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アメリカ 自分の病気の薬を自分の体で作る人工細胞分子

オーストラリア・テック情報newatlas7/5
mRNAは、メッセンジャーRNAの略称で、「細胞内にある設計図」のような役割を持つ分子です。私たちの体にあるDNAの情報に基づいて、必要なタンパク質を作る指示書として働きます


mRNAのこの特性を利用して、テキサス大学 (UT) サウスウェスタン医療センターの研究者は、遺伝子操作された 人工のmRNA を使用して細胞に独自の薬剤を分泌させ、マウスの乾癬と癌を効果的に治療しました。
「この技術により、患者は点滴のために頻繁に病院や外来診療所に行く代わりに、将来的には薬局や自宅で月に1回治療を受けられるようになるかもしれません。そうなれば、患者の生活の質は大幅に向上するでしょう」
mRNA研究の最近の進歩と同時に、ナノ粒子を使用した治療薬の送達の分野でも進歩が見られました。


この技術を使用して製造された薬は、炎症性疾患、癌、血液凝固障害、糖尿病、およびさまざまな遺伝性疾患の患者の健康と生活の質を改善できる可能性があると研究者は述べています。


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