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40代からのスタートアップへの転職(Ubie編)

これはUbie Corporate Advent Calendar 22日目の記事です。

はじめまして、Ubie株式会社にて全社横断の管理部組織であるUbie Corporateに所属しているkawaranこと瓦林と申します。
コーポレートセキュリティを担当しているInfoSecというロールにて活動しています。
2022年9月に入社して、あっという間に3ヶ月が経ちました。
いわゆる入社エントリです。

まずは自己紹介

もう少し私自身のことを紹介させてください。
ちょっとでも等身大の感覚を得て頂ければという思いがあります。

年齢は44歳。社会人経験はおよそ20年。
就職氷河期の終わりの方の世代です。
最初の会社は事業会社でいわゆる情シス部門からスタートしました。
IT系コンサルティング会社に転職して、システムを構築したり、運用したりするキャリアを重ねて、再び事業会社の情シス部門に戻ってきた形です。
前職は株式会社ZOZOでいわゆる情シス部門であるコーポレートエンジニアリング部とセキュリティを専門に扱うCISO部の両方を経験させて頂きました。
私にとって、前職はこれまでのキャリアの中で一番充実した期間。
一緒に仕事をする方は良い人ばかりで、楽しく働くという価値観を体現させてもらうことができました。
情シス含めて色々と経験した中で、最終的に自分の人生は残り全部をセキュリティに特化した生き方で固めようと決意することができた、とてもありがたい会社でした。

そんな満足度高い状態で、しかもちゃんと自分のやりたいセキュリティをやらせて頂いているのになんで転職することになったのか。
今振り返ってみても、少し不思議な感じがしています。

最初は興味

インターネット大好きなので、エンジニアの方々の入社エントリだったり、退職エントリだったり、話題に上るブログはそれなりによく読む方でした。
なので、Ubieに対しては「最近よくこの会社に入社するエンジニアが多いなー」という素朴な印象でした。
身近で一緒に仕事していた人もUbieに転職するって話を聞いて、でもその時点では「なるほど確かに勢いがある会社だなー」くらいの自分とはちょっと遠い距離にある印象だった気がします。
どんな会社か気になったので、会社の人事制度に関する記事も読みました。

評価なし、そんなワードに若干戸惑ったのを覚えています。
評価制度なくて組織として機能するんだろうか?
でも確かにマネージャーになって評価の大事さを感じる一方、その負担の大きさに迷いも感じていたところでした。
自分としては「もう少しコトに集中できればな」という思いを抱き始めていたところでした。

やっぱり縁

そんなUbieに興味は抱いたものの、特に自分から動くということもなく、普通に日々を過ごしていました。
そんなとき、Ubie Corporateでコーポレートエンジニアとして活躍されているtamosanから声掛けがありました。
Ubieでは、全員が採用活動に関わっています。
自分と親しい職種の方から声がけ頂いたので、話を聞いてみたいなと思わせてくれたのを覚えています。
以下はそんなtamosanの記事です。

カジュアル面談のお誘いは嬉しかったものの、転職活動をする意思がなかったのが申し訳なく、最初に素直に自分のスタンスを説明しました。
Ubieという会社に興味はあるけど、今は転職活動をする気はないと。
それに理解をしてくれた上で、まずはお話だけでもという柔らかいスタンスでのカジュアル面談でした。
実はtamosan自身がUbieに入社する流れでも、当初は全然転職活動をされていた訳ではなかったそうです。
カジュアル面談や面接の場で出会う人との会話が面白く、自分を成長させる場になったという話が印象に残りました。

それでも特に選考に進むわけではなく、直近加わったメンバーの方と追加のカジュアル面談をセットして頂くことに。
事業部目線で、Ubieが目指している世界についての話を熱く語ってくれました。
なるほどと理解が進む一方、実際のところ心動いたのは、「今までリファラルで10人くらい声がけしたけど、全員採用には至らなかった」という言葉。
2人のカジュアル面談の言葉を勘案して、特に採用に至らなくても先方の期待値としてはそれほど問題はなく、面接重ねることで自分にメリットがあるなら受けてみようかなという気持ちになりました。

そして選考へ

私が選考を開始した直後はまだUbie Corporateが完全に組成されている訳ではなく、最初の面接はUbie Discoveryの枠組みでの選考でした。
面接官として対応してくれたBizDevを担当しているhassyの記事はこちらです。

事業開発をやっている方と会話する経験はあまりなく、単純に面接は楽しいものでした。
tamosanの言葉に偽りはなく、確かに自分にとって得るものがあるという感覚でした。
面接の結果は興味深いもので、「今設計中のCorporate要件でぜひ選考に進んで欲しい。ただし、Corporate人材要件はまだ設計中なので、選考は待ってね」というものでした。
この時点での私のスタンスも、転職活動自体を他にしている訳ではなく、半分以上が興味という衝動で動いていたので、しばらく待つことに全く異論は無かったです。

しばらく経過して、改めてCorporate要件が完成したので、選考を進めましょうとの連絡を受けました。
こちらのUbie Corporateの人材要件(Ubieness)については以下の記事が詳しいです。

私としてこういったドタバタとした対応は、むしろワクワクさせられる体験でした。
コーポレート組織が新設される流れにも興味があり、単純に知りたいし、もっとUbieの人とお話したいという思いがありました。

改めて何度かの面接を重ね、ありがたいことにオファーを頂くことができました。
そして今度は自分が最終的に判断するフェーズがやってきたのです。
この時点でも他社の選考をしてないし、転職エージェント的なところともやりとりをしていませんでした。

転職を決断する判断基準

自分で言うのもなんなんですが、私は割と冷静な人間です。
縁があるからとか、勢いで決めるという行動パターンではないです。
家族がいて、子供もまだ幼い。
簡単には決められないです。
判断基準として、共同代表のquvoの記事にチートシートが載っていました。

ソフトウェアエンジニアが対象ですが、私の場合(InfoSec)でも、とても参考になる枠組みでした。
特に最初に記載されている自分自身の嗜好がスタートアップに適しているかを見極める以下の3つの基準は普遍的に参考になると思います。

  1. 不確実性を楽しめるか?

  2. 常にベストプラクティスを適用できるわけではない状態を受け入れられるか?

  3. ときには不得意な技術課題を解く覚悟はあるか?

入社前に記録した自分のチェックリストを見返すと3つともYESと回答していました。
そして入社して3ヶ月経っての感想としては、この判断基準はとても正直で、洗練されているものだと感じています。
今の私は不確実性のある課題に挑戦していて、必ずしもベストプラクティスではないやり方も取り入れつつ、今まで直接手掛けてなかった分野に取り組んでます。

ストーリー/カルチャー/ロジック

上記の判断基準は自分にとっては必要条件であっても、決め手とはなっていません。
自分が満足する意思決定として、以下の3つの分類を十分条件として考えました。

  1. ストーリー
    Ubieが目指しているビジョンを家族に最高なテンションで語れるのか?

  2. カルチャー
    自分が7つのUC Ubienessにちゃんと当てまっていると確信できるか?

  3. ロジック
    セキュリティを専門でやっていく上でUbieでの仕事はプラスになるのか?

全部YESって心の中で叫んでました。
もちろん主観に過ぎませんが、最後は自分の中での確信が決め手になると思います。

年齢はあんまり関係なかったです。
どんなに年齢を重ねても挑戦する気持ちを失わないってのが自分の価値観の根底にありました。
家族からも何の反対もなかったです。
いつも私を支えてくれる家族に、最大限の感謝を捧げます。

We are hiring!

Ubie Corporateという組織について、少しでも興味を持たれた方は、私とお話しませんか?
こちらのフォームからご連絡頂けると嬉しいです。

現在の募集要項はこちらになります。

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