元気でと祈るように

目が覚めて

起き上がる

誰もいない朝

いつも通りの光の中に

私だけの息づかいを聞きながら

窓から見える白と青の
よく見えない境目に
飛んでいくよ

心細く揺れる黒にも
見ないふりをして

時速100キロで
走る私の
斜め上

鳥たちが
追いかけて
見送る

キミたちは
誰だったか
キミたちは

流れる涙が後ろに
走っていく
透明な絵を描いて

落ち着かせてくれるのは
手に持つコーヒー
飲み込んで

さようならに向かって


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読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。