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自己肯定感とかのはなし

異動して以降、全然思うように業務を進められないでいます。業務内容も分からないし、全部点なのでうまいこと繋げて覚えられないし、だから一つ一つに時間がかかるし。でもバンバン仕事が振ってくるから毎日残業しても依頼メールが溜まっていくばかりです。(処理済みメールはフォルダに移動させるようにしているので、ただただ受信メールにメールが溜まっていきます)

仕事が溜まったり、思うように進められなかったり、単純に分からなかったりしてその度に前任者に電話したりチャットしたり、例えば文具ひとつ取ってもどこにあるか分からなかったりして、全てがすごくストレスでどんどん自己肯定感が低くなっていきます。

もともとダウナーなタイプというか「ワタシはみそっかす」と言う思いがあるため、とにかく頑張らなきゃと思っているのですが思えば思うほど焦ってしまうんですよね。加えて持って生まれたコミュ障…というか「ワタシに声を掛けられたら迷惑では?」という自己評価の低さが邪魔をして、なかなか声を掛けられずにいるから、さらに仕事が溜まるんです。チョチョっと聞いてしまえばすぐ解決するのにね。

と言うわけで、そんなふうに見えないかもしれないけどすごくストレスで。もう自分が大嫌いです。「ダメだなあ自分って」とか思ってしまいます。あんなにカメラを持って遠出をするのが好きだったのに、今では毛布を抱いて寝てばかりです。

なんつうの、自己肯定感が低い人って、準備するハードルが高いんですよね。相当のことをしないと「ワタシって認めてもらえるはずがない」って思っちゃうんですよね。本当は「ご飯残さなかった」とか「風呂掃除した」とか、極論で言うと「もう生きてるだけでえらくね?」ってことのはずなんですけどね。

と言うわけで、美容室に行きました。営業マンっぽいとかそんなこと知らんけど、とにかくなんかイケてる自分になったらちょっとは自分のこと好き好きマンになれるかなと思ったんです。(営業局への異動だったので気に入っていたハイライトの入った髪を真っ黒に染めてショートにしたのです。黒髪もショートも嫌いなので、それもストレスなんだろうなと思っています。サイドもうなじも隠れるようなGSの歌手かよみたいな髪型が好きなんです)

美容室では、担当さんはちょっと構えていたようでした。「何か扱いづらかった?」とか「そこが気に入らない感じ?」とか色々質問してくれました。ワタシも特に理由も言わずに、「この辺りもうちょっと丸みが欲しくて」とか「もみあげの部分をもっとぼかして欲しくて」とか「こういう形は好きじゃなくて」とか好き勝手話してまして。だいたいいつも同じ担当さんに大まかな雰囲気を伝えておまかせにしてしまうんですけど、こうやって話しながら「あー美容室って共同作業なんだなー」と思いました。

インスタとかTwitterとかで特に要望も伝えずに似合わせカットで大変身!みたいなショート動画があるけど、あれちょっと違うんだろうなって思っちゃいました。お互いにこうしたい・ああしたい・こうしたらいいよ・それは難しいけどこういう形ならイメージはずれないと思うよと話しながら作っていくんだなあ…って。おまかせでもいいんだけど、よくよく考えたら自分の髪なのにおまかせして「なんか違うかも」とか思って美容室難民になるってのは自分のせいでもあるよなあと思った次第です。

今日は特に、折り合いをつけながらも自分好き好きになりたかったから余計にちゃんと話したんだと思う。共同作業のおかげで良い着地点に辿り着けた気がします。

会計までの間に「実は仕事が全然うまくいかなくて、自己肯定感がめっちゃ下がってたんですよ。だからいい感じになれて本当よかった」と伝えたところ、「じゃんけんって2回連続で負けることってほどんどないから!これで戦えるね!」とよく分からん励ましを受けて美容室を後にしました。

じゃんけん、2回連続で負けること多いと思うけどなあ…と思ったけど、この瞬間自分を応援している人がいるって超嬉しいじゃんね。自分のご機嫌取るっていうのと、自分を認めてあげるっていうのと、自分を好き好きになってあげるっていうやつ。難しいけど、今日はほんのこの数分だけでも「ウヘヘ」ってなれたからよかったな。そんなはなしでした。

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