スキルを学ぶ「土木学部」「建築学部」、施工部に必須の「安全管理学部」、全職種共通で求められるスキルを学ぶ「一般教養課程」の3学部1課程、全20講座からスタート。1年後の2020年4月に、「不動産学部」を加えた全140講座で本開校を迎え、2021年の現在は約250講座を備えています。
加和太アカデミーは、Web講座と対面研修の2つがあります。
Web講座は、1講座10分程度の隙間時間で受講することができ、PCだけでなくスマートフォンでも視聴が可能で、気軽に受講することができます。
講師は、全て社員が担い、動画に登場します。スライド・レジュメの作成から講義内容まで社員が作成し、撮影に臨んでいます。なかには自分なりの小道具を用いて、視聴する社員が、より具体的に楽しく理解できるよう工夫して講義を行ったり、撮影の場所に部下を連れてきて、言って聴かせるように臨場感いっぱいに講義を行ったりする講師もいます。
対面研修は、月に1度設けられている「学びの日」に行われます。学びの日は、全社員が学びを優先できる日で、自身で講義を選択して受講しています。講師には、社外の方をお招きし、一流のプロジェクトメンバーとなるために必要な知識、スキルを講義いただいています。(現在、対面研修は休止中)
私自身、この学びの日の研修は月に1度いつも楽しみにしている研修です。普段接することの少ない部署の方とコミュニケーションを取り、意見交換ができる場があるのは非常に嬉しいです。もちろん、講義の内容も一方的に説かれるわけではなく、グループワークや発表の場があり、参加者全員を巻き込むような講座内容になっています。
加和太アカデミー設立の意図 学長 河田社長
アカデミーの概要についてはわかりましたが、そもそもなぜ「加和太アカデミー」は設立されたのか、学長を務める河田社長にお話をうかがってみましょう。
加和太アカデミーを立ち上げた1番の理由は「教え学び合う習慣」を社内に創りたいと考えたからです。業務に直結するスキルを高めることは、今も多くの方がしています。今後はそれに加え、その力を他分野にどう活用できるのか、言語化・抽象化を行い、事業をまたいで横展開できる力を社員には持ってほしいと考えています。
地域を元気にするためには、ものをつくる、企画する、運営するなど、さまざまなアプローチが必要です。これから社会の不確実性が高まっていく中で、どの道を切り拓いていける人材が当社に増えることで、本当の意味でまちを元気にしていくことが可能となります。
私自身も、大人になってから生きていくなかで喜びを感じる瞬間というのは、誰かの成長に携わったり、自分自身も何か新しいことができたりする瞬間だと思っています。加和太アカデミーは、年齢や部署を超え、仲間と共に成長する組織の実現に不可欠な施策の1つだと思っています。
河田社長ありがとうございました。受講していて、グループワークなどをすると自分にはなかった意見を聞くことができて「教え学び合う」の大切さを実感します。
「いつでも、どこでも、何度でも」加和太アカデミーの魅力 担当 土泉靖己さん(経営企画部)
加和太アカデミーがなぜできたかわかったところで、次はその魅力について迫ります。
加和太アカデミーの立ち上げ、そして再び2021年4月から担当の土泉さんにお話をうかがいました。
加和太アカデミーの魅力を教えてください。
加和太アカデミーの魅力はさまざまあります。1つ目は、気軽に視聴できることです。1つの講座は10分前後の長さでできていて、隙間時間に視聴することができます。さらに、何回でも見返すことができるため、振り返り学習に使用することができます。またコロナ禍においても、まだ仕事への理解が拙い新入社員が在宅勤務をする際の学習ツールとして役立ちました。最近の視聴データの上位には、新入社員の名前が多く上がっています。
2つ目は、社員が講師を務めているという点です。講師を担う社員は他者へ伝えるための教材のスライドを自身で、伝わるように説明することで、自身のより深い学びにもつながります。また、背中を見て育つ、という職人気質となりがちなノウハウを、「伝えるため」の「言語」に残すことで永続的な継承に繋げられます。
3つ目は、学ぶ姿勢が見える化されることです。加和太アカデミーは社員それぞれの視聴時間が可視化できるようになっていて、誰が、いつ、どれだけの数、時間、視聴しているかがわかります。一定のキャリアのある社員でも、新しい現場に赴く前に、経験値の浅い領域を視聴していたり、基礎知識へ不安がある社員が努力していたりすることが垣間見られます。
上司の方々は、そのような視聴状況も踏まえ、一人ひとりの育み方への検討を深めることができます。
印象に残っている撮影はありますか?
全て憶えています。ホームビデオカメラすら扱ったことのない撮影経験の浅さが災いし、当初は光の加減から音、モニター画面の傾きなど拙さ余りあったのですが、土木部、建築部管理職の方々が、現場で使っているライトを持ち寄ってくださったり、撮り直しに何度も応じてくださったりなど、一切を責めず、全力で支えてくれたのです。
撮影を進めるなかで、講座のみでなく、メンバーを全力で支える「加和太イズム」も継承しなければいけないと感じました。
今後のアカデミーについて教えてください。
現在、4つの学部、1つの課程を展開していますが、学部や階層の拡充も検討しなくてはならないと考えています。また最初に撮影した講座は3年近く経ち、内容のアップデートを施さなくてはいけないため、講座の再撮影も必要になってきています。そう考えるとアカデミーが完成するということはなくて、常にアップデートしていくことが必要と感じています。
土泉さん、ありがとうございました。PCだけでなくスマホでも視聴でき、1つの講座が10分前後で視聴できるのは、とても嬉しいことです。これからも隙間時間を生かして、たくさん受講していきたいと思います。
「接客スキルの講座がご契約につながりました!」視聴率1位新入社員 鈴木杏佳さん(不動産部)
運営の方々だけでなく実際に受講している社員にもお話をうかがってみました。
加和太アカデミーを月10時間近く視聴し、51講座を受講し、受講ランキング1位の不動産部新入社員の鈴木杏佳さんです。
たくさんの講座を受講されていますが、いつもどんな時間に受講されていますか?
9:30から始まる朝礼前の30分間や、家に帰った後などに見ています。加和太アカデミーの動画は、10分前後で構成されている動画が多いため隙間時間に気軽に試聴することができます。
アカデミーを受講しようと思ったきっかけは?
1年目ということもあり社員の皆さんの顔が一致させることを目的とし視聴していました。しかし、受講していると自身の所属している部門以外の講座も、自身の仕事に通じるスキルを学べることに気がつきました。例えば、土木学部の現場代理人に必要な8つのスキルというのは、店舗の雰囲気作りに活かせる点がありました。
また、現場見学に行く際の事前学習にも役立っています。
学びを生かせたエピソードはありますか?
もちろん自分の所属学部も視聴しています。先輩が講師を務める接客スキルの講座を参考にした結果、お客様にご契約していただけたこともあります。また社内コミュニケーションとして話の種にもなったりしています。
これからも様々な学部や講座が増えて、新たな学びが得られることを期待しています。
鈴木さん、ありがとうございました。多くの社員の皆さんのお顔と名前を一致させるところは苦労するポイントですが、加和太アカデミーがあれば、その人がどんな仕事を担当されているかもわかりますね。
Academy AWARD2021受賞! 社外でも評価される「加和太アカデミー」
加和太アカデミーの取り組みは、社外でも評価されています。
2021年9月8日、株式会社タナベ経営主催のACADEMY Forum2021内のAcademy AWARD2021にて弊社の加和太アカデミーが表彰されました。
今回の受賞ポイントは、
■専門スキル習得のため、「土木・建築・不動産・安全管理」の4つの学部と全社員にとって学びの基盤となる「ポータブル・スキル」習得のための一般教養課程で構成。
■1講座10分、250以上あるWeb講座全て、社内講師が教えるものである。(教え学びあう風土の醸成)
■全社員が月1回は学びを優先できる「学びの日」の創設。
以上の点が評価されました。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、加和太アカデミーについてご紹介させていただきました。社員である私も、取材を通して、まだ知らない魅力を知ることができましたし、改めて社内に学べる場、環境が整っていることが恵まれていて、どれだけ多くの人が苦労されているかを感じます。
引き続き今後も、加和太建設内の取り組みをnoteでご紹介させていただきます。