良質なコンテンツ
確か司馬遼太郎さんの本で読んだのだったと思うけど、
頼朝と義経が清盛の前に連れてこられて、
常盤御前が嘆願して命ばかりは助けられるシーンが脳裏に焼き付いている。
頼朝の命を助けた為に平家は滅ぼされる事になる。
頼朝が居なければ坂東武者が一致団結する事は無かったかもしれない。
今年の大河ドラマ 鎌倉殿の13人 が面白い、というか、凄い。
頼朝が生きているうちはまだプロローグだ、という三谷幸喜さんの脚本が凄まじい。
邪魔な者は殺す、という頼朝の死後の権力争いが本編だ。
三谷幸喜脚本と言えば、笑う場面がちりばめられているものだったけれど、
この大河は笑うところは殆ど無く、毎回、恐ろしい展開になって、
ドラマを楽しむというよりは、うんざり辟易という凄いものになっている。
思い出してみると、一番笑ったのは、
文覚(市川猿之助)の勘定奉行「おまかせあれぇええ」と、
安達の藤九郎殿(野添義弘)の息子が登場した時だったか、、、
大河ドラマは役者の演技が素晴らしく、また、NHKの底力、演出の凄さも光っている。
大河ドラマを毎年楽しみに見てしまうのは、この演出力の凄さだ。
これは民放には期待できないNHKの底力だと、強く思う。
出演者の人数の多さもNHKならでは、だ。
演劇を見る楽しみというのは、やっぱり役者の演技であり、演出であると思う。
ストーリーなど、どうでも良いのだ。
特に大河ドラマはもうストーリーはほぼ史実通りなので、ストーリーは最初から分かっている。
大河ドラマの楽しみ、もう一つは連動するツイッター。
楽しみが倍増する。
放送後は毎週必ず #鎌倉殿の13人 がトレンド入りする。
NHKをぶっ壊せとか言ってるけど、このハイクオリティなドラマは是非長く続けて欲しい。
大河ドラマはなぜこんなに面白いのか
NHKをぶっ壊さないで
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