自己肯定のための機会とは

わたくしかわのは、普段は教育業界に携わっています。
でも正直大学は美大だったし、教員免許も持ってない。でも、教育やら発達やら福祉やらに関わってるのだ。

だけど、よく思うのが「素人目だからこそ感じられることがある」ってこと。
子育てもしたことないけど、仕事をしていて感じた「こどもが自己肯定感を持てること」ひいては「人類が自己肯定感をもてるようになること」。ちょっと書いていきます。

ちなみに、教育の中で「肯定感を持ちましょう!!」みたいな内容って、あったかな。
私は義務教育終えて10年ほど経ってるけど、覚えてません。

じゃあ、自己肯定感って一体なにをきっかけにつくんだろう?

■こどもの自己肯定に必要な機会

それは間違いなく、「親に認められた経験」。

家庭環境に問題があった人ってすぐ仕草や言動、思考に表れる。
ネガティブな意味というより、多くの人がそういった特徴を抱えていて、またそれに囚われているという事実として聞いてください。

逆にいえば、家族に認められた経験をしている/家族に愛されているという自信を持っている人ほど、自分に肯定感を持てている。

よく「英語教育は早期から」って聞くけど、自己肯定感を持てることも同じ。
正直高校生にもなれば考え方の根幹は決まってると思っている。

いかに、小中学生の柔らかい時期に、環境が「彼らが自分に揺るがない自信を持てるように」伸ばしていけるかが大事ってこと。


とはいえ、子育てなんて最初はみんな初心者。

しかしながら、家族に不安を抱えていた人は、そのまま自分の新しい家族との関係性で行ってしまうことも多い。
理想のための行動例を知らないんだもの、当然。というか、家族に不安不満がない家庭などほぼないと思う。

じゃあ、改めて自分のこどもに自己肯定の機会をきちんと増やしてあげるには?
これについては、親御さんのタイプ別に必要な対応が変わると思っている。

過干渉になってしまうケース
➡︎仮説:親御さんの不安が強く、期待値が高い
➡︎必要対応:①自分の期待の言語化
      ② ①に優先順位をつける
      ③ 子供へのヒアリング(★)
(例:心配性なママ、一家をまとめているパパ)

こどものことは任せているケース
➡︎仮説:子育ての理想がわかりにくい
➡︎必要対応:①第三者からのヒアリング
      ② ①を通し自身の経験の言語化
      ③ ②から自分の考えの言語化(★)
(例:子育てはママに任せるパパ、楽しんでくれればいいと感じている方) 

各ケースの1番大事な工程に星マークつけました。参考までに。

ちなみに、この2つのケースは大体誰にも当てはまる。事象ごとに、どっちかに切り替わる感じ。
普段何も言ってこない父親に急に激怒されるみたいなこととか、ありますよね?私はありました。驚いた。

もちろん教育方針と言えばそれっきりだけど、その人にとっての理想ゴール像がハッキリしているものかどうか、ということだと思う。

そして、そのゴール像をハッキリさせることや、それをうまくこどもに伝えたり一緒に目指しやすくするためには、
どちらもヒアリングと言語化がすごく大事なポイントになっているんです。
(各ケースごとの必要対応の解説は、次の記事にて。)

ただ、言語化もヒアリングも、慣れるまでは1人でやっても主観が強くなったり、うまく深ぼることができず曖昧なまま終わってしまう。
というか、自分を客観視するのって自分にとって嫌な一面を発見するきっかけにもなりえるので、都合よく自分の価値のみを反映しやすいのだ。

でも、言語化したりヒアリングをもって接するあなたのこどもはあなたと違う。
違う人生だし、違う価値感だから。
そこで私は、第三者に壁打ちしてもらうことを推奨。

急に第三者!?て人もいるだろう。自分でできそうなのに!みたいな感じで。

■みなさんに問いたいこと

「家庭内の問題に第三者が入ること」
は、ポジティブに感じる?

結論から言うと、
「家庭内の問題が大きい人ほど第三者が入ることを嫌がる傾向が強い」
と思ってます!!!!私!!

けど、こう思うのだ。

■なぜ、第三者が必要?

家族という1番距離の短いコミュニティでは、相手への干渉が当然強くなりやすく、感情的になるのは避けられない。
もしくは、こども本人や育成者に委ねる形となり、気が付けば成長とともに信頼関係を満足に築けてない気がするケースもあるだろう。

だからこそ、相手を広い視点で受け止め、認め合えるために、その点のサンプルをよく見てきた第三者が入り、双方を公平に分析することで、お互いを繋げる点を見つけやすい。

家族が感情的になったり、期待が高まってうまくいかなくて悩んだりするのは当然で、むしろ心配してあげるのが仕事な面もある。
だからこそ、じゃあどう冷静に彼らを信じる面を作っていけばいいのか。

第三者はきっと、うまくあなたの悩みもこどものきもちも分析して、安心させてくれますよ。

(とはいえ、誰に頼むねーん!てところもありますよねー。個人的には福祉寄りの教育機関で、「自分の話をよく聞いてくれるな」と感じられるところがおすすめです。人によっていける場所・合ってる場所が違うと思うので明記は避けます)

ケースごとの対応解説は、また次回。

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