![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80499140/rectangle_large_type_2_edc03bca10fa8ea0f285c86ea236e126.png?width=800)
Photo by
dorobouneco
デジタル斥候
ちょっと前に「ロシアの苦戦は情報戦にある」という内容の朝の情報番組を見ていて、斥候のDXがもたらす市街戦の変化と捉えると合点がいった。
要するにデジタル化されたウクライナ市民が、ロシア軍の現在地や火力配備について、スマホを通じて日々戦況をアップデートしている。その結果、市街地戦制圧を困難にしているっちゅうことかと。
斥候は人類の戦争においては非常に重要で、古くは桶狭間の戦いでの第一の功は、義元の居場所を通報した梁田政綱だったほど。
よく戦争映画で市民が敵軍に通じている事を疑われ殺されるシーンがあるが、衛星インターネットとスマホにより、戦時下であっても国民全てが斥候の役割を果たせてしまう。
これこそリアルとデジタルの融合が、戦争のあり方さえ変えてしまうという良き事例なのかもね。
---以下備忘---
・ミハイル・フェドロフ(31歳)副首相兼デジタル大臣がイーロンマスクにスターリンクを打診
・2000機の衛星インターネット(高度550キロ)インフラがウクライナ国内に利用可能に
・市民が斥候の役割を担いロシア軍の戦車の侵攻位置などを現場の情報として提供
・ロシア軍は現場の通信の暗号化などがされておらず作戦が漏洩(?)
・ウクライナ政府のテレグラムという掲示板にはIT軍として30万人が登録されており巨大国防SNSの役割を果たしているという。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?