見出し画像

タイプ別インタビュー記事の書き方と選び方

インタビュー記事は大きく分けると以下の4タイプがあると思っています(他にもあったら教えてください)。

1.会話式タイプ

2.FAQタイプ

3.ひとり語りタイプ

4.説明+語りタイプ

イメージがしやすくなるように、文章例を使って説明します。

まずは1.会話式タイプから。名前の部分に顔写真を載せてるケースも良く見ますよね。

A:Bさんが起業しようと思ったきっかけはなんですか?
B:子どもの頃から、お金持ちになりたかったんです。大学で経営を学び、卒業と同時に起業しました。
A:そうなんですね。いまはお金持ちになれましたか?
B:はい。めちゃくちゃ金持ってます。

2.FAQタイプ。インタビュアーが目立たず、インタビュイーの話に集中できます。

━ 起業しようと思ったきっかけを教えてください。
子どもの頃から、お金持ちになりたかったんです。大学で経営を学び、卒業と同時に起業しました。
━ いまはお金持ちになれましたか?
はい。めちゃくちゃ金持ってます。

3.ひとり語りタイプ。質問部分は書かずにインタビュイーのみ登場します。

子どもの頃から、お金持ちになりたかったんです。大学で経営を学び、卒業と同時に起業しました。いまはめちゃくちゃ金持ってます。

4.説明+語りタイプ。なんかできるライターっぽい感じがする。

Bは起業しようと思ったきっかけについてこう語る。
「子どもの頃から、お金持ちになりたかったんです。大学で経営を学び、卒業と同時に起業しました」
そんなBはいま、めちゃくちゃ金をもっているそうだ。

参考文選びに失敗した感はありますが、なんとなくイメージはつかめたのではないでしょうか?

好き嫌いがあると思いますが、個人的に一番好きなのは2.FAQタイプです。インタビュー記事って基本的にはインタビュイーに興味があるから読むことが多いと思うんです。

そうなると、あまりインタビュアーが目立たずにインタビュイーの話に集中できるから読みやすいかなと思います。あくまでインタビュアーは黒子という考えです。個人的にはですよ!

どの書き方が良いか。選び方

これはライター、掲載媒体によって違ってきます。

1.会話式タイプは、インタビュアー(ライターと同一の場合)が全然無名の人だと「いや、お前誰だよ?」となって話に集中できない可能性があります。ライターのブランディング向上には良いかもしれません。

2.FAQタイプは、一番書きやすいので、経験の浅いライターに向いています。無難な書き方と言えます。

3.ひとり語りタイプは、うまくまとめないと何の話をしているのか分からなくなってしまうので、経験値のあるライターに向いています。

4.説明+語りタイプは、ライターの主張が目立つので、インタビュイーの話を読みたい方に向けては不向きかも。インタビュイーの知名度が低い場合には良いと思います。あと「です・ます口調」には向かない気がします。

それぞれのタイプをしっかり認識して、読者が一番喜ぶ書き方を選ぶのがいいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?