生きる意味

新卒で一部上場企業に就職したけれど、1年で辞めてしまったA君。

何がやりたいか聞いても、やりたい事も特に無く、、、、。

こういう会社は面白そうかな、とか、そんな感じで新しい就職先を探している。

そんだったら、どうせ仕事は大変なんだし、

自分のやりたい事は休みの日にやる事として、

休みが多い企業に勤める事にして、そのかわり、仕事は我慢してやる、

つうことにしたらどうなんだべ、とか、色々話をしたりします。

これからどっか会社に勤めようと思っても、そうだよねぇ、どこに就職すればいいか、なんか解らないものねぇ、、、。

んで、だいたい年間どれくらい休みが有るんよ、

と、聞いたら120日くらいなのだとか。

ええええええ?そんなに有るの?

俺なんか、年間10日くらいしか休み無いんですけど、、、。
そんなに休みが有るんなら、我慢して働き続けなさいっての。
贅沢なんだよ。
わがままなんだよ。
ありがたいと思わなくちゃいけないんだよ。


そんなに休めるなら、仕事は仕事として我慢して続けて、

休みの日に自分の人生の目標を追って生きていけばいいじゃないか、

と、話をしたのでした。

しかし、、、、。

人間って、何の為に生きているんでしょうね、、、。

最近思うのは、人間も、虫や動物と同じなんじゃないか、ということ。

要するに、社会を維持する為に働いて、子孫を残す。

これ以外に特に意味なんて無いんじゃないかと思ったりします。

人生の意味、なんて、幻想なんだろうな、と、思ったりします。

でも、虫や動物と同じでも、結構じゃないですか。

そうなんですよ、きっと、そうなんだと思います。

働いたり、休憩したり、怒ったり、笑ったり、恋したり、楽しかったり、

辛かったりして、それが楽しいんじゃないんでしょうか。


ある人は金を稼ぐのに必死になって、それに熱中して生きていく、

ある人はぼーーーっとして生きていく、

ある人は、日常のちょっとした事に喜びを見出して生きていく、

生きているからには、何かしら熱中したり、続けたり、繰り返したり、

何かをやって生きているわけで、

その生活の中に小さな喜びが有るんじゃないでしょうか。
こういう小さい喜びや試行錯誤や熱中や諦めや、うれしさや悲しさや、
そういう色々な小さい事が、生きる意味なんじゃないんだろうか、、、。

大きな、だいそれた意味なんて無いんじゃないのかな、、、。

昔は「終身雇用制」だった、などと言いますが、そういう制度が有ったわけではなく、社会全体がそういう雰囲気だった、という事なんでしょうかね。

この会社に就職が決まったから、よし、ここで頑張ろう、と、素朴に思う、

そういう雰囲気だったんじゃないでしょうか。

なので、疑いを持たず、続けていって、自然とその生活の中に小さな喜びを見出して生きていられたんじゃないでしょうか。


条件の良いところ良いところ、と、目移りするのは不幸なんじゃないでしょうか。

しかし、、、年間120日くらい休みが有るんだから、

そんなに休めるなら休みの日に何でも出来るよねぇ、、、。

贅沢言わず、素朴な気持ちで働くのが一番シアワセなんじゃないでしょうかねぇ。
自分は虫や他の動物と同じ様に、社会の中で生かされていると、
素朴に思えば、それが幸せなんじゃないでしょうかね、、、。
大いなる自然だの、神様だのに、生かされている。
そのつかの間の喜びを味わうという様な、素朴な喜びが人間の喜びなんじゃないんでしょうか、、、。
それが生きている意味なんじゃないかと、思うのであります。


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