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会社が急成長して得られた3つのメリット

2020年5月。

私が「株式会社エージェントグロー」というSES企業を創業してから丸4年が経ちました。

この4年で社員数は0名から190名を超えるほどとなり、昨年(第4期)の経常利益は9,500万円を達成することができました。

00_第4期全社員総会_集合写真

創業当初は999万円だった株価も約20憶円(類似会社比準方式)へ。

およそ200倍へと跳ね上がることとなり、急成長している企業であるといっても過言ではないと自負しております。

そこで今回は、企業が急成長することによって得られるメリットについて皆さんにご紹介してみようと思います。

この記事を通じて『よし、うちの会社も急成長させるぞ!』と決意してくれるSES企業の経営者が増え、その企業で働くエンジニアの待遇が更に向上する一助となれば幸いです。

メリット1

メリットの1つめは『従業員の待遇を大幅に良くすることができる』というものです。

SES企業においては『エンジニア数=会社の力』という図式が成り立ちます。

エンジニアが増えれば増えるほど企業としての売上も上がっていくことになりますし、会社の規模が大きくなれば大手企業との取引も増やしやすくなります。

どのSES企業においても『エンジニアをいかに増やしていくか』という点に苦心なさっているのではないでしょうか。

しかしながら、エンジニアの人数が増えるということは良いことばかりではありません。当然のごとく事務作業なども増えてしまいますので、販管費の増加にも頭を悩ませることでしょう。

逆に言えば、この『販管費』を抑えることこそが急成長の秘訣であり、ひいてはエンジニアの待遇改善への近道となるのです。

私の経営するエージェントグローでは、この4年間徹底した業務効率化を行うことで販管費を抑制し、下記のような待遇改善を実現しました。

・還元率を『67%』から『71%』へUP
 (2024年まで毎年1%ずつUPさせます)
・下限保証制度の導入
 (有休等の取得で現場ごとの下限を割ったとしても、
  月30時間までは会社が保証するという制度)
・さらなる福利厚生の導入
 (確定拠出型年金、食事補助 etc......)

徹底した業務効率化は、従業員の年収アップ実現にも繋がります。

例えば、創業1年目から在籍していたエンジニアの年収は『平均100万円Up』を実現。本社人員の年収も『最低144万円/最大888万円のUp』を実現することができました。

『頑張っている従業員の給与を何としてでも上げたい』とお考えの社長さんは多いと思いますが、ぜひ急成長を目指し実現していただきたいと思います。

メリット2

メリットの2つめは『会社の財務状況を急速に改善することができる』というものです。

まずはエージェントグローのIR情報をご覧ください。

この4年間で自己資本比率40%は近くとなり、純資産は1.8憶円となっていることがおわかりいただけるかと思います。

金融機関の方とお話しすると、『創業4年ではありえない数値だ』などとコメントいただくことが多々あります。

経営者の方であればよくご存じかとは思いますが、創業してから財務状況を健全化させるまでには多くの時間がかかります。

2020年5月現在、新型コロナウイルス感染拡大に端を発した不景気が訪れております。

不景気な状況では『倒産までには至らないが攻めにでるほどの体力が無い』という状況になりやすく、ピンチをチャンスに変えることができなくなってしまうのです。

早期に財務状況を健全化することは、万が一の時の保険にもなりますし、ここぞという時の武器にもなります。

健全な財務状況を従業員へ情報開示すれば、正しい安心感を与えることができ従業員満足度の向上や定着率の向上に寄与します。

ぜひ、会社の急成長を通じて、財務状況の健全化を早期に実現してみてください。

メリット3

メリットの3つめは『役員報酬を適切に大幅アップすることができる』というものです。

役員報酬は経営者の実績——例えば売上などに応じて適切に定めるべきものでありますから、会社が急成長すれば役員報酬を大幅アップさせることが可能となります。

例えば私の場合、第1期の役員報酬は月額35万円でした。それが第4期になると月額900万円にまでUp。

年収だと1億800万円です。

このように書くと『経営層だけ儲けたり会社にガッポリため込んでいるから、従業員の待遇や給与なんて雀の涙なのではないのか』などというコメントをいただくことがあります。

断言しますが、必ずしもそうなるわけではありません。

エンジニアを増やし、徹底した業務効率化により経費を削減し、営業努力によりエンジニア一人ひとりの単価を最大限に高めることができれば……。

従業員の待遇や給与も、会社の利益も、役員報酬も、すべてを高くすることができるのです。

誰かが犠牲になる成功は持続性がありません。

例えば下記に当てはまるような状態の企業があったとしたら……。その企業は『良い会社』とは言えないのです。

①社員の給与を低くする
 (社員が犠牲になる)
②役員報酬を低くする
 (経営者が犠牲になる)
③会社の利益を削る
 (財務状況が不健全になる)

誰も犠牲になることなく、みんなの待遇を良い状態こそが理想の姿なのです。

理想の姿をいち早く実現させるために、ぜひあなたの会社を急成長させてください。

まとめ

日本国内のSES企業は、10,000社以上あると言われています。

しかし、その平均社員数は30名規模。この規模では従業員の待遇を上げるにも限度があります。

『何か』を犠牲にすればその限度は上がるでしょうが、長続きすることは決してありません。

エンジニアの待遇改善を真剣に考えているSES企業経営者の皆さん、ぜひエンジニア数を増やし会社の急成長を目指してください。

そうすることで、従業員の待遇も大幅アップすることができ、ついでに会社の安定性や自分の待遇アップも実現することができます。

そして、中小企業で働いているエンジニアの皆さんへ。

もしあなたが所属する会社の経営者が、会社を成長させる気がなさそうであれば……。

あなた自身のためにも、急成長を目指す企業への転職をお勧めします。