「名前、それはいつも儚い」 #創作をまなびあう会 のお題 #名前の由来 に泣けた
「名前、それはいつも儚い」
訂正します。
「わたしの名前の由来は儚かった」
noteで参加しているサークル「創作をまなびあう会」からお題が…
今週は「#名前の由来」について書いてみませんか？
封印していた記憶が一気に蘇りました。
「徹」という名前の男
わたしの名は徹。
名字は省略します。
「名字の歴史と由来。自分の名字はいつから始まったのか？ | 家系図作成の家樹-Kaju-」によれば、庶民の名字は明治維新後、国民の管理の必要性から1870年以降に与えられています。
問題は、両親によって付けられた「名」です。
「徹」の意味（小学校時代）
貫き通す。とことんまで行き届く。「徹底・徹夜・徹頭徹尾／一徹・貫徹・透徹・冷徹・朗徹」
（出典 「徹」の部首・画数・読み方・意味 - goo漢字辞典）
「ものごとを貫き通す、強い意思をもったひとに育ってほしい。」
小学校の低学年のころ、母親はそう教えてくれました。
わたしはうれしかったです。
そんな期待をこめた名前だったなんて。
「徹」を略して「とうちゃん」と呼ばれていたけど。
「徹」の意味（中学校以降）
中学に入学して、なにかの理由で、再度名前の由来を確認しました。
「ぼくの名前って、ものごとを貫き通す、強い意思をもったひとに育ってほしい、という気持ちをこめたんだよね？」
母はしばらく黙ったのち
「なにそれ？」
と、息子がまたトンチンカンなことを言いだしたと困惑していました。
「ぼくの名前、徹の由来だよ」
「わはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは…」
母はしばらく笑い転げた。
「そんなこと言ったっけ。」
今度はわたしが黙った。
「予定日より1ヵ月早く産気づいてさ。ちょうど徹マンしてる最中で。名前を考えてなかったから、徹マンの「徹」にしたんだよ。」
※徹マンとは「徹夜で麻雀する」の意味です。
あ、れ…？
貫き通す。とことんまで行き届く。「徹底・徹夜・徹頭徹尾／一徹・貫徹・透徹・冷徹・朗徹」
（出典 「徹」の部首・画数・読み方・意味 - goo漢字辞典）
こっち？
名前の由来、それはいつも儚い
わたしもいい大人なので、笑って話せるようになりました。
名前は名前。自分が人生で何をするかです。
名前のおかげでしょうか。
大学時代、学生寮でマージャンにハマりました。
いつもは強くないのに徹夜になると強いので不思議がられました。
誰にも言いませんでした。
名前の由来を思い出すと目が覚めるんです。なぜか。
（不憫に思ったかたはぜひスキをお願いします！）
よかったらサークル「創作をまなびあう会」へ
創作に興味があるかたはぜひ。無料です！
突然、お題で過去の古傷をえぐってくれます（笑）
タイトルの由来は「びっくり日本新記録」
記録…それはいつも儚い。一つの記録は一瞬ののちに破られる運命を自ら持っている。それでも人々は記録に挑む。限りない可能性とロマンをいつも追い続ける。それが人間なのである。次の記録を作るのは、あなたかも知れない
— 土江寛裕 (@tsucchi_100m) June 8, 2019
byびっくり日本新記録
こちらの名言をもとにさせていただきました。
面白いものを見つけて写真を撮れたら投稿します。世の中、面白いものがたくさんあるのに、消えてしまうのがさみしくて。