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大人のなぞなぞ

「平原をずっと歩いていると、とつぜん壁にぶつかりました。その壁は上はどこまでも高く、下はどこまでも深く、左も右もどこまでも遠く続いています。さて、この壁はなにかな」

『流浪地球』
劉慈欣 著
大森望 古市雅子  訳

 こちらは昨日も引用した劉慈欣氏による『老神介護』と同時刊行された短編集、『流浪地球』の一節。

 この謎々は、まだ小学生である主人公に哲学の先生が出したものだ。答えはすぐ後に書かれているのだが、私は主人公の答えを見る前にぱっと思いついた。

 つまり発想が小学生と同じ……。

 ふと考える。私は子供のまま体だけが時間という負荷を背負い、頭は全く成長出来ていないのではないか、と。

 なぜそんなことを考えてしまったのかと言うと、先日Twitterで見かけたなぞなぞ(算数?)も一瞬で答えを出せてしまったからである。件の問題とは

 🍅🍓
 🍓🍓
+🍅🍓
─────
1 9 2    

 さて🍅と🍓に入る数字(0〜9)はなんでしょう

 といったものだった。ツイートには「大人でも解けない人がいるかも」と書かれていた。

 「子供向けのこんな問題が解けないなんて、そんな馬鹿な」と思い、スレッドを辿っていくとユークリッドの互除法とか大人の発想でこの問題に取り組んでいる人が結構いて驚いた。あ、なるほど。そりゃ難問だ。

 私は至極単純な方法で答えを出した。かなり大雑把なので、当てはまる数は複数あるかもとか、そういったことを全く考えずにいたのだ。

 単純に、三つ同じものを足したら桁が一つ上がり、一の位が2になるものですぐ🍓の数は出てくる。あとは2を掛けて🍓を足したら9になり桁が一つ上がる数字──だから答えは簡単。

 って、この発想は小学校二年生のものらしい。そうか、私は頭の中が小学校低学年なのか(笑)

 どうりで大人の社会に馴染めないわけだ。生きていくのは大変だ。なんと長い小学校時代🤣

 

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