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仕事にかっこつけたかった

少し前にメモがてら保存しておいたもの
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最悪の毎日だ。

あんなにも考えることが好きだったし求められてもいたし、歓迎されていたのに、いざ働いてみると「余計なことはしてほしくない」「とりあえずは決まってることをやってほしい」と。頭を上から押さえつけられている、半年も。

初めは気持ちが反発していて、最悪!信じられない!ありえないキモすぎる!とさえ思っていたけれど、もうだんだんと自分の中の何かが大人しくなっている。

諦めなのか、受け入れなのか。
仕事と自分らしさを切り離したいから、会社へ行くときの服を選んだりもしないし、自分の言葉も思考も持ち込んでいない。一体これはなんなんだと思う時がある。よくある。

お昼の時間になると、セブンのかろうじで仕切られた一人分のイートインスペースでおにぎりを食べる。ストレスはない。ストレスすらも感じなくなったのだろうか。はて。

続けられる理由はひとつ。来年海外に行くからだ。海外に行けば何かが変わると信じているからだ。

けどもうそれも、今の自分を身動きとれないようにさせている気がしている。
お金をセーブするために友達とも遊ばない、旅行にも行かない。我慢我慢の倹約生活。
仕事にもプライベートにも自分らしさがなくなって、一体海外に行ったらどれだけの自分らしさの解放が行われるのか。
それさえも確かではないのに、それに託している節がある。

でも、託しているのに、毎日そのための勉強をしていない自分を嫌になる。

たぶん、掴めていないからだ。海外に行って何をするのか、イメージができず今何をしたらいいのかまで分解できていない。全くできていない。

本を消耗品のように一冊読んではなにもなかったかなように本棚にしまっていく。内容を覚えていない。確かに読んだはずなのに。

海外に行くことの不安はある。
お金のこと、帰ってきたあとの仕事のこと。

こんな思いをしてまでわざわざ海外に行きたい理由は一体なんだったのだろう。もう、行きたいと心の底から思えていた自分が見当たらない。

毎日、同じ話ばかりしているし。働くってこういうことなのかな。ルーティンの中に入るってこういうことなのかな。それにしても、この社会人とやらは受動的だな。もっと仕事にかっこつけたかったな。

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