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ADHDに誤診されてたHSS型HSPの私

割引あり

気が強いのに小心者
多分そんな表現がピッタリ合っているのが私じゃないかな。

子どもの頃から表現することは好きだけど、授業中「はい、川島さん教科書15ページを読んでください」なんて言われて、みんなの前で声を出すのは本気で下痢になるほど緊張したり。

知らないところに行くことは好きだけど、そこに行くまでの下準備を入念にしてもいざとなると不安になったり。

こうした一見すると相反する精神状態を常に抱えて生きていると「昨日はできたのにどうしたの?」「え?約束したのに体調悪くしたの!?」「いつもだったらできてるじゃん」な~んて言われることもしばしば。

そうなってくると、もうダメだよね。

絶対ミスしてはいけない。
みんなに笑われるかも。
嫌われるかも。

そんな一人プレッシャーで、普段はしないようなうっかりをしたり、途中で集中力が切れてミスが増えたりして……日常生活に支障が出てくる。

で、日常生活に支障が出てくるレベルになると本人も余計辛くなって、病院に行く。

そんでもって「ああ~鬱ですねぇ」とか「不安障害ですね~」なんて言われたついでに「川島さん……ADHDって言われたことない?」と先生やカウンセラーから言われて、チェックする。

と、限りなく『グレーに近い黒』となり、「あ、ADHDだからこんなに生きづらかったんだ」って思うわけですよ。

でもね。

なんかおかしいな……なんか違うな……なんか……対処してても生きるのが大変だなって思ってたんですよ。

ADHDとは? 大まかな説明

注意欠陥・多動性障害(ちゅういけっかん・たどうせいしょうがい、英: attention deficit hyperactivity disorder、ADHD)は、多動性(過活動)、不注意(注意障害)、衝動性を症状の特徴とする神経発達症もしくは行動障害である[1]。ICD-10における多動性障害(英: hyperkinetic disorder)はほぼ同一の概念である。

注意欠陥・多動性障害 - Wikipedia

色々と小難しいことはWikipedia博士が書いてくれているので、はしょって言うと、「抑えようのない、厄介な生活(性格)の癖が先天的に植え付けられている」というところでしょう。

定義によると「落ち着きがない」「衝動的」「ドジっ子メイドもびっくりなくらいの不注意」「時間管理が出来ない」「整理整頓が出来ない」「石の上に3秒も座ってられないほど集中力が無い」ということが、「病的」レベルで起こってしまう障害という感じ。

HSS型HSPとは? 大まかな説明

HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、刺激に対して敏感な人のことを指します。
HSS型HSPは、そんなHSPの特徴に加えて、外部からの刺激を求める傾向があるタイプのこと。

HSPの特徴

  • 五感への刺激を強く感じる

  • 他人の感情や気持ちに敏感

  • 物事を深く考えやすい

  • 新しいものや未知のことに興味を持つ

  • 人混みや騒音が苦手

HSS型HSPの特徴

  • 新しいことに積極的に挑戦する

  • 好奇心旺盛

  • 活動的で社交的

  • リーダーシップを発揮する

  • マルチタスクが得意

一見良さそうなHSS型HSPの特徴ですが、例えばHSPの「人混みや騒音が苦手」と「活動的で社交的」が合わさるとどうなると思いますか?
そう、「陽キャで人と遊びたがるのに。騒いだ後苦手な騒音や人混みで疲れて動けなくなったり、熱を出したりする」な~んてことになるんですよ。

HSS型HSPが感じやすい悩み

  • 人混みや騒音で疲れやすい

  • 新しいことに挑戦したいのに、すぐに飽きてしまう

  • 人と関わりすぎて疲れてしまう

  • 自分の感情をコントロールするのが難しい

因みに、HSPの人口比率は、一般的に15~20%程度。
これは、5人に1人程度にあてはまるということです。

さらに、HSS型HSPの人口比率は、HSPの人口比率の約3割程度と考えられています。つまり、人口の約6%程度がHSS型HSPであると考えられるので、AB型の人口比率が約10%程度であることを考えると、HSS型HSPは、かなり少数派なんですよね。

ADHDと診断された経緯

ADHDとHSS型HSPの共通点?

HSS型HSPって、ADHDの定義ができてから大分後に話題になったんですよね。

だから、それまでは多分私みたいにADHDって言われたり、思い込んでいる人が多かったと思うんですが、それってADHDの診断テストの内容が……

  • 雑音や電話など、一度気が散ると目の前の作業に集中できなくなる。

  • 一日が終わると、ぐったりしてしまう。

  • 物事の優先順位をつけるのが苦手。

  • 転居や転職など、気分を入れ替えるのが好き。

  • 「変わっている」「個性的」だと言われることが多い。

  • 気の合う人との一対一の関係はいいが、大人数での集団行動は苦手だ。

  • 幼少期から感受性が強かったり、感覚が鋭敏だった。

と言ったような質問があり、それをチェックしていくと、限りなく『グレーに近い黒』になってしまうわけです。

ADHDとHSS型HSPの違う点

一方で、絶対やらないな……という点もいくつかありました。
例えば……。

  • 家の中がぐちゃぐちゃだ→めっちゃキレイ好き

  • 約束を忘れてしまう→絶対忘れない。むしろ忘れないかと不安になる。

  • わかっているのに遅刻する→10分前行動厳守。相手を待たせるのが不安。

  • 締め切りに間に合わないことが多い→夏休みの宿題を7月に中に終わらせるタイプ

と、「違うよな」という選択肢も多々ありました。

多分、今チェックをしたらグレーに近い白にでもなるだろうな……と思うんですが、その当時は「学校の勉強や会社での仕事で、度々ミスをして困っている」とか「必要なものを頻繁になくす」なども当てはまってて、結果ADHD寄りの回答になってしまっていました。

こうしたHSS型HSPとADHDの共通点やその理由について詳しく書いた記事を用意しましたので、よりしっかり読みたい方はこちらもどうぞ!!

ストレス耐性の弱さで『障がい』となってしまうことも

ではなぜ、ADHD寄りになってしまったのかと言うと、1つは「ストレス耐性の弱さ」。

HSPって不安傾向が強いんですよ。むしろそれが特徴と言うべきか。
それなので「失敗してはいけない」「迷惑をかけてはいけない」「恥をかきたくない」という意識が強すぎて、逆に硬くなってミスすることが多いんですよね。

例えばですが、私は卓球をしてるんですが、試合よりも『審判』が苦手で、特に初心者の頃はルールもわかっていないのに点数を間違えずにカウントする……ということが難しくて大パニック!

慣れてきたらどうってこともないし、間違えたりする人も多いのですが、厳しいオバチャン選手に当たったりするともう、緊張が凄くて逆にミスの連発。

そうしたことが仕事でもあって、一人だとなんでもないことが、見られているとダメダメになったりして、「ああ、私ってダメな奴!」と適応障害みたくなっていってしまうんですよね……。

周りの期待値が高すぎたことも要因

もう一つ、私が「なんかおかしい」と思い込んでしまっていたことの原因が「周りの期待値が高い」。
つまり、周りに『自分はできないくせに人はできて当然』と思っている人間が多かった。
って事もあります。

私の親が結構な毒親だったので、「あれもできて当たり前」「こんなミスはおかしい」と、何一つミスの許されない幼少期を過ごしたせいで、「いやいや、人なんだからミスることもあるでしょうよ」という感覚が中々育たず……。

姉もいるのですが、これまた自分はA駅とB駅を間違えるのですが、私がA店とB店を間違えると「妹はポンコツだ!」と騒ぐ始末。

なので「自分はこんなこともできないんだ……」と焦っていたのですが。

意外と普通より色々できる人じゃん。

と最近見直すようにしたら、メチャクチャメンタル安定しました。

自分がADHDではなくHSS型HSPだとわかった経緯

「あ、これADHDじゃないわ」と気がついたのは2つの理由から。

1つは、HSS型HSPの情報が流れてくるようになったこと。

ADHDチェッカーが60%フィットするところ、HSS型HSPのチェッカーをすると100%のマッチング力(笑)

自分の違和感がびっくりするくらいなくなるほど「ああ~わかる~」となるんですよ。
それにHSS型HSPの困った時の対処法をも私にピッタリ。
本気でパズルのピースが合わさる感じでした。

そしてもう一つの理由は……生活環境が広がったから。

1時間の遅刻は当たり前。
3日坊主どころか1日坊主。
歯磨きすら面倒で私がブチ切れるまで動かない。
よく忘れ、よくなくす。

そんな自分よりポンコツの夫と生活していると「え、私正常じゃん」って思ったり。

車を運転してると「どうやって免許取ったの?」って人を度々見かけるようになったので、「ああ、上手い、ヘタ以前の問題の人ってたくさんいるんだ……」ってわかったり。

卓球をしていると、仕事をしているよりずっと多くの人と関わるので、「ああ、色んな人いるな」って思ったり「ミスして当たり前」「できなくて当たり前」「慣れればそのうちできるようになるのが人間」と、自分に対しても広い心を持てるようになったら、ストレス値がだだ下がり。

元々ストレス耐性の弱さがHSS型HSPなので、ストレスが下がればパニックになることもなくなり、落ち着いて、自分のペースで物事に取りかかれば、大体問題なく事がすすむ様になったんですよ。

おまけとして、行きつけの病院(内科)の先生に胃痛で相談に行ったとき、「ADHDって言われたことあるんですが……」と言ったら「川島さんが!? ないない、ちょっとストレスに弱いのに環境が悪かっただけだよ!」と言われたこともあったり。

HSS型HSPの診断はないけどADHDは診断があるから……

というわけで、自分がHSS型HSPの傾向があるんだな……と思ってからかな~り生きやすくなったわけです。

とはいえ、HSS型HSPは、心理学的な研究によって発見され、人格特性として定義されている概念で、発達障害のジャンルではないため、診断で出してもらうというわけにはいきません。

つまるところHSPという「人間の性格のタイプ」ってこと。

なので、逆に共通する部分の多いADHDと間違われてしまうこともあるのかなって思います。

ただ、1つ思ったのが『あの時、ADHDのお薬を飲んでなくて良かったな』ということ💧
メンタルのお薬は、本当に慎重に飲んだほうがよいからね!!

とはいえ!!

生きる上で「障害だな」と感じることも沢山あるのがHSS型HSP。

noteではちょいちょい、そんな典型的なHSS型HSPである私が生きやすくなった理由とか、やり方、考え方。
また、HSS型HSPについて深掘りした事をお伝えしていきたいなと思います。

気が強いのに小心者

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※ADHDにしろ、HSS型HSPにしろ、個人の癖・タイプに寄るところが相当大きいので、「全てのADHD/HSS型HSPに当てはまることではない」ということを念頭にお読みください※

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