🇯🇵「続かなかったもの展」が開けそうなくらい、挑戦したつもり

何かになりたくて、いろいろやってきた。例えば、ボーカルレッスン、弓道、ヒップホップ、ライトセーバーの殺陣教室、サーキットでスーパーカーの運転、ゴーカート。ファッションデザイナーのワークショップに撃沈。レンタルサーバーのブログも立ち上げた瞬間、満足して1記事だけ書いてやめた。4コマ漫画も、60本投稿できていたのにやめてしまった。1回描いて、理想通りにいかなくてやめた絵具セット。そのほか、2本も買ったけれど一曲も引けず、まともに音すら出せなかったエレキギター、お菓子を作ろうとして買ったけど、使わなかった（作らなかった）2年前のベーキングパウダーが家にあったりする。すぐやめた8万円もするFPの通信教材。未開封の1万円のジェルネイル乾燥器とジェルネイル、透明チップ。これだけで「続かなかったもの展」で個展でも開けそうだ。

「生涯熱中できるものがいまからほしい。あわよくばそれでお金をもらいたい」

誰しもこう思ったことはないだろうか。最近の私はまさにこの状態だった。しかし、好きなことを仕事にするとそれはそれで辛いだろうなと想像ができるようになった。自分の好きな音楽で動画を作るのは好きだが、「この曲で、こういうイメージで作って」と指示されることが、果たして楽しいだろうか？私は自分の時間を売ってそこまではできない。できる人は尊敬する。つまり私はアーティストになれる可能性はあっても、デザイナー、にはなれない。誰かの要望に応えるクリエイションはできそうもない。

こう考えると、好きなことを仕事にするというのは、私にとってのゴールではない気がする。好きで続けていた結果、お金が稼げるようになった、ということであればそれはめでたしめでたし、ではあるが。

また、DJをやってみたいという時期もあったが、上記の展覧会に見事に仲間入りする可能性が高い。そんなの、やってみなきゃわからないじゃん。2、3年くらい興味があったことだしさ、とりあえずやってみようよ？、と思えるのは数年前の私だけ。昔だったら絶対手を出してた。今はお金と時間の無駄だろうと思ってしまう。（これが大人になるってやつか・・・？）

過去に好きだったことを分析したら、「絵を描くこと」だったため、絞っていかないと、人生は短いから・・・と考え「グラフィックデザイン」とか、「イラストレータになるには」とか、「油絵初心者の動画」とか、絵関係のことをいろいろ調べようと思ったこともある。また、すぐに影響されるため、インド映画を見た後にボリウッドダンスを調べたこともある。ワイルドスピードを見た後はカポエイラ、といった具合だ・・・。今「恵まれたニート」をやっているので、1か月、毎日習い事の無料体験を入れたら見つかるかも。とか考えてもいた。（企画的には面白そう。一緒にやる人がいてくれたら尚面白い。募集。）

ところで、「左利きのエレン」という漫画をご存じだろうか。その中のセリフに、ガラクタばっかり抱えて、何も捨てられないんだね。と「凡人側」の主人公に辛辣なセリフを吐く「天才側」の人間がいる。

まさにこれだ。自分はいろんなものに可能性を抱いていて、捨て切れないんだ。「今」やりたいことだけをやればいいのに。ガラクタの重さで前に進めなくなっている。

配偶者にも言われた。好きなことは、釣りみたいに、深いところから1つ釣り上げるようなもんだよ。と。

重要なポイントは「今」やりたいことであって、未来を考えて「これができていたらいいな」ではない。もちろん「これができていたら幸せな未来だろうな」と思って頑張ることは否定しないけれど、「今」楽しんでやっていることには何も叶わない。

例えば、読書習慣をつけたいと思っている人はある程度いると思う。私にとっては読書は自動的にできるものなので、努力している感覚はない。今、読みたくて読んでいる。楽しいから。それだけの感覚なのだ。願わくばこんな感じで好きなことに自然と着手していたい。そして続けられるというものはだいたいそういう形をしている。

いいじゃないか、読書があるのだから。と思うかもしれないが、それだけだと何かが足りないのだ。何かが。私は難関な山に登りたいのだ。本を100冊読む、という目標でもよいのだが、それは簡単にクリアできそうなので別の山が欲しいのだ。

そして絵を描く、小説を書く、とかごちゃごちゃ考えているうちに、英語学習まできた。

私はかろうじで今、「英語」はやりたいという気分だ。現在はこの気持ちを大事にゆっくり水をあげているところだ。

実は10年前に、英会話教室に通い挫折。オンライン英会話も2度挫折、している。それでも「今」ようやくやりたくなった。ということは、今後の人生でもまた別のことを好きになって、やっている可能性はとても高い。一度着手してたものを引っ張り出してくる可能性も高い。一度やっていれば、再びやる時のハードルは下がるため、たくさん挑戦しておくのはいいかもしれない。（ということで、DJやっとく？）懲りないけれど。

さてさて、今回の英語は何年、いや何か月、何日続くかはわからないけど、ある程度は続くといいな。

とりあえず、今は英語を。ゆるくいこう。

そして将来、「続かなかったもの展」、開きたいなあ。