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クラウド連結会計ソフト結/YUI

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クラウド連結会計ソフト結/YUIに関連して、連結決算に関する情報含めて発信していきます。
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#クラウド連結会計ソフト

連結精算表作成後の分析②:連結セグメント情報で注記も分析も

結/YUIでは連結精算表の作成を1つのゴールとし、そこから連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書)の作成が行われます。 また、クラウドで実現する「ちょうどいい」連結会計:結/YUIのご紹介でも書いた通り、「単体・連結・開示・監査を一気通貫にしたい」という想いがあることから、連結財務諸表作成機能に加えて、監査効率化を目的とした分析機能も実装しています。もちろん、社内の分析にもご利用いただけます(

連結精算表作成後の分析①:月次推移でドリルダウン分析

結/YUIでは連結精算表の作成を1つのゴールとし、そこから連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書)の作成が行われます。 また、クラウドで実現する「ちょうどいい」連結会計:結/YUIのご紹介でも書いた通り、「単体・連結・開示・監査を一気通貫にしたい」という想いがあることから、連結財務諸表作成機能に加えて、監査効率化を目的とした分析機能も実装しています。もちろん、社内の分析にもご利用いただけます(

クリックしていくだけ:結/YUIにおける「内部取引の相殺消去」

連結仕訳は「資本連結」と「成果連結」と大きく分けられますが、このうち「成果連結」はグループ間の内部取引を相殺消去する仕訳のことを言います。今回は結/YUIにおける成果連結の一連の流れについて実例も交えてご紹介します。 1.「収集」「照合」「仕訳作成」がポイント内部取引の相殺消去を効率的に行うためにポイントとなる段階は、「収集」「照合」「仕訳作成」となります。 ①収集 グループ各社から内部取引の情報を収集する段階です。Excel連結の場合はExcelの連結パッケージを各社

連結仕訳の計上:手入力?コピー?インポート?

連結決算においては「連結精算表」の作成が1つのゴールになりますが、各社の試算表を単純合算した数字に『連結仕訳』を加味して「連結精算表」が作成されます。今回はこの『連結仕訳』についてどのように入力していくのかについて実例を交えて書いていきたいと思います。 なお、結/YUIにおける連結仕訳についての考え方は過去のnote「連結仕訳:どこまでシステムで自動化すべきか」に記載していますのでご参照ください。今回は自動化する仕訳以外の仕訳についてのお話です。 また、「開始仕訳の引き継ぎ

結/YUIの利用頻度:毎月使う?四半期ごと?

今回からは実際のユーザー様の利用事例を参照した内容を書いていきたいと思います。まずは、結/YUIの利用頻度、つまり連結決算を月次で行うのか、四半期ごとに行うのか、という点について実際のユーザー様の事例も踏まえてご紹介できればと思います。 結論としては「月次で連結決算した方がいい」となりますが、その理由をぜひご覧ください。 1.最低限の頻度とその場合のデメリット連結財務諸表を作成する最低限の頻度は「四半期ごと」になります。上場会社を想定した回答ではありますが、四半期ごとに決

開示システムとのAPI連携が開示業務に与える効果とは

結/YUIの特徴の1つとして開示システムとのAPI連携が挙げられます(※前回の記事は単体会計ソフトとのAPI連携でした)。 API連携対象となる開示システムは、宝印刷様のWizLaboとプロネクサス様のPRONEXUS WORKS(WORKS-i)であり、WizLaboの対応プランはLight、Plus、One(Noteは対象外)で、PRONEXUS WORKSはオプションでWORKS-iをお申込みいただくことでAPI連携がご利用可能となります(結/YUI側の追加料金はあり

単体会計ソフトとのAPI連携が連結決算に与える効果とは

結/YUIの特徴の1つとして単体会計ソフトとのAPI連携が挙げられます。API連携していない会計ソフトの場合はExcel又はCSVインポートになるのですが、それも大した手間ではない、API連携確かに便利だけど具体的なメリットを知りたい、と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は単体会計ソフトとのAPI連携が連結決算に与える効果というテーマで書いていきたいと思います。 ※API連携対象となる会計ソフトについては結/YUIのLPに掲載していますのでそちらをご確認くださ

Excel連結からシステム化するタイミングについての考察

これまで主に結/YUIに絡めて連結決算の概要の記事を書いてきましたが、これからはより実践的な内容(結/YUIの機能含む)を書いていきたいと思います。ということで今回はExcel連結からシステム化するタイミングについて考察していきたいと思います。 1.Excel連結のメリット・デメリットメリットは何といっても自由度が高いことです。担当者によって微妙な好みの違いがあると思いますが、それを反映できる点がExcelのいいところです。また、Excelで完結できるのであればシステムを入

連結仕訳:どこまでシステムで自動化すべきか

前回までの流れを一旦振り返ります。 まず、「会計ビッグバンで爆誕した連結会計:何が変わって何が変わっていないのか」の記事にて、連結財務諸表の作成方法はずっと変わっていないという話を書きました。そして「連結F/Sざっくり作成方法①」と「②」にて、連結範囲を決めて→各社の試算表を合算して→連結仕訳を計上して→連結CF作る、という超ざっくりな(連結キャッシュ・フロー計算書はほぼ説明してない)流れを書きました。 続いて連結キャッシュ・フロー計算書をテーマにして書いていこうかと思った

連結F/S ざっくり作成方法②

前回の記事に引き続き、連結財務諸表の作成方法について残りのステップを記載していきたいと思います。 まず連結対象となる子会社の範囲を決める 親会社と連結子会社の試算表を合算する あるべき残との差額を連結仕訳で計上する 連結キャッシュ・フロー計算書を作成する 1.あるべき残との差額を連結仕訳で計上する実務的な順番としては、「連結仕訳」を計上して、その結果「あるべき残」が算出されますが、考える順番としては「あるべき残」を考えてから、前回ご説明した「単純合算の数字」との差額

連結F/S ざっくり作成方法①

前回の記事で、連結財務諸表の作成方法は一貫して変わらずという話を書きました。では具体的にどのように作成していくのか、あまり難しくならないようにざっくりベースで記載していきたいと思います。大きく以下の4ステップがありますが、今回は前半2つについて記載します。 まず連結対象となる子会社の範囲を決める 親会社と連結子会社の試算表を合算する あるべき残との差額を連結仕訳で計上する 連結キャッシュ・フロー計算書を作成する 1.まず連結対象となる子会社の範囲を決めるまずは連結範

会計ビッグバンで爆誕した連結会計:何が変わって何が変わっていないのか

前回は結/YUIの開発背景を書きましたが、今回から「連結会計」の基礎的な内容と、適宜、関連して結/YUIの機能もご紹介できればと思います。 1.連結財務諸表はいつから開示するようになったのか連結財務諸表の作成・開示は遡ること2000年前後の「会計ビッグバン」の一環で導入されました。親会社は黒字だが子会社は大赤字(親会社の赤字を子会社に押し付け?)と言った場合には単体財務諸表だけでは正しい業績評価が出来ない、ということで、グループ全体の財務諸表を作成して開示することが義務付け