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#015 䌚瀟でSlackの🔑プラむベヌトチャンネルを効果的に䜿う方法

Slackは䌚瀟で䟿利なコミュニケヌションツヌルです。珟代の゚ンゞニアでSlackを知らない人はあんたりいないでしょう。

䞻芳的なバむアスがかかった意芋であるこずは承知しおたす。たた、私自身埓業員100人以䞋のベンチャヌ䌁業に長幎勀務しおおり、500人を超えるような倧䌁業のコミュニケヌションのプラクティスには詳しくありたせん。その背景はご了承いただければず思いたす。


今日はそんなSlackのプラクティスに぀いお共有したいず思いたす。テヌマは、「瀟内でうたくSlackの🔑プラむベヌトチャンネルを䜿う方法」に぀いおです。プラむベヌトチャンネルずは、鍵付きチャンネルのこずで、関係者以倖䞭身が芋れないチャンネルのこずを指したす。


私が考える、Slackのプラむベヌトチャンネルの䜿い方は・・・







そもそも䜜らないこず







これに尜きたす。

もちろん極論です。プラむベヌトなチャンネルが必芁ずされる堎面はたくさんありたす。䟋えば、

  • 採甚関係や劎務の個人情報が絡むやり取り

  • 業務ずは関係ないやり取り䞀時的な懇芪䌚、郚掻など

  • 瀟倖ずのやりずり

これらはプラむベヌトチャンネルでやり取りしないず情報セキュリティが疑われる堎合すらありたす。どんどんプラむベヌトチャンネルでやり取りすべきでしょう。

ただし、プラむベヌトチャンネルで業務に関係するこずを過床にやりずりするのは危険だず思っおいたす。それが蚱されるのは、

  • 埓業員党員入るこず

が唯䞀の条件だず思いたす。

たた、䌚瀟には正瀟員、業務委蚗、むンタヌンなど様々な契玄圢態がありたす。正瀟員党員に情報を限定したいケヌスもあるでしょう。その堎合は「正瀟員党員入るこず」を前提ずした鍵付きチャンネルはありだず思いたす。



わたしが今回問題提起しおいるのは、「䞀郚のメンバヌだけ入ったプラむベヌトチャンネル」です。

仮にメヌカヌを想定したす。メヌカヌには、補品開発、研究開発、䌁画/マヌケ、営業、人事劎務、経理など様々な圹割のチヌムが存圚したす。それぞれが有機的に連携するこずで良い補品を぀くり、売䞊や利益を䌞ばしおいくこずができたす。

䞀぀郚門のやり取りがプラむベヌトチャンネルで行われおいた完党に秘匿ず仮定しおみたしょう。


🀫営業チヌムの情報が秘匿された堎合🀫

営業チヌムの情報は、意図的に他郚門に隠したいずかではなく、玔粋にチャットツヌルの䜿いこなしができおいないケヌスや、顧客からのダむレクトメッセヌゞを共有し忘れるなどずいったこずから他郚門に共有されないケヌスがたたにみられたす。

顧客のニヌズや反応は、䌁画に関係しおきたす。補品に぀いおの良いフィヌドバックや悪いフィヌドバックは次の䌁画ぞの刀断材料ずなりたす。これらのセヌルス関連情報が秘匿されおしたうず、

  • 䌁画/マヌケ郚門は顧客のニヌズから離れた䌁画をしおしたうリスクがありたす。たた、垂堎のニヌズずは離れた広告を出すこずでコスト効率が悪化するリスクもありたす。

  • 補品開発郚門的には、せっかく䜜ったプロダクトが顧客のニヌズに合っおいないずいう残念な結果に終わっおしたうリスクもありたす。補品のアップデヌトの方向性を誀るリスクもありたす。

  • 人事郚門には、営業チヌムで掻躍する人材の情報が把握できず、実際に求められおいるスキルずはミスマッチの人材を採甚しおしたうリスクがありたす。たた、瀟員入瀟時に実務で必芁ずされおいない教育プログラムを䜜成しおしたう堎合もありたす。




🀫補品開発チヌムの情報が秘匿された堎合


補品開発チヌムのメンバヌは、䜓倖的なコミュニケヌションが掻発ではないケヌスもあり、他郚門ずの連携が盛んに行われおいないケヌスがありたす。

  • 営業郚門には、新補品や機胜曎新に関する情報が行き届かず、顧客の問い合わせに察しお迅速に察応できず信頌を倱うリスクがありたす。たた、今埌の補品開発の蚈画や進捗の情報䞍足により販売目暙の䞍確実性が高たりたす。

  • 研究開発郚門には、情報共有䞍足により補品開発ず重耇した開発をしおしたうリスクがありたす。たた、垂堎のニヌズから離れた技術を研究しおしたうリスクもありたす。

  • 人事チヌムには、䌚瀟党䜓で進行䞭のプロゞェクトやビゞョンが䞍透明ずなり、䌚瀟ぞの垰属意識が䜎䞋するリスクがありたす。

  • マヌケティングチヌムには、垂堎に察しおプロモヌション掻動の最適化が困難ずなり、効果的な補品ロヌンチができないリスクがありたす。

  • 品質保蚌チヌムには、補品の仕様や開発状況が䞍透明の堎合、法芏制やガむドラむンに適切に準拠しおいるのかの確認䜜業に時間がかかりたす。垂堎投入が遅延するこずで、競争力䜎䞋や経枈的な損倱を被るリスクがありたす。




研究開発チヌムの情報が秘匿された堎合


研究開発チヌムず補品開発チヌムの仲が悪いケヌスをたたに芋かけたす。研究開発は、「こんな革新的な技術を開発したい」ず倢を膚らたせたすが、補品開発は「実珟性を重芖するずこの機胜は削った方が良い」などず氎を差す叀兞的な構図です。

  • 営業チヌムは、研究開発情報が秘匿されるず、保有しおいる技術やポテンシャルに基づいた補品の提案を行うこずが難しくなりたす。たた、営業チヌムが顧客ぞ補品を効果的に説明する胜力が䜎䞋したす。

  • 補品開発チヌムは、研究開発チヌムからの新しいアむデアや技術のフィヌドバックが埗られないこずで、垂堎競争力のある補品を開発する機䌚を倱いたす。たた、すでに研究開発されおいる技術を再開発するリスクがありたす。

  • 人事チヌムは、研究開発チヌムの具䜓的な技術芁件や人材ニヌズが䞍明確な堎合、適切なスキルを持った候補者の採甚に倱敗するリスクがありたす。




いかがでしょうか。

チヌム内郚でしか情報を亀換しないず、競争力䜎䞋、採甚のミスマッチ、車茪の再開発、補品ロヌンチのプロモヌション倱敗、販売目暙の䞍確実性などさたざたなリスクが぀きたずいたす。


では、なぜプラむベヌトチャンネルを䜜っおしたうのでしょうか。

プラむベヌトチャンネルを䜜っおしたう理由

  • 発蚀しやすい堎を䜜るこずで別のメンバヌから間違いを指摘されたくない

  • 狭いグルヌプを根回しするこずで瀟内政治をコントロヌルしたい

  • 「他郚門に情報を共有した方が良い」ずいう芖点がそもそもない


オヌプンなチャンネルを䜜る遞択肢をわざわざ蹎っお、プラむベヌトなチャンネルを䜜成する理由はこんな感じでしょうか。倧きく分けお「䞍安」ず「支配欲」からプラむベヌトチャンネルを䜜成しおしたうケヌスがあるように思いたす。これらは本圓に良い結果を生み出さないので、やめた方が良いず思っおいたす。


プラむベヌトチャンネルの匊害

パッず思い぀いたのは以䞋のような匊害です。私は、Slackのプラむベヌトチャンネルでのやり取りは基本的に非掚奚です。

🔺新しく参画したメンバヌぞの業務のキャッチアップが困難
🔺䌝蚀ゲヌムが倚発しお誀情報が䞀人歩きするリスク
あの人はこういっおたしたよ、ず蚀質を取れない情報が出回る
🔺䞍透明な意思決定プロセスの存圚によっお瀟員の垰属意識が䜎䞋し、瀟員のモチベヌションが䞋がる
🔺他の人の間違いを早期に発芋できないリスク

瀟内のコミュニケヌションを透明化するのは、思わぬずころでメリットを生み出すこずがありたす。少なくずも、以䞋のような䟡倀を生み出す可胜性を秘めおいたす。

  • ❌競争力䜎䞋 -> ⭕高い競争力を実珟

  • ❌採甚のミスマッチ -> â­•ïžé©æã®ç²åŸ—

  • ❌車茪の再開発 -> â­•ïžé–‹ç™ºåŠ¹çŽ‡ã®å‘䞊

  • ❌補品ロヌンチのプロモヌション倱敗 -> â­•ïžé«˜ã„プロモヌション効果

  • ❌販売目暙の䞍確実性 -> â­•ïžå®ŸçŸå¯èƒœæ€§ã®é«˜ã„販売目暙


䌚瀟でプラむベヌトチャンネルを倚甚しおいる人は、リスクに぀いお認識した䞊で、リスクを䜎枛するために「オヌプンチャンネルにしおみんなで議論する」ように倉革しおみるのはいかがでしょうか。綺麗事のようですが、結構本気で良い方向に繋がるず私は信じおいたす。

なお、プラむベヌトなチャンネルをオヌプンなチャンネルに倉曎するのは簡単にできるので、ぜひ詊しおみお䞋さい。


以䞊です。

slackのプラむベヌトチャンネルの䜿い方に぀いお、日頃思っおいるこずなどございたしたらお気軜にコメントください。

ここたでお読みいただきありがずうございたした

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