自分を見つめる旅 トラウマの日々 

現代社会において、トラウマを抱えない人はいない。

美大時代、先生が言ってたことだ。なんなら先生はブチギレていた。
先輩のファッションショーを手伝ったら、そこにいた一人の先輩の作品テーマが自身のトラウマであり、それに対して先生がこんなふうにキレていたのだ。
それはあなたのアイデンティティなんかではない。みたいなことを言っていて、衝撃を覚えたことがある。


かく言う私もトラウマ満載の人生だ。


恐らく日本において私はマジョリティに属しているだろう。でも人生で異様に大小様々な性的加害を受けている。「いじり」も受けやすいたちで、小さな頃から外見から何から何まで、言われてきたしそれをまた覚えている。
それでも人懐こい性格で、あまり人を疑ったり壁を作らないから、また面倒事に巻き込まれる。

まさか30手前にして三つ編みサングラス、タトゥーもあって、ミニモニみてーなピンクズボンを履くねーちゃんが、悪夢とフラッシュバックに慄いて自己肯定感ガン低いとは誰も思わないだろう。

でもそんなある日、というか、デンマークに留学している間に「もうこんなのやめたい」と思い出した。

デンマークがこんな印象だったからかもしれない。

・一際一人一人が自立していて、バウンダリーがしっかりされている感じがした
・性の消費を想起させる広告もなく、セックストイの広告はあれどいやらしいものではない
・性や身体にしたって、自分のためのものであり安全確保されているという印象があった

またTwitterなど見ていても、気軽にカウンセリングを受けている風潮が海外ではできているという。
そんな中で、自ずとプロに相談したいと思えたのだ。


人懐こく自分で思えてても、恋愛になると相手を極端に信じられないし、属していたコミュニティから離れると急にされていたことが馬鹿馬鹿しく思えて、ガッツリ壁を作ることもある。
そこで帰国したらカウンセリングを受けよう、特に性的加害に対してちゃんと向き合おうと思った。

色々調べてみたら、EMDRという治療法が結構いいらしい。
ありえねーだろと思うような治療法なのだが、目を動かしたり刺激を与えながら記憶を思い起こすことで、びっくりするほどトラウマを乗り越えられるらしいのだ…

正直カウンセリングで話を聞いてもらうより、直接的な解決を求めていたので、早速行ってみることに。

とりあえず長いしここまで。
そんなに毎回分書くわけじゃないけど、そんなカウンセリング体験記を書きます。



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