見出し画像

【日記】新人小説家が「本をリアル書店で自分の手で売る」を体験してよかったこと

『元カレごはん埋葬委員会』がついに発売になりました!
というわけで、12月9日・10日の週末、渋谷宮下パークにある天狼院書店で、イベントと売り子をやらせていただきました!

(全体の写真を撮るのを忘れ……。こちらは数年前に撮影したものです)

のぼりも作ったよ! 通りすがりの方が「元カレごはん……埋葬……?」と笑い半分、引き半分で言ってくださっていたのがうれしかったです。

元カレ・元カノの思い出を埋葬できるポストも作りました。ふらっと立ち寄って書いてくれる人もいて、うれしかったです! まだ置いてありますのでぜひ。

私が天狼院書店の元スタッフということで応援してくださり、2日間も店頭に立たせていただけることになりました。店主・三浦さんをはじめ、天狼院書店のみなさま、本当にありがとうございました!!

さてさて、ではこの2日間でどのくらい売れたのかというリアルなお話をしますと。

もともと、このくらい展開していただいていた分が

じゃーん! 残り11冊になりました! 既刊本のエッセイを買ってくださった方もいて、ありがたい……。

きてくださった皆様、本当にありがとうございます!!
ふらりとのぞいてくださった方もいらっしゃり、あたたかい言葉をたくさんかけてもらい、すごくすごく励まされました。

さて、この2日間、「本をリアル書店で自分の手で売る」を体験させていただいたわけですが、本当にやってよかったなと思います。
せっかくなので、個人的に得た発見を箇条書きでまとめてみます。


・「こういう人が買ってくれるんだ」と、目の前で感じられるありがたさ。「20代男性」「40代女性」など、数字や文字だけではわからない情報をたくさん得ることができた。これはやっぱりリアル書店でしかできないこと。

・店頭に立たせていただき、『元カレごはん埋葬委員会』の存在を認知してもらえるだけでもありがたいと思った。購入しなくても、「がんばってください」など声をかけてくださる方もいた。これもリアル書店でしかできないこと!

・「著者がいるなら買う」「サインをもらえるなら買う」という人が意外と多い! これはびっくりした。ただ「本を買う」だけではなく、「作った本人と話して、納得して買う」ことを求めている人がいるのだということは、大きな発見でした。

・「宣伝しすぎなのでは?」と思うくらい告知していたつもりだったけど、「1回だけちらっと見かけた」「もっと告知して!」「今朝たまたま見たので来た」という人が結構いた。「知らなかった、行きたかった」という連絡ももらった。SNSで告知する=みんなの目に触れるとは限らないのだとあらためて実感した。

・一方で、「思っていた以上に、自分を見てくれている人はいる」というのも驚いたことの一つ。「4年くらい前の、noteの記事が印象的で」という人や、「なぜフォローしたかは覚えてないけど、なんとなくずっと気になっていた」という人も。

・多くの人は、「本を買う」という決断をするまでに、実はめちゃくちゃいろいろなステップを踏んでいるのでは? と思った。私は、「本屋さんの棚を見てまわり、インスピレーションで、ぴんと来た本を買う」ことが多いけれど、みんながそういう買い方をしているとはかぎらないのだなと(当たり前ですが)。

・1冊の本を売るのには、100回見てもらう必要がある、くらいの気持ちでいるのがいいと思った。それくらいのふれあいがないと「買おう」とは思わない。

・なぜかツイッターとインスタのフォロワーが増えた。本が発売になったことでオンラインや店頭で認知していただけたのか、フォローし忘れていた方があらためてフォローしてくれたのか、この2日間の動きを見て興味を持ってくれたのかは不明。

・この週末ほど書店員経験があってよかったと思ったことはない!!!


統計をとったわけではないので、あくまで私の肌感ですが、ざっとまとめるとこんな感じです。

いやー、無名・新人小説家なので、とにかく本を売ることに必死なのですが、最初の2日間でお客様と対話でき、本当にいいスタートを切れたと思います。やっぱり、人と会うとパワーがもらえますね。「誰も読んでくれないんじゃ……」という不安をずっと抱えていたので、報われた気持ちになりました!

それに、リアルって本当に情報量が多い! 上にまとめたこと以外にも、直感的に得られた情報がたくさんありました。「あ、こうしたほうがいいな」とか、「あのお客様、ずっと目次を見てたけど、結局迷ってやめてた。だったらどうすればよかったんだろう?」とか、アイデアがいろいろ膨らみました。言語化できていないインプットも、まだまだたくさんあるのだと思います。

この貴重な2日間の経験を糧にして、まだまだ突っ走りたいと思います!!
あらためまして、遊びにきてくださった皆様、そして、このような機会をくださった天狼院書店のみなさま、本当にありがとうございました!!








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?