2023年に自分が関わってきたふりかえりをふりかえる

※ふりかえりアドベントカレンダー2023の6日目の投稿です。

日報はふりかえりになるなぁとあらためて思った

個人的には日報が嫌い。上意下達マインドにアレルギーがあって、日報は上司へ報告するものという古い感覚が残ってる。なので日報は自律や自己組織化を阻害するものと考えてる。僕は極端な日報不要論者なのである。とはいえ、『所感』などがよいふりかえりになるということもわかっている。三行作文など日記感覚で日報を扱うとその日をふりかえれる。

今年の頭に参加したチームでは、チームから日報をやりたいと提案があった。どうして日報がやりたいの?って聞いたら、報告というよりふりかえりがしたいみたいだったのでふりかえりでいいじゃんということになった。

で、毎日終業時にふりかえりを slack に投稿することになった。どせやるならと当時よく目にしていた YOW という手法をやってみた。やったことと起きたことの線を引くのが難しく毎回頭を使った。なかなかにタフなふりかえりだったが、自分が考えていることをさらに一歩踏み込んで考えることができた気がする。あったことをありのままふりかえるので、マインドフルネスな手法だと思った。

日報でふりかえりをするとチームの学びになる

その後に参加した別のチームではすでに日報を書いていた。目的を聞くと上長への報告や上長からのアドバイスをもらうためだとか。しばらく郷に従っていたが、そのうちチーム内で、上長そんなに見てないよね?チームのための日報にしたいよね!と話が出たのでむきなおり。

その際に、それまでの「今日やったこと」を「今日のハイライト」に変えてみた。すると、やったことをたた羅列するだけではなく、やったことに対して一言添えるようになった。この一言が学びになる。そのときの気持ちとかちょっとした気づきや躓きとかの共有に繋がる。

個人のふりかえりを共有することで、お互いを知ることができる。ふりかえりとしての日報なら悪くないな。いや、良いかも、と思うようになった。

フリースタイルふりかえりをやってみている

一方、チームで行っている定期的なふりかえりでは、しばらくプラスデルタをやってきたけど、ちょっと飽きてきた、もとい刺激が欲しくなったのと、評価を手放したかったというのもあって、フリースタイルでのふりかえりをやってみている。

真っ白なボードにただ思ったことを書き出していくだけ。『良かったこと』とか『続けたいこと』とかそういうフレームに縛られずに自由に書き出すフリースタイル。ほんとに真っ白だとさすがにやりにくかったみたいなので、自由さを維持しながら、悩むことなくふりかえれる仕掛けもいろいろ試してみているところ。チームでするマインドフルネスな感じになっていけばいいな。

ふりかえりカンファレンス2023で登壇

毎年行われているふりかえりのカンファレンスであるふりかえりカンファレンス2023では、味変がテーマだったので、言葉を塩に見立てて、ふりかえりで使うといい言葉を取り上げた。ここに挙げたのは僕が使う言葉の一例。食卓にある調味料のように、よく使う言葉を用意しておくと迷うことなくファシリテーションできるのでおすすめである。

ちなみに

ふりかえり手法『YOW』はこちらを見てやってみた。

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